ひよっこ・第89話 [ひよっこ]
ひよっこ・第78話 [ひよっこ]
「思ってることをよ、カッコつけずに思いっきし叫ぶと、なんだか力が出っぺ。それに、笑えっぺ、なんだか。それがビートルズだ。だがら、好きなんだ、オレは」
「エレキギターとかでよ、うわぁーって、でっけえ声で叫んでて、うるせえわって思うかもしんねえけど、でもな、あれはできるだけ遠くまで届けるためになんだ・・・気持ちをな。だから、でっかい音なんだ。」
「(入場チケットなんか)いいんだよ、そんなもんは なくても。オレはな、あいつら(ビートルズ)が東京に来たときに、一緒に東京にいる。それだけで充分なんだよ」
「星があんまし見えねえな、東京は。でもよ、若者諸君。見えねえだけで、ないわけじゃねえぞ」
NHK/2017年7月1日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第75話 [ひよっこ]
「(外国の)真似からはじまって、日本流に自分たちでやっていけば、いつかそれが本物になるんだよ」
「オレもさ、普段は おちゃらけてるけど、いざというときに いいこと言うひとに なりたいのよ。でも、いいことが思いつかないのよ」
NHK/2017年6月28日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第70話 [ひよっこ]
「やっぱり人間さ、ほめられるとうれしいし、力も出るでしょ。頑張ろうと思うし。もちろん厳しいことを言われたり、怒られたりして、へこたれずに頑張ろうっていう気持ちも大事だけど、どっちもないとね。彼らの場合、へこたれることばっかりみたいだから。それにさ、ぼくは思うけど、彼らもわかってるんじゃないかな(本気でほめられたわけじゃないって。でも)、そう思おうとしてるっていうのかな。みね子ちゃんが(自分たちの描くマンガは)面白いって言ってくれたんだって、ただそれを信じて・・・。真に受けるわけじゃなくてさ、なんていうのかな、それをきっかけに頑張ろうとしている。そう思うけどな」
NHK/2017年6月22日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第69話 [ひよっこ]
「本当に冷たいひとは、あんなに ひとのことを長く語ったりしないと思う。(ああ見えて)みんなとの会話を楽しんでる。実はおしゃべり好きなひとで、照れ隠しで意地の悪い言い方しかできない」
NHK/2017年6月21日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第53話 [ひよっこ]
「豊子の小さな反乱は、時間にしたら ほんの何分かのことで、歴史に残るようなことではないのかもしれないけど、確かに いまここで起きた事件です。わたしの歴史年表では、とっても大きな出来事になると思います」
「ここには大勢の乙女たちがいました。みんな それぞれに、わたしと おんなじように物語があります。なんだか それって すごいなあと思います。そんな物語が ものすっごく たくさんあるのが東京なのかなあって思いました」
NHK/2017年6月2日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第40話 [ひよっこ]
「あれでしょ、つまり時子さんは、緊張して本来の自分を発揮できなかった。そうなんでしょ。じゃあ、いいじゃない。あきらめる理由はないよね。これが今日、自分は完璧にできたって思ってて、それで(オーディションに)落ちたんなら、『難しいね、やっぱり』って言うしかない かもしれないけど、全然ダメだったんでしょ。じゃあ、あきらめる理由はないんじゃないの。次があったら、次 頑張って、実力 出しなさい。次は初めてじゃないんだから、今日ほど緊張しないでしょ」
NHK/2017年5月18日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第39話 [ひよっこ]
「高校の文化祭の演劇、覚えてる? (中略) すごかったよね。3日間やってさ、どんどん ひとが増えていって、最後、体育館に入んなかったんだよ。みんな、時子のこと観にきたんだよ。評判、聞いてさ。そりゃあね、茨城の田舎の高校の舞台だったかもしんない。でもね、わたしは思うよ。テレビとか映画とか、観てるひとの数が違うだけで、観ているひとの気持ちは おんなじ なんじゃないかなって思う。だから、自信 持って。あんたはさ、みんなをいろんな気持ちにさせることが できるひとなんだよ」
NHK/2017年5月17日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第34話 [ひよっこ]
「ちゃんと毎日を頑張って生きてないと、いいことはやってこない。神様がいるのかどうか知らないし、いたとしても、ホントにみんなのこと平等に見てるのかなって思うけどね。でも、ちゃんと頑張ってないと、神様は気づいてくれない。わたしはそう思う。わたしが神様だったら、ツラいことあっても頑張ってるひとに、幸せをあげたいなって思うしね」
NHK/2017年5月11日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第29話 [ひよっこ]
「そうやって冷静ぶってさ、いつでも冷たく言い放つみたいなの、やめなって言ってんの。自分はひととは違うって言いたいんでしょ。そう見られたいんでしょ。あんた、見てっとさ、自分 見てるみたいで嫌なんだよ。イライラしてたんでしょ、ずっと青森で。自分はみんなとは違うんだ、そう言いたくて仕方がない。だから、いつもトゲのある言い方するしかできない。わたしはひととは違うんだって。こんなところで埋もれるのは嫌だ。わかるよ、わたしもそうだったからね。でも、わたしはそういうのやめた。もう東京に来たんだから。そんなふうにギスギスすんのやめた。だって、そんなことしなくたって、もういいじゃない。新しい場所に来たんだから。もういいでしょ。青森ではそうだったかもしんないけどさ、もういいでしょ。東京 来たんだから。そんなふうに、いちいち冷たいようなこと言わなくていいんだよ。新しい自分になれんだよ。もう、可愛くないよ。素直になりなよ」
NHK/2017年5月5日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第20話 [ひよっこ]
「これからの若いモンは自由に人生を選択できんだ、なんて言うけどよ、自由ってなに? わたしはやることが目の前にあって、それを一生懸命やんのが好きだよ。それを不自由だなんて思わないよ、全然。それじゃ、ダメなのけ?」
NHK/2017年4月25日放送
【脚本】岡田惠和
ひよっこ・第3話 [ひよっこ]
「愛想ねえなあ、ホントに。典型的な茨城の男だよ。口数が少ねえくせに、口が悪い」
「(東京に行ったことは)ねえけど、いいとこだよ、きっと。茨城も好きだけどよ、行ったことなくても、ひとが暮らしてるところは、みんないいとこだよ」
「おまえの父ちゃんさ、出稼ぎで東京行ってけど、それを感謝するのはいいことだよ。でもな、かわいそうだとか、ツラいことばっかしなんだとか、思っちゃダメだ。(中略) 自分が頑張って働くことで、それが家族のためになんだ。だからやってんだ。それをかわいそうだとか、思っちゃダメだ。そりゃ、父ちゃんに失礼ってもんだっぺ」
NHK/2017年4月5日放送
【脚本】岡田惠和