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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第10話(最終回) [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「勇気を出して告白してはフラれ、またフラれ・・・。だが、ある日、気がついた。フラれたあとのほうが、つき合ってほしいという言葉を会話に投げ入れやすい。まるでサッカーのロスタイムに怒涛のシュートを放つがごとく、 『オレ、この1週間でかなり成長したけど、つき合わない?』 とか、 『じゃあ、もしオレが勝ったら、つき合ってもらうってことで』 とか。そういうキャラになれば、半永久的に相手を口説くことができる。これを婚活にも生かしてほしい。たとえば(中略) 結婚(の申し込み)をギャグにする。男は本音を冗談でうまくコーティングできる女をすごくかわいいと思うし、さらに、こんなことを言う女に本当にプロポーズをしたら、きっと喜ぶだろうなと想像しはじめる。通常ならNGワードとされる 『結婚』 をあえて会話に放る。粘り強く男を結婚へと導く。これが最強の婚活理論 『ロスタイム理論』 だ」


TBS/2016年6月17日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第9話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「(結婚に対する男の不安は)第一に 『金に対する不安』 。第二に 『束縛される不安』 。第三に 『儀式に対する不安』 。(中略) しかし、(それらの不安を取りのぞけば、結婚に前向きになるかといえば)ここで問題が・・・。男ってのは勝手なもんで、服や食事に金をかけない地味な女、男を野放しにする都合のいい女、誕生日や記念日に無頓着な女はラクではあるが、魅力は感じないという壮大な矛盾がある」


TBS/2016年6月10日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第8話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「男女の関係というのは、結果的にそうなった、を心がけるべきだ。結婚もだ。いいか、この先、自分から迫るな。世の女たちにも、オレは言いたい。いくら自分の賞味期限が迫ってようが、経済的に追い詰められてようが、己の都合で結婚を迫るなど もってのほかだ。(中略) めざせ “高まっちゃった婚” 。教えてやろう、 『誰でもいいから結婚したい』 ――これは、高まっちゃった度ゼロ。 『あなたが好きだから結婚したい』 ――これは、高まっちゃった度1。 『別に結婚したくないけど、あなたと出会ったら結婚したくなった』 ――これは、高まっちゃった度2。 『あなたのことが好きすぎて、一周回って結婚しなくても一緒にいられたら いいかって思ったけど、さらに気持ちが高まったことで二周目に入って結婚したくなった私がいる』 ――そして、これが高まっちゃった度たくさんだ。というぐらい、自然に結婚へと気持ちが高まった、決して自分の都合ではなく、あなたを好きになった結果として結婚したい。それが “高まっちゃった婚” だ。これだと男も受け入れやすい」


TBS/2016年6月3日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第7話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「いつか(結婚したい)って、いつだ? いいか、おまえの一日と、むこうの一日は違う。やつが28日で再生する肌細胞も、おまえは45日かけて再生。その差はひらく一方だ。おまえの一年と、むこうの一年は違う。その一年のあいだに おまえのエストロゲンは減少――。ホルモンバランスは崩れ、顔はのぼせ、ほてり、おばちゃん化が一気に進むかもしれない。おまえの立ち位置と、むこうの立ち位置は違う。むこうが若さ満開、草原のお花畑なら、おまえは崖っぷちのフチもフチ、人差し指の第一関節のみで、かろうじて、かろうじて、ぶら下がってる状態だ」



「いざ交際がはじまると、男は必ずなにかしらプレゼントをくれる。そのときのリアクションは重要だ。そのでき次第で、男はもっと彼女を喜ばせようと、どんどんプレゼントを贈るようになり、最終的には最も高価なプレゼント、つまり結婚を差し出すことになる。教えてやろう、基本のリアクション。それは 『安物に感激、高級品にオロオロ』 だ。たとえば100円ショップの造花をもらったとしよう。 『かわいい。こんなの欲しかったのー』 (と喜んでみせろ)。なんなら匂いを嗅いで、 『ほんのり いい香りがするー』 。もちろん、実際は無臭だ。はたから見たら単なるバカだが、それぐらいの勢いでいけ。男の生涯で最も高価なプレゼント、結婚を引き出すために、おまえはその男が過去につき合った どの女よりも優れたリアクションを提供しろ。(中略) そのうち男は おまえを喜ばせようと高価なものをくれる。当然、おまえの喜ぶ顔を期待して。しかし、そこでおまえ(がすることは)は相手の懐の心配だ。いわるゆ謙虚さの演出。そういう女を男は選ぶ。そして、すべてに言えることだが、嘘の感動はダメだ。たとえ、もらったものが本当は別に欲しくなかったとしても、目に見えないプロセスを想像しろ。その品がおまえの手元の届くまで、様々なひとの知恵と労力が積み重なっている。たとえば、原材料を調達するひと、デザインするひと、作るひと、その品を運ぶひと、店頭に並べるひと、さらには閉店後、その店を警備するひと、それらの人々の努力、思いがあって、その品はいま、おまえの手元に届けられた。そのプロセスを思い浮かべ、感動する力を養え。なぜなら、ささやかな喜びを共にできる女を男は選ぶ」



「シャッタートークはするな。シャッタートークとは、自分の好きじゃないものを出されて、 『あ、わたし日本酒ダメだから』 『白いご飯ダメだから』 『甘いものダメだから』 『怖いのダメだから』 『高いところダメだから』 ・・・。シャッターを下ろすがごとく、会話を遮断すること。これ、間違いなく男は引く。リアクションとは思いやりだ。思いやりのできる女、そういう女を男は選ぶ」


TBS/2016年5月27日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第6話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「奥さんに出て行かれた理由、その1 『オレ御殿』 。なんていうか、そのひと とにかく自分好き。だって、壁に貼ってあるもの、全部、自分が旅行したときの写真だし、自分で書いた本もこれ見よがしに積んであって、部屋全体がオレ様空間、オレ御殿なわけ。まあ、奥さんの趣味なんか興味なかったか、まるっと無視してたか。ずっと家にいるのは奥さんなのにね。さらに、奥さんに出て行かれた理由、その2 『オレ飯』 。朝ごはんが置いてあったのよ、ホテルの朝食張りの完璧ヘルシーの和食が。あんなの作られた日には、奥さん、出る幕なしよ。たぶん奥さんの料理、難癖つけて食べなかったと思う。おまけに、見ちゃったの。あたしがちょっと雑誌にさわろうとしたら・・・。奥さんに出て行かれた理由、その3 『オレ・コントロール』 。そういう男は絶対、奥さん、子供に押しつけてる、すべてを。奥さん、外で働くことも反対したでしょうね。 『おまえはなるべく家にいろ』 『家を守ってくれると助かる』 。どんな言い方でも一緒。ただ単に欲しいだけ、オレ様御殿を手入れするハウスキーパーが。オレ様ルールもあったでしょうね。(中略) やれ玄関の靴はここをこれを入れろ。冷房暖房はこの温度。リモコンの位置はここ。あと、子供のことね、一番の対立事項。(それは奥さんの好きなようにやらせた?) でしょうね。いきなりそこは預けっぱなし。たとえば小学校、『いいんじゃない、公立で』 『私立? 頑張って入れてみたら』 。いやいや、おまえも頑張るんだよ」



「女は理屈じゃない。感情の生き物だから、一度 相手にシャッターを下ろすと、こじ開けるのは大変。だから、離れるの。遠くで見守るの。そして、風向きが変わるのを待つ。必ずチャンスは訪れる、彼女がへこむ瞬間が。それまで、ただ見守る。 『ガラスの仮面』 の真澄様のように。 『キャンディキャンディ』 のアルバートさんのように。そのお友達に伝えて。男よ、一歩下がって女を見守り、いざというときに手を差し伸べろ。それ以外、おまえに道はないってね」



「大変だよ、赤ちゃん、育てるの。嘘つきながら育てるなんてムリ。きっと、いつか爆発する」


TBS/2016年5月20日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第5話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「男なんてものは単純だ。好きな女には連絡する、デートする、プロポーズする、以上。なのに、そのアクションがないのは、いま仕事が忙しいからでも、特定の彼女は作らない主義でも、まだ結婚は考えられない時期でもない。おまえが その相手じゃないから。それだけだ」



「友達以上、恋人未満なんてゾーンはな、敗者復活枠なんだよ。はっきり言って、恋愛スタートダッシュに失敗してる。常識なんざ通用しない。ここから形勢逆転するには、まず男に甘えさせろ。(中略) 見返り、補償、一切 求めず、ああ、ひとの喜ぶ顔を見るのって楽しい。それぐらいの精神。それはもはやナイチンゲール張りの人類愛。そうやって男にラクをさせ、引きつけて、最も依存が高まったところで突き放せ。あなたとは もう会わないと言え。これは いわば甘い果実がぶら下がった状態でおあずけを食らわす、名づけて 『女よ、禁断の甘い果実になれ』 作戦。そうすれば、必ず男はついてくる」


TBS/2016年5月13日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第4話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「圧倒的な押しの強さで、男を落とす女がいる。男のスネを思い切り蹴とばし、倒した勢いでベッドインする、そういうタイプの女だ」



「男が女に惚れるとき――。それは、この女、もしかしたらオレに気があるんじゃないのか、と思うとき。この女、確実にオレに惚れとるな、じゃダメだ。もしかしたらオレに気があるのか、ないのか、どっちだ? ぐらいの曖昧な状況を作り出せ」


TBS/2016年5月6日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第3話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「自分がそのデートを心から楽しんでいれば、相手もきっと楽しい。ふたりが楽しいなら、そのデートは成功。じゃあ、どうすれば楽しめるか。(中略) すべての出来事にはプラス面とマイナス面がある。そのプラス面に目を向けることで、その瞬間を楽しむ。そして、男は見ている、その女の見る方向を。長い人生、いろんなことが起こる。体を悪くしたり、収入を失ったり、そんなとき 『逆に楽しい』 と思える女を、男は生涯のパートナーとして求めてる。だから、デートは常にプラス思考」



「好きな男と結婚したい。そのシンプルな願いが、いまや どんなに難しいか。親の時代と違い、結婚に対する強制力がない時代。自由にいろいろ選べる。だから、みんな迷う。いつ、誰と、どんな結婚をすればいいのか。とくに男はそうだ。だから、女のほうが頑張らないといけない。より強烈に結婚というゴールを意識しながら、男の前でテンパらずに余裕を持ち続ける必要がある。まるで、練習に練習を重ね、本番当日、リラックスして全実力を出し切るオリンピックアスリートのように」



「結婚しよう、そう言ってくれる男は貴重だ。もし おまえが このまま、あの婚約者とやらとゴールインしようと、オレはおまえを責めない。このままエベレスト(本当に好きな相手との結婚)を目指しても、(成功する)なんの保証もない。なんの見返りもないかもしれない。だが、結婚したらしたで、家庭は手に入るが、夫を好きには なれないかもしれない、永久に。好きな男か、結婚できる男か、悩んで選び取れ」


TBS/2016年4月29日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第2話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「恋愛というのは、ターゲットによって戦略が変わるもの。そのへんのリアルをちまたの恋愛本はまったく無視している」



「(彼女は)いつも図書室で、独りで勉強してて・・・こんな分厚い、生物学とかいう本、一生懸命 読んでた。受験に関係ないのに。それ見て、ああ、このひとには違う世界が見えてるんだなって、きっと遠いとこに行くなって、そう思ってました」


TBS/2016年4月22日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第1話 [私 結婚できないんじゃなくて、しないんです]

「たしかに楽しいかもしれない。出会った男をバカにし、こき下ろし、ガールズトークのネタにする。そうすることで、プライドは保てるし、女同士、固い絆が結べる。だが同時に、大事なものを失ってる。その男の可能性だ。もしかしたら、その相手は浮気しないタイプかもしれない。すごく優しい一面があったり、好きになったひとに惜しみなくプレゼントするタイプかもしれない。(中略) しかし、値踏みによってテンション下げたおまえは、男のそういう部分に触れることなく、ほかの男に対しても常に上からジャッジを繰り返す。思考回路はパターン化され、誰を見ても ときめかない。そして、時速300キロで負け犬街道を突っ走ることになる。いつか孤独に年を取って、玉川上水に身投げしたくなっても、おまえの隣に太宰はいない。独りで恋愛しろ。ひたすら回ってろ・・・回転寿司のように、肌がカッピカピになるまで独りで」



「見たところ、おまえはたしかに美しく、仕事に対しても真面目に努力もしてきたんだろう。だが、世間においては、いまや 『美人』 『キャリア』 『アラフォー』 という三重苦を背負った恋愛弱者だ。(中略) もし、まだ鼻息 荒く男をバカにする気なら、その鼻にマカロンでも詰めて、あえいでろ」



「わたし、いままでいろんな病院でたくさんの女医さんを見てきました。バリキャリの先生たちがため息つくのは、ひとの結婚式、友達の赤ちゃんを見に行ったとき、同窓会に参加したとき――」



「そうなんですよ、先生。次々もぎ取られていくんです。(中略) 機の熟した男性は、イチゴ狩りのイチゴのように、梨もぎの梨のように、あっという間にいなくなる。だから大事なんです、婚活は」



「2010年国勢調査より(算出した結果)、35才から39才までの女性で、5年以内に結婚したひとは2%です。(中略) こと結婚において、美人なアラフォーより、十人並みの容姿の20代のほうが、スペシャルなキャリアより、平々凡々な腰かけ仕事の(女性の)ほうが、人気があるのが現状です」



「好きなケーキ我慢して、きれいにしてきたのは、なんのため? 好きなひとに正々堂々、好きだって言うためじゃないの」



「ブサイクな女は許す。だが、退屈でつまらない女は許さない。簡単にあきらめる女、悲劇のヒロイン気取る女もだ。(中略) 酷なことを言うようだが、一般的に見て、女の価値は下がり続ける。一歳 年を取るごとに、劣化したのなんだの言われて、どんどん自信がなくなる。立ち上がるなら いまだ。女の価値がいちばん高いのは、常に “いま” なんだから」


TBS/2016年4月15日放送
【脚本】
金子ありさ/【原案】水野敬也
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