噂の女・第10話(最終回) [噂の女]
「あたしね、糸井さんのこと、ちょっと尊敬する。田舎の普通の女が いちばん やれるドデカイことっていったら、男をダマして金を絞り取るぐらいでしょ。それをやって、のし上がったんだから。平凡な結婚をして、子供ふたり産んで、小さな建売り買って、家事と育児とローンに追われて・・・。田舎の女はそんな人生の船にしか乗れないじゃない。でも、彼女は自分の船をこぎ出した。大海原を渡ってる。愛人のひとりやふたり殺したって、正当防衛」
「トカゲのしっぽは かわいそう。自分も体の大切な一部だって思ってたのに、違う。切り捨てられて初めて、そんな扱いだったと知る」
BSジャパン/2018年6月23日放送
【脚本】福田卓郎/【原作】奥田英朗
噂の女・第9話 [噂の女]
「不穏分子はすべてつぶす。臆病な人間が、結局はいちばん強いんだ」
「世の中には、罪悪感なんて吹き飛ばしちゃうくらいのものがあるの。正義しか見ていないあなたには、わからないでしょうけど」
BSジャパン/2018年6月16日放送
【脚本】福田卓郎/【原作】奥田英朗
噂の女・第6話 [噂の女]
「行き過ぎた競争は格差を生むだけとは思いますけど、内輪の利権を分配するような(土建業界の)やり方は、それはそれで寿命がきてると思います」
「お金がないひとって、なんで自分はお金と縁がないんだろうって思うみたいなんだけど、そのへんに お金なんて転がってる。無人島の草と同じ。食べられるものは、いくらでもある。けど、どうおいしく食べるかは、自分の料理次第。自分の目でしっかり見ないと」
BSジャパン/2018年5月26日放送
【脚本】井上テテ/【原作】奥田英朗
噂の女・第5話 [噂の女]
「女は化粧と衣装で どうとでも化けられるんだから。(中略) 歯並びのいい子をスカウトすれば、どうにでも仕込めるんだって」
「ひとに使われてたら、絶対にお金持ちになれなわよ。自分で はじめなさい」
BSジャパン/2018年5月19日放送
【脚本】福田卓郎/【原作】奥田英朗
噂の女・第4話 [噂の女]
「この町の中年って、ある程度 お金を持ったら、その先の向上心なんて ないんだから。そのお金で、どれだけ女と遊べるか。それしか考えてないの」
「べつに(あたしは)勝ってるわけじゃないよ。負けてないだけ。この町で負けないように生きてるだけ」
「知ってる? ウチら女ができること。ウチら女はね、男を選ぶことしかできないの。女が一生懸命 働いたって高が知れてるし、この町でチャンスなんか転がってない。男を選んで、せっせと お金を運んでもらうの。ウチら女は それで贅沢をする。それが負けない方法」
BSジャパン/2018年5月12日放送
【脚本】井上テテ/【原作】奥田英朗