ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第10話（最終回） [ＳＴ]
「警察がやれることには限界がある。だが、本当の悪は限界の向こう側にいる」
「謎を解くことでしか、みんなに認めてもらえない。謎を解くことでしか、社会と かかわれない。対人恐怖症で、口が悪く、性格も腐ったオレは、ひとの役に立つためには謎を解くことしかないんだ」
「おまえは間違っている。どれだけ時代が変わろうと、社会が変わろうと、法律をねじ曲げ、憲法の解釈を変えようとも、ひとを殺すことだけは、絶対なる悪だ。ひとがひとを殺すことだけは絶対に許されない。こんなもの（拳銃）に存在価値はない」
「正義は独りよがりに貫くものではなく、みなで分かち合い、支え合うものなのかもしれませんね」
「感謝の言葉は言えば言うほど、そのひとの幸福指数が上がるんだって。ぼく調べだけど。（中略） だから、言っとく。キャップ、ありがとう」
日本テレビ／2014年9月17日放送
【脚本】渡辺雄介／【原作】今野敏
ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第８話 [ＳＴ]
「事件は証拠がすべてですが、事件を生むのは人間の感情です。ひとの感情に寄り添えば、犯人や被害者に近づけることもあります。他人のことを理解する努力も警察官として必要ですよ」
「理屈だけでものを見ていると、見えなくなるものもある。理論のみに頼る者は、その牢獄から出られない」
「きみに娘を殺された親の気持ちがわかるか。毎日が地獄だ。未来なんか欲しくもないのに、見えないナイフで心臓を突き刺したまま、生きていかなきゃならないオレたちの気持ちがわかるか」
日本テレビ／2014年9月3日放送
【脚本】夏川朋子／【原作】今野敏
ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第５話 [ＳＴ]
「嘘といっても、必ずしも悪いものばかりではありませんよ。でもまあ、たいていは しょうもないプライドだったり、身勝手な都合だったり、そんな くだらないもののために つくから、嘘は嫌われるんですけどね」
日本テレビ／2014年8月13日放送
【脚本】大口幸子／【原作】今野敏
ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第４話 [ＳＴ]
「救いを求める者は、こちらに救う力がなければ失望し、怒りを抱くこともある」
「STに監査がつくのはわかります。人格的には問題だらけで、警察組織には馴染めない人たちばかりです。でも、唯一、美点があります。彼らの分析は、くだらないメンツに左右されることはありません。純粋に彼らの能力や知識によって導き出されたものです」
「コマが止まっているように見えて高速回転してるように、動いていないように見えるものが激しく動いていることもあります」
「ひとは、愛や、神や、理想について語りますが、実際に考えているのは、お金と食べ物、そして、色恋のことだったりするものです」
「自分の心の声を聞くことです。心というものが、１秒たりとも黙っていないことがわかります」
「一見、科学と真逆にあるように見える宗教建造物や儀式は、昔から築き上げた心理学的装置と言えなくもない」
日本テレビ／2014年8月6日放送
【脚本】真野勝成／【原作】今野敏
ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第２話 [ＳＴ]
「地理的プロファイリングは統計学だから、事件が起きれ起きるほど精度は高くなる。つまり、犯行を重ねれば重ねるほど犯人は自分の首を絞めていく」
日本テレビ／2014年7月23日放送
【脚本】渡辺雄介／【原作】今野敏
ＳＴ 赤と白の捜査ファイル・第１話 [ＳＴ]
「ストーカーは相手に恋人ができても信じない。現実から目を背け、それが彼女の本心ではないと思い込み、行動がエスカレートする。それが第一段階。そのあと、どうしようもないことだとわかると、彼女に対して怒りの感情を持つ。これが第二段階」
「巷にはネットで他人を攻撃することで、心がいやされる人間ばかりです。（中略） 日本人は、こいつは叩いてもいい人だ、と一度レッテルを貼ると、正義とか、社会常識の名のもと、上から目線で徹底的に叩きまくる」
日本テレビ／2014年7月16日放送
【脚本】渡辺雄介／【原作】今野敏
ＳＴ 警視庁科学特捜班 [ＳＴ]
「現場の刑事というのは、足と頭を使い、ときに腕力も使う覚悟で関係者から情報を引き出す。それが聞込みだ。おまえたちは簡単に情報をよこせと言うが、こっちは命がけでやってる。こっちのことも、少しはわかれ」
「傷つき、苦しんでるのは、あなただけじゃない。（中略） 傷があるなら、助け合えばいい。自分がつらいときは、ほかの誰かもつらいんです」
「天文学的な数字すぎる。つまり、こんな偶然はあり得ないと、宇宙が言っている」
「ひとは本音を２度言う。１度目は熱い心が言わせる。２度目は冷静な頭が言わせる」
日本テレビ／2013年4月10日放送
【脚本】渡辺雄介／【原作】今野敏
