江戸前の旬 Season2・第10話 [江戸前の旬]
「あの若さで愛想のいいやつなんて、おめえみたいに本当にいいやつか、逆に腹黒い人間しかいねえんだよ」
「ひとひとり育てるには、常連さんを10人失う覚悟で目をかけなきゃならない」
BSテレ東/2019年12月28日深夜放送
【脚本】小沼雄一/【原作】九十九森
江戸前の旬 Season2・第7話 [江戸前の旬]
「(小説一本で食べていける ご時世ではない?)男やったら、会社に残るか小説家になるか、はっきり決めなはれ。(中略) 新聞社いう大樹に守られたい。でも、小説が書けんのはイヤ。それって、ご時世のせいでっか? 男の生き方は筋金入りやないとあきまへん。先生のように自分を甘やかし、どっちつかずで逃げとったら、一生かかっても、筋金はおろか、針金かてムリでっせ」
BSテレ東/2019年12月7日深夜放送
【脚本】石川美香穂/【原作】九十九森
江戸前の旬 Season2・第3話 [江戸前の旬]
「こんな時代だ。伝統にとらわれねえことも、ときには必要だろう。江戸前だけが寿司だなんて言う つもりはねえ。だが、客をもてなす心をなくした寿司は、寿司とは言わねえんだ」
BSテレ東/2019年11月2日深夜放送
【脚本】石川美香穂/【原作】九十九森
江戸前の旬 Season2・第2話 [江戸前の旬]
「鱒之介の寿司は、所詮、大衆寿司よ。オレの目指す寿司は、これぞ本物、本物の江戸前。こんなうまい食いモンがこの世にあると知らなかったと言わせる寿司さ」
BSテレ東/2019年10月26日深夜放送
【脚本】石川美香穂/【原作】九十九森
江戸前の旬・第12話(最終回) [江戸前の旬]
「形あるものは、いつかは こわれる。こわれた先に、また新しい形が生まれる。その繰り返しだ」
「母さんが亡くなったとき、親父、涙のひとつも見せなくてさ。オレ、ずっと そのことが許せなかったんだ。でも、いまになって ようやく わかったよ。(中略) 父親っていうのは、子供の前では泣けないもんさ」
BSテレ東/2018年12月29日深夜放送
【脚本】松井香奈/【原作】九十九森
江戸前の旬・第11話 [江戸前の旬]
「不器用で、寿司ばっかりに気を取られていたあっしに、ひとのために握ってこそ寿司だと、教えてくれたのが(女房の)あいつでさあ」
BSテレ東/2018年12月22日深夜放送
【脚本】松井香奈/【原作】九十九森
江戸前の旬・第10話 [江戸前の旬]
「伝統的な江戸前では、握らないタネってのが いくつかありまして。(中略) 東京湾で獲れない鮭や甘えびなんかは握らなかった。しかし、輸送技術の進歩と共に、いまでは人気の寿司ダネになりつつありますな。時代と共に伝統も少しずつ変化していく。それを生かすのも、江戸前の職人の腕次第ってことで」
BSテレ東/2018年12月15日深夜放送
【脚本】松井香奈/【原作】九十九森
江戸前の旬・第4話 [江戸前の旬]
「古臭いやつだと思うでしょうがね、(わたしは)新しいモンに飛びついて失敗するよりも、看板を守ったまま静かに消えていくほうがいい」
「握り(寿司)は技だけでなく、心で握ってこそ、輝きを増す」
BSテレ東/2018年11月3日深夜放送
【脚本】石川美香穂/【原作】九十九森
江戸前の旬・第2話 [江戸前の旬]
「きのう できなかったことが、急に できるようになる――。あの感じ、ない? そういうときは、おれは まだまだ これから いくらでも成長できる。あきらめずに泳ぎ続ければ、ショッコみたいに必ず大きくなれるって思うんだ。(中略) ショッコは荒い海を泳ぎ続けて、ようやく最後にカンパチになる。簡単じゃないと思うけど、でも、オレたちも・・・」
「小さなことにも手を抜かない。それが老舗を守る秘訣だって」
BSテレ東/2018年10月20日深夜放送
【脚本】松井香奈/【原作】九十九森