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彼氏をローンで買いました・第8話(最終回) [彼氏をローンで買いました]

「もっとアゲろ。あたしをアゲアゲしろ。妊娠、出産は病気じゃない。こちとら、(大きなお腹して)閉鎖空間で誰からも心配されずにカリカリしてんだっつーの。(マタニティヌードでも撮る?)そうな、そういう、本当は誰も見たくねえ自己満、大事かもな」


フジテレビ/2018年9月28日深夜放送(2018年4月27日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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彼氏をローンで買いました・第7話 [彼氏をローンで買いました]

「家に帰って、家事や育児も分担って・・・仕事みたい。(中略) 自分も働いてたら、あんたも(家のこと)やれって話には当然なるし、イライラ、カリカリしちゃいますよね。仕事もストレス。家庭もストレス。多少でも稼ぎがあったら、母子手当もあるし『すべ。離婚すべ』って、まあ、なりますわな」



「19世紀の明治まで日本はとっても離婚が多かったの。(中略) まあ、農家も多かっただろうし、嫁いでも働き手だっただろうし、嫁いびりは伝統芸能だっただろうしね。大正時代になって、日本にも資本主義が浸透してきた。そこで専業主婦が出現したの。画期的。まさに役割分担。女は家庭を守る。男はひたすら働く。離婚率は激減した。この国の家庭の安定はここから。それなのに、結婚できない頭でっかちなフェミニストブスがねたんだ挙句に、主婦たちを洗脳しだしたんだね。食わしてもらってるなんて、それって家畜じゃね? ミジメじゃない? (中略) そりゃあ、夫婦ゲンカすれば、うっかり言っちゃいけないことだって言うし、言われる。それをモラハラだって。離婚した友達に相談したら、ひどーい、離婚しちゃえ。女の友情なんて、そんなもの。ほかの女の幸せなんて、考えてるわけもない」



「神様は子供を産んでも あなたに母性をくれなかった。(あなたは)女として旦那に かまってもらいたかった。いや、旦那じゃなくてもいい。気に入った男なら誰でも。一生、女でいたいから。なのに、中途半端なんだよ。(別れた)旦那に(子供を会わせないなんて)くだらない嫌がらせしてさ。(中略) 認めりゃ、いいだけだろ。『ごめんね、いい母親には なれない。ママはずっと女でいたい』――。嘘やごまかし言わずに、母親づらもしないで友達のように子供と向き合うのアリじゃねえの? (オレがあの子を叩くのは、あなたがやってることも)虐待だって教えてやってんのさ。父親 取り上げるクソ母親面の、このひとにね」



「オレを見ろ。ちゃんと見ろ。そりゃあ、ツラはいいわ。親に感謝だ。それ以外、おまえが言うようにカスだろ。たしかに表面 優しくできるわ、腐れホストと同じだからな。借金 肩代わりして(もらって)りゃ、へいこらもするわ。なんせ、オレにはストレスがないからな。仕事のストレスなんか、なんもねえ。フリーターなんだからな。それだって、嫌なら すぐやめちまう。自分にストレスがなきゃ、女なんて いくらでも優しくしてやる余裕はあるよ。ロクな仕事してねえやつは、女に向けて、それこそ猫かぶるって話だよ。貴重な食い扶持ぶち。なんなら、金だって引っ張れるしな。バカな女は それを勘違いする。戦場で働いてる男と一緒じゃねえよ。家庭や、国の未来のために頑張ってるやつと一緒じゃねえよ。本物の優しさと、偽物の優しさ、勘違いすんな。そんで、家庭こわして、ゲスな不倫するクソ妻になっても、あとの祭りだって。そうだよ、ロクな仕事してねえやつが、余力で女に優しくしてんだよ。女だって、そうだろ。仕事でテンパってりゃ彼氏に、育児でテンパってりゃ旦那にまで優しくしてらんねえだろ。役割分担だ。どうぶつの森だろ。それぞれ違うポジションで頑張って、尊敬し合って、つかの間 優しくしあって充電して、また頑張る。おまえの言ってるのが最高で、最強の夫婦の在り方だ。この国が腐ったのは、割り勘でいいって甘やかした女たちと、割り勘でラッキーって去勢された男たちの成れの果てだ。(対等の意味を間違えてる。)なんなら全部 出してって(甘える)オレらの “へなちょこ優しさ” がいいなんて、どうかしてんだろ」
→参照(3段目)



「男と女、オスとメスは一緒じゃない。10年 寿命が違うの。(1度しかない人生の、10年のご褒美は)子供よ。子育てに、つべこべ言わずに10年を注ぎなさいって、女の宿命――。(働きながら、片手間でやっていいことじゃない。)命のバトン、その10年なんだから」


フジテレビ/2018年9月21日深夜放送(2018年4月20日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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彼氏をローンで買いました・第6話 [彼氏をローンで買いました]

「家庭は妻が出す空気で居心地のすべてが決まる」



「長くても4年で恋は終わるという。それを愛という概念で縛ろうとするだけ」


フジテレビ/2018年9月14日深夜放送(2018年4月13日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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彼氏をローンで買いました・第5話 [彼氏をローンで買いました]

「ぼくは男女の友情など信じていない。(中略) 男性は目的脳であり、女性は共感脳だ。わかり合えない生き物を結ぶには、どちらかに性的興味が発生している」



「10何年も出生率が下がり、人口は毎年40万人も減ってる。超高齢化の時代だよ。この国には資源もないんだ。この国が生き残るためには、若いぼくたちが外貨を稼ぎに、中国や欧米に出るしかない。男たちがいまの2、3倍働くべきさ・・・女性に安心して子供を産んでもらうためにはね。彼女から(ぼくの浮気について)なにか聞いてる? 誤解をしないでもらいたいが、ぼくは結婚という契約を重視してる。(婚姻)届を出してからは、そんなことはしない。それまでは誰が理想の相手かと、後悔しないように吟味しているんだ。(だったら、彼女が浮気をしてもいいだろうと言いたいのもわかるが、)男と女は違う。男の浮気はシステムであり、女の浮気は感情を伴う。(男女)差別ではない。誰の子供か わからないと困る。重さが もともと違うんだ。ぼくは家族を重視しているし、愛する。ただ、ぼくが家族やこの国のために無我夢中で働くとき、そこに くだらない心配事をしたくない。(中略) 母親が(子育てについて)不平不満を言えば気になる。気になれば、仕事がおろそかになる。結果、父親たちは慣れない育児に参入し、働きが大いに鈍る。家庭単位でそれなら、国単位では現状のように、この国は墜落する。未来のぼくらの子供たちに、苦労させたくはない。生き物のバトンとは、そうあるべきだ」



「調停、上等よ。この国はね、先進国で唯一、共同親権じゃなくて、単独親権なわけ。わかる? いくら(別れた旦那が)訴えようが、あたしが(息子に会わせるのは)『いやだ、アッカンベー』って言ったら、会えないわけよ。理由なんか、でっちあげるわよ。旦那がDVしただの、息子が怖がって会いたがらないだの、なんでもね。(中略) 女はね、みんな女優よ。シングルマザーで健気けなげに生きてる――。泣きの演技で同情 誘えば、ボランティア気取りの調停委員なんて、チョロいチョロいの、チョロQよ」



「潔癖で一途が専業主婦の(持つべき)鉄のメンタル。韓流アイドルに疑似恋愛だけが、許されるギリなライン」


フジテレビ/2018年9月7日深夜放送(2018年4月6日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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彼氏をローンで買いました・第4話 [彼氏をローンで買いました]

「(ほかに女がいたから離婚するなんて)アホな女の極致。浮気だろうが、ゲス不倫だろうが、太い気持ちで許してやんのよ。『このクズ野郎』って胸の中でツバ吐いても、『もう、今回だけだよ』って渾身の作り笑い。(世間では きっぱり離婚した ゆうこりんが称賛され、それでも別れない安田美沙子がディスられてるけど)罠よ。それは、不幸なブス女たちの罠。『離婚しろ。おまえも離婚して苦労しやがれ』っていう、呪いの罠。安田美沙子様は引っかからなかった。だから『チッ』てなもん。(中略) 『シングルマザーは大変よね。偉いわー』って、そんな評価、クソくらえよ。同情したって、誰も金を恵んでくれないでしょ。とっても悪意あるネットブスたちの罠。どうぶつの森にはたくさんの罠が仕掛けられてる。(赤信号、みんなで離婚すれば、こわくない。)そして、ドーン。ひき殺される」



「仮に(彼があたしの浮気を疑って)嫉妬したとしても、プライドがあるから、かけらも見せずに『さようなら』よ。いい男は、追えば逃げる。逃げても追わないの。(恋愛感情よりもプライド優先)それでいいの。だから、仕事ができるし高収入。(中略) おだててあげりゃ、馬車馬のように働く単純なオス。簡単じゃない、自尊心だけ満足させてあげればいいんだから。立てればいいのに、横にするから、男は腹が立つ。習性の問題であって、男尊女卑でもなんでもない」



「物語を信じてるの。シンデレラ、白雪姫・・・。美女と野獣だって、最後はお城のお姫様になってハッピーエンド。それのどこがいけない? お城なんて贅沢は言わない。小さな おうち。マンションでもいい。自分が安心できる場所、出て行かなくてもいい場所が欲しい。子供のそばにいてあげられて、めでたし めでたし。それのどこがいけないの? (いまどき)共働きが当たり前? でも、あたしが読んだ絵本の物語は違う。そんな絵本で育ってないし、ディズニーが夢の国なのは、本当は・・・女の子はそれが理想にあるの。共働きのお姫様なんて、どこにもいない」


フジテレビ/2018年8月31日深夜放送(2018年3月30日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
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彼氏をローンで買いました・第3話 [彼氏をローンで買いました]

「ニワトリはね、卵を産むのも、食料になるのも、メスなわけ。オスは硬くて、おいしくない。だから、縁日で売られてるヒヨコは、クソの役にも立たないオスばかりなの。べつに男をディスるつもりはない。それだけ体の構造も役割も、男と女では違うってことを言いたいだけ。男にあるのは、力と闘争本能だけなの。クソ男がいなければ、戦争なんて起こらない。それを踏まえた上で、わたしは専業主婦になりたい。(中略) うちの親は夫婦共働きで、いつも いがみ合い、ケンカが絶えず、離婚になった。それは役割分担ができないから。お互いに重箱の隅のつつき合いを際限なく繰り返したから。本来、オスは狩りに出て、メスは家で育児をする、ママ友たちとおしゃべりし合いながら。それが動物としての在り方。ありとあらゆる動物は、オスとメスで役割を分担するの。そして、お互いに役割をリスペクトして、ほめ殺し合い、愛し合うものなの。ところが、人間だけが男女差別だと、どこかのクソフェミニストの大声で変化した。雇用均等法で女も社会に出て働けと尻を叩かれ、縦社会に馴染まない女たちは疲れ果てていった。当然、結婚して子供ができても、またすぐに働けと。実際、母性に欠けて、育児よりも働きたいというキャリアブスもいるが、たいていは離婚してシングルマザーになってる。イクメン――。こんなことを言い出したアホ女性誌の罠にはまった女たちは、本来 育児に向かない男たちに、いらない期待をして、裏切られるとイライラしだした。企業は残業手当を渋りだし、金のない男たちは そろそろと育児参入をする草食系があふれ出したが、ドヤ顔で育児されても、ただの甲斐性のない男たちの手慰み。年収低いに見合った見せかけの優しさなんぞ、なんとか子供が手から離れたころには、ただの出世もあきらめた粗大ごみ野郎たちだ。盾と矛なのよ。働き、金を稼ぐという圧倒的攻撃力をオスは持ち、よい子を産み、育てるという強固な防御力をメスは持つ。それが家庭へのありようだと。古いとか、新しいとか、関係ない。一周 回って女たちは、少なくとも わたしたちは、専業主婦こそが真の勝ち組だと理解しているの。しかし、残念なことに、その希望をかなえてくれる高収入の、スペック高い男たちの、なんと少ないことか。さらに、かわいい子を授かるために、夫はイケメンでなくてはならない。そうなると、さらに条件は厳しくなる」


フジテレビ/2018年8月24日深夜放送(2018年3月23日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
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彼氏をローンで買いました・第1話 [彼氏をローンで買いました]

「女は上司・部下の縦社会には向いてない。横よ、横。友よ、友。リア友、ママ友・・・友、友、友。総合職より一般職が勝ち組なのよ。・・・からの、専業主婦。仕事したい女はキャリアブスに任せておくの。わたしたちは(受付に配属された)チャンスを生かさないと。歴代の先輩たちは、ここでみんなエリートゲット、リセマラしまくり、Sキャラゲットしてきたんだから」



「(猫かぶってエリート社員を捕まえて、優雅な専業主婦なることは)できるわよ、そこまでは。(でも)子供ができたら、アウト。出産、育児、なめないほうがいい。半端ない重労働。自分の時間なし。慢性的な睡眠不足。ホルモンバランス崩れて、怒りの沸点ぐらっぐらになる。まあ、多少、ひとによって差があるんでしょうけど。あたしたち、猫かぶり倒して結婚した女は、旦那も貞淑な妻になると想像してただろうから、猫をおろして虎になった姿 見せたら、ドン引きよ。酒 飲んでないの大トラよ。あるとき、言っちまう。間違いなく上から目線のエリート旦那に、育児ストレスで言っちまうの。『うるせえ、てめえ』――。あなたでも、どなたでも、誰でも言うのよ。そうして、エリート旦那は鳩が豆鉄砲 食らった顔してドン引くの・・・見たこともない夜叉のようなヒステリーを見て。謝る? 夜叉よ。鬼女よ。『ごめんなさい』なんて文字は、辞書にはないの。悪いけど、言った瞬間スッキリよ。『うるせえ、てめえ』。いままで猫かぶってた分、超絶、悶絶、気持ちよくて、ぞくっとする瞬間よ。結果的に、いつもピリピリ。不機嫌なあたしが家庭の空気を制圧していく。向こうは耐えらんなくて、やがて離婚を切り出した。そりゃそうよ。優しく、寄せて上げてくる女しか見たことないんだもん。反省? まあ、仕方がない。いまさら猫かぶってみせても笑い話。さすがにもうダマされてはくれないもんね。やっちまったら、あとには引けない。離婚されても、謝る気なんか、さらさら起きない。嫌がらせで、子供には絶対 会わせてやんないからって。へへへへ」



「女にはね、見上げる空と、踏みにじる地面、そのふたつがあって、初めて安定するの」


フジテレビ/2018年8月10日深夜放送(2018年3月9日dTV、FODにて配信)
【脚本】
野島伸司
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
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