Ｑ１０（キュート）・第９話（最終回）

「あんまり、いろんなことに期待しないことにしてるんです。なんとか食っていけて、まあ、最悪の事態さえ避けられれば、それでオールＯＫなんじゃないかなって。・・・あ、いま つまんない男って思った？」
「いいえ、素敵な考え方だと思います。だって、それって世界平和ですよ。世界中の人がなんとか食べていけて、最悪の事態を避けることができますように・・・」

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「社会でうまくやっていこうと思ったら、まず頼りになる大人を見つけろ、１人でいいから。これはっていう大人 見つかったら、半分成功したようなもんなんだから」

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「かあちゃんを愛するってことは、かあちゃんが産んだおまえたちを愛するってこと。ということは、かあちゃんを産んだ かあちゃんと、とおちゃんも愛するんだよ、オレは。かあちゃんに親切にしてくれる人も愛するし、その親切な人に親切をしてくれる人も愛する。かあちゃんに意地悪だった上司も、回りまわって いまのかあちゃんの人格を作ってると思えば、それはまた愛するべきなんだよ。かあちゃんを成り立たせてるものすべてを愛する。そういうことよ」

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「Ｑ１０に親切な人を愛し、Ｑ１０を成り立たせているものを愛する。それが、Ｑ１０を愛するように、世界を愛すること――」

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「愛も、勇気も、平和も、この地球上にあると思えば、きっとあるのよ」

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「いまは見えなくても、自分を信じろ。いつか目の前に、おまえが信じたものが、形をもって現れるその日まで」

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日本テレビ／2010年12月11日放送
【脚本】木皿泉