人形佐七捕物帳・第11話「捕物三つ巴」 [人形佐七捕物帳]
「異国の学問や技術が本当に素晴らしいのなら、黙っていても学ぼうとするひとが現れるでしょう。徳川の世だって、いずれ変わるかもしれません。もしも日本が滅びるとすれば、それは異国のせいではなく、この国の人々が滅ぼすことになりましょう」
「人殺しで得た金で学問もクソもあるもんか。学問や技術はな、ひとの幸せのためにあるもんだろ。あんたがやったことは、自分の勝手な理屈を振り回すだけのつまらねえ人殺しだ」
「せっかくの異国の学問も、悪党に使われちゃ形無しだぜ。西洋かぶれする暇があったら、ひとの道を教わるべきだったな」
BSジャパン/2017年3月7日放送
【脚本】稲葉一広/【原作】横溝正史
人形佐七捕物帳・第8話「開かずの間」 [人形佐七捕物帳]
人形佐七捕物帳・第5話「嘆きの遊女」 [人形佐七捕物帳]
「切腹なんか、させてたまるか。すぐに腹を切りたがる侍も大っ嫌いだがな、いまのあんたは侍なんかじゃねえ。ただの罪人だ。死んでなにもかも終わりにできると思うなよ」
BSジャパン/2016年12月6日放送
【脚本】稲葉一広/【原作】横溝正史
人形佐七捕物帳・第4話「恋の通し矢」 [人形佐七捕物帳]
「戦場でも鉄砲が主となれば、もはや弓の出る幕はない。ならば、(弓道は)己の精神の鍛錬の道として、生き残る以外にあるまい」
「弓の道を追い求めた人間が、とんだ的外れだな。あんたが求めた人生の的は、そんなもんじゃなかったはずだ。自分自身と向き合えず、誰かの、そして、なにかのせいにする。そんなのは武士のすることじゃねえ」
「武芸はひとを殺す道にあらず。ひとを生かす知恵であるべきだ」
BSジャパン/2016年10月15日放送
【脚本】稲葉一広/【原作】横溝正史