ファイトソング・第10話（最終回） [ファイトソング]
「花枝は強い・・・というか、頑な なんだなって思いました。自分が決めたことを、絶対に変えない、なにがあっても。それは強さでもあるけど、そこから動けない、それしかできない、弱さでもあるんじゃないかな」
「誰かが自分のことを好きになってくれるって、それは とても最高なことで、自分が好きなひとが自分を好きになってくれるなんて、それは もう奇跡みたいなもので・・・。オレたちは そういう ふたりだったと、いまも思ってる。そうオレが思ってても、生きる中で その気持ちを選ぶかどうかは、花枝が決めることだから。オレは待ってる。待ちたいんだ。花枝がオレを必要だと思ってくれるまで、一緒にいたいって思うまで。いつまででも待ちます・・・10年でも、20年でも、50年でも。オレは待ちます」
「花枝が好きです。いままでで、今日が いちばん好きです。明日は もっと好きになる自信があります」
TBS／2022年3月15日放送
【脚本】岡田惠和
ファイトソング・第８話 [ファイトソング]
「たぶん（相手は）こうくるだろう。そしたら、こうしよう みたいなときにさ。ラクなの想定してたら、絶対 負ける。絶対 そんなの こないでしょう、みたいなのに備えないとね、負ける。まあ、だから、嫌なことは起きる前提で、それと戦うスタンスです、わたしは」
「恋に負けるのは嫌です。恋にひきずられたり、恋に引っ張られて、なにか変えたりするのも嫌です」
TBS／2022年3月1日放送
【脚本】岡田惠和
ファイトソング・第６話 [ファイトソング]
「（ジェットコースターの）上から見たら、ひとはこんなに小さくて・・・でも、オレは探した。根拠なくオレは、どんなところにいても、花枝を見つけられる気がして。そして、見つけた。（中略） そのときにね、思った。このまま飛んでいきたいって、ホントに思った。飛んでいけるって、ホントに思った。花枝のもとに行けるなら きっと飛べるって、そう思った――と思ったら、（乗降口に）着いてしまった。なんか、意味もわかんないけど泣いてた、オレ。みんな、『え』って顔して、オレのこと見て・・・『あ、怖かったのか』みたいなね。世界の無理解って、こういうことだなって思った」
TBS／2022年2月15日放送
【脚本】岡田惠和
ファイトソング・第３話 [ファイトソング]
「あれでしょ。わたしみたいな感じで、仕事バキバキしてる女のひとは、料理が下手だって思ってんでしょ。古いから、その感覚。どっちかっていうと、なんでも できてしまう悲しみ系だから、わたしは」
「（花枝に）なにか あるのは わかる。それが なにかは わかんない。そして、どんなに問い詰めたって、言わないと決めた あなたは言わない。でも、なにか あるなあと、わたしは思ってるから。そのつもりでいな」
TBS／2022年1月25日放送
【脚本】岡田惠和
ファイトソング・第２話 [ファイトソング]
「心が大きく動いたんだから、未来も動くよ、きっと。いいふうにね。そのきっかけとか、チャンスとかを見逃すな」
「あなたたちはさ、いろんなものを奪われて、ここに来た。だから、これからは いいこと たくさん起こるんだよ」
「そういう邪魔とか妨害ってさ、恋の後押しするだけだって、知ってた？」
TBS／2022年1月18日放送
【脚本】岡田惠和
ファイトソング・第１話 [ファイトソング]
「みんなにとって、花枝さんは憧れだったわけですよ。夢をね、持って頑張れば、あんなふうになれるんだ、みたいな。でも、あんなことがあって、ケガして、空手あきらめて、できなくなって。今度は、あこがれっていうか、かわいそうっていう意味で、やっぱりスターだったわけですよ。みんなで優しくしよう、みたいなね。でも、いまは逆です、逆。（なんに対してもやる気がなくて）あんなふうにだけは なりたくないってね」
TBS／2022年1月11日放送
【脚本】岡田惠和
