となりのチカラ・第9話(最終回) [となりのチカラ]
「(もう少し様子を見る?) なに、水戸黄門みたいなこと言ってんのよ」
「この世界には、いいひとも、悪いひともいない。その中間がいるだけで、ぼくたちは みんな、善と悪の間で揺れてて、まわりの環境とか出来事によって、どっちにも なり得るっていうか・・・。だから、小日向さんが いま悪のほうに行ってるなら、なぜ そうなったのかを探って、もとに戻すことが大事なんじゃ」
「本当にツラいとき、答えなんて必要なくてさ。ただ悩みを聞いてもらえるだけで、自分は孤独じゃないって思えて、心が軽くなるのよ。それに、いつだって話を聞いてもらえると思えば、明日も頑張ってみようって、力も湧いてくるし」
「おじさんはヒーローじゃないよ。ヒーローは現実から目を背けちゃいけないんだ。それが、いっちばん恥ずかしいことなんだ」
「大切なのは、鮮やかな結果を出すことじゃない。結果を出そうと、毎日 懸命に頑張ることだ」
「お客様にとって、いい店員に出会うことが、いい買い物なんだから」
テレビ朝日/2022年3月31日放送
【脚本】遊川和彦/【脚本協力】青山悠希、宮原久実
となりのチカラ・第8話 [となりのチカラ]
「みんな、イジメだけは上手で、塾で習ってんのかよって感じ。担任も見て見ぬフリするくせに、わたしには協調性がないって、説教すんだよ。あんたなんか、100人いても怖くないっての」
「悔しくても、時間はどんどん過ぎていくんだよ。ツラくても、成長しなきゃいけないんだよ、ぼくたちは」
「いまは勉強できないからって、おまえのことをバカにするひとが いるかもしれないけど、そんなのは気にするな。高太郎は まだ勉強したいって、意欲が湧かないだけだ。(中略) これから きっと、高太郎のことをバカって言うひとより、おまえを好きってひとが どんどん増えてくる。いまだって、パパは おまえが大好きだし、ママも愛理も大好きだから」
「愛理の良さは わかりにくいだけで、本当は誰よりも優しくて、家でも、学校でも、まわりのことを いつも心配してる――。(中略) そんな素敵な人間に、友達ができないわけないだろ。それに、おまえのことをわかってくれるひとは、愛理も心から信頼できる本当の友達に決まってる。だから、そんな子が現れるまで、あせる必要なんかない。少なくとも いま ここに3人、おまえといるだけで最高に楽しいっていう人間がいるんだからさ」
テレビ朝日/2022年3月24日放送
【脚本】遊川和彦/【脚本協力】青山悠希、宮原久実
となりのチカラ・第6話 [となりのチカラ]
「達代さんみたいに、自分に自信がないひとは、力があって 口がうまいやつに、反論できないの。経済的にも(夫に)依存してるから、いまさら社会に出ても生きていけないぞって、呪いをかけられてるようなもんで・・・」
「いい妻や母でありたいって思うの、しんどくないですか。あたしは 母親なんて『ただ いればいい』ってくらいに思ってます。いくら頑張っても、どうせ家族は評価してくれないし・・・。(中略) 大切なのは、自分に胸 張れるような生き方をすることなんじゃないかな。自分が、妻として、母親として、どう生きたいかを家族に伝えるの」
「しつけっていうのは、叱るんじゃなくて、ほめることなんですって。子供のいいところ しっかりほめて、そこを伸ばしてやるのが、しつけなんですって」
「ひどい男 たくさん会ったけど、その中でも、あなた 最低。子供の未来 つぶす男、絶対 許さない」
「過ちは誰しも犯すの。問題は、その後始末を きちんと つけられるかよ」
テレビ朝日/2022年3月10日放送
【脚本】遊川和彦/【脚本協力】青山悠希、宮原久実