今度生まれたら・第6話 [今度生まれたら]
今度生まれたら・第3話 [今度生まれたら]
今度生まれたら・第2話 [今度生まれたら]
「本当の不幸とは、可能性がないことではありません。親から与えられた可能性を試すことなく、殺してしまうことです。自分の進むべき道に、自分でフタをして、あとから振り返ったとき、取り返しがつかないという思いに とらわれることです」
「『年齢は関係ない』『まずは始めてみること』『なにかを始めようと思ったときが、いちばん若い』――。新聞の折り込みチラシなんかにも書いてあるような、こういった先生の教え文句に勇気づけられる高齢者は、大変 多いと思います。ですが、口当たりのよい言葉ほど、具体性に乏しいんですね。学校に行け、ボランティアをしろ、趣味を持て、資格を取れ。それは その通りですが、使い古された言い回しといいますか、はっきり言って耳タコです」
「高齢者は、ボランティアや、趣味や、カルチャーに通う以外、残りの人生の役立て方はないのでしょうか。(中略) 資格を目指したり、趣味をしたりしても、自分で自分の おもり をしてやってるようで、むなしいと感じるわたしは、間違っているのでしょうか」
「悔やんでる限り 絶望の毎日だよ」
NHK BSプレミアム/2022年5月15日放送
【脚本】小嶋健作、大島まり菜、真辺克彦/【原作】内館牧子
今度生まれたら・第1話 [今度生まれたら]
「でた、『年寄りは趣味 持て』洗脳――。じいさん、ばあさんが趣味に励めば、周囲がラクだから言ってるだけよ、あんなの」
「最近、よく思い出すんだよね。『ひとは生まれっぱなしはダメだよ』って、お母さんに言われたこと。妻や母親になるだけでなく、家族のためにだけではない、なにかを持ちなさい。それが経済力につながれば、なお良し。ま、要は結婚しても自立した生き方を目指せって説教」
「あたし、普通の猫かぶってたんじゃないもの。化け猫 100匹かぶってたんだから」
「70になってみるとね、10代や20代のうちから、安定や老後を考えてたのは、情けなかったなって反省してる」
NHK BSプレミアム/2022年5月8日放送
【脚本】真辺克彦、小嶋健作、大島まり菜/【原作】内館牧子