遺留捜査スペシャル [日曜プライム]
「野生の馬は群れを作る。一頭が走り出すと、残りも走り出す。競争だ。先頭に立つ馬はいつも同じ。必ず先頭に躍り出て、群れを率いて突っ走る。それが青山隆一って男だ」
「深い山と、静かな夜――。寂しいかと思ったけど、安らぎます。コンクリートに覆われて、光と音と情報があふれてる都会のほうが、孤独って深まるのかな」
「ある一面でしか語れないのなら、そのひとには厚みがない、って誰かが言ってました」
「魚と組織は頭から腐る。尾っぽが踏ん張って押し返さないと、からだ全体が腐って死ぬのは、目に見えてる」
テレビ朝日/2018年11月11日放送
【脚本】森下直
誘拐法廷 ~セブンデイズ~ [日曜プライム]
「ひとを裁くのは、法か、それとも ひとか。かけがえのないものを奪われたときこそ、わたしたちの良心が試されるんです」
テレビ朝日/2018年10月7日放送
【脚本】いずみ吉紘/【原作】韓国映画『セブンデイズ』
指定弁護士 [日曜プライム]
「われわれ検察官は、負ける戦いはしない。指定弁護士という名の検察官は、負ける戦いしかしない」
「素人は証拠じゃなく、感情だけでひとを罰しようとする」
「オレたち検察官は必ず “正義” を味方する。だが、善悪どっちの味方にもなる弁護士に、検察官が務まるはずがない」
「この(弁護士バッジの)天秤はね、なんとかっていう神話に出てくる『真実の羽根を載せる秤』なんだって。ヒマワリは太陽に向かって咲く花。だから、弁護士バッジの本当の意味は『真実に光をあてる』――。だから、弁護士は正義の味方なんだって」
「検察が負ける真実なんて、真実じゃない。検察が傷つく真実なんて、真実じゃない」
テレビ朝日/2018年9月23日放送
【脚本】櫻井武晴
警視庁・捜査一課長スペシャル [日曜プライム]
森村誠一ミステリースペシャル・ガラスの密室(森村誠一の終着駅シリーズ) [日曜プライム]
「1370万もの ひとが暮らす街、東京――。この街は ひとに無関心だと、よく言われます。とくに最近は、(スマホに依存し)手元しか見ないひとが増えたせいでしょうか、手元で遠い世界とつながりながら、すぐ隣のひとを知らない・・・まるで、一人ひとりがガラスの密室に住んでるかのように」
「時代は確かに変わりました。しかし、どんなに時代が変わっても、ひとがひとに求めるものは変わりません。誰かが自分を見ていてくれる。そんな ささやかな温もりが、わたしたちを支えてくれるのだと思います。便利さや豊かさの陰で、その温もりが見失われることのないよう、祈らずにいられません」
テレビ朝日/2018年6月24日放送
【脚本】坂上かつえ/【原作】森村誠一
検事・悪玉2 [日曜プライム]
「かつて、戦隊もので一世を風靡・・・しかけたものの、その後、鳴かず飛ばず。ファンイベントで なんとか小銭を稼ぎ、舞台やネット番組で かろうじて体裁を保っていたものの、それもねえ、そろそろ限界だったでしょうしね。政治家になれば少なくとも話題にはなるし、尊厳も保てる。タレント議員なんてものは、大半は そんなもんだよ」
「洗脳には5段階あんねん。教えたろか。その1、隔離。施設に囲い込んで、外からの情報を一切 遮断する。その2、鬱状態に陥れる。『おまえはクズや』って、ボロクソに言うて、追い込むねん。その3、刷り込み。『あなたはクズだけれども、われわれ幸福叶界があなたの罪を洗い流してあげる』――。その結果、『幸福叶界、最高』って(なる)。その4、安定。『もう、安心よ』。その5、強化。『祈りなさい、ただ祈りなさい』と、こういう段取りや」
「ひとは安心がないと生きていけないんですね。だから、なにかを拠り所にする」
テレビ朝日/2018年6月10日放送
【脚本】山岡潤平
再捜査刑事・片岡悠介11 [日曜プライム]
「自分のことをひどい母親と後悔してんのなら、いまは いい母親じゃないんですか」
「不幸なんてもんはな、染みついて離れねえモンじゃねえんだよ。自分でよ、毎日ゴシゴシ一生懸命 洗えば、どっか行っちまうモンなんだよ」
テレビ朝日/2018年5月27日放送
【脚本】深沢正樹
復讐捜査 ~警察犬と刑事の殺人追跡行~ [日曜プライム]
「望んで生まれてきた この世じゃねえ。だが、生まれてしまえば生活がある。家族もできる。女房子供を守っていかなきゃならん。そのためにはよ、ついつい無理をやらかしてまうのが、人間てもんじゃねえのかよ」
テレビ朝日/2018年5月6日放送
【脚本】武知鎮典/【原案】武知鎮典
森村誠一ミステリースペシャル・殺意を運ぶ鞄(森村誠一の終着駅シリーズ) [日曜プライム]
「被害者の家族にとって、いちばん つらいことは、なにも わからないことです。どこの誰に殺され、なぜ殺されたのかも わからないままで生きていかなければならないことが、いちばん つらいんです」
「みんな、それぞれの “あのとき” があります。あのとき、ああしておけば・・・。あのとき、あんなことさえしなければ・・・。けれど、わたしたちは もう あのときに帰ることはできません。ただ立ち止まって、そのときを振り返ることしかできません。そして、また前を見て、歩いていくしかないのです」
テレビ朝日/2018年4月22日放送
【脚本】橋本綾/【原作】森村誠一