黒い十人の女・第10話（最終回） [黒い十人の女]
黒い十人の女・第８話 [黒い十人の女]
黒い十人の女・第５話 [黒い十人の女]
「別れたいけど別れられないんじゃなくて、別れられるのに別れないだけでしょ。なんか、ドラマのヒロインみたいな言い方でしれっと正当化してるけど、不倫は現象じゃなくて行為なんだよ。わかる？ まるで不倫という現象に巻き込まれて、抜け出せなくなった、みたいな言い方してるけどさ、きみは自分の意思で既婚者とつきあって、自分の意思で相手の家庭を不幸にしてるんだよ。それが不倫っていう行為なの。（中略） もちろん、いちばん悪いのは、奥さんがいるのにきみを誘った風さんだよ。だけど、決してきみは被害者ではない。れっきとした加害者だよ。加害者のくせに悲劇のヒロイン面するのはやめたほうがいいでしょ。カッコ悪いでしょ。スベってるでしょ。（ぼくの言ってることが）ウザいのは図星だからでしょ。正論 突きつけられて、自分が間違ってることを明白にされることが恥ずかしいからでしょ。悲劇のヒロインでいられなくなるからでしょ」
日本テレビ／2016年10月27日放送
【脚本】バカリズム／【脚本協力】オークラ／【原作】和田夏十
黒い十人の女・第４話 [黒い十人の女]
「これは、ただ訳が分からないものを、芸術とかいって逃げてるタイプの典型だね。なんなら、理解しなほうの責任にしちゃう、いちばんダメなやつ。おそらく、終わったあと楽屋に行ったら、佳代さん自身は やりきったっていう顔で『どうだった』って聞いてくると思うの。もちろん、それは『さあ、ほめて』ってことで。まあ、そのときのために、ほめるところを探しながら観とくといいかもね。まあ、『独特ですね』とか言っとけば、喜ぶんじゃ？ そう、こういうひとって、ほかとは違うのよっていう意識が異常に高いから、 “変わった舞台” っていうニュアンスの言葉、100パーセントほめ言葉として解釈すんのよ、バカみたいに」
日本テレビ／2016年10月20日放送
【脚本】バカリズム／【脚本協力】オークラ／【原作】和田夏十
