妻、小学生になる。・第10話(最終回) [妻、小学生になる。]
「麻衣が生まれてきてくれた その瞬間から、麻衣は いっぱい いっぱい ママを幸せにしてきてくれたの。いまでも麻衣には、そういう力があるの。覚えててね」
TBS/2022年3月25日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第9話 [妻、小学生になる。]
「麻衣に謝りたいことがある・・・。ママがいなくなってからの この10年、ぼくは本当に最低の父親だった。麻衣を励ますよりも、自分の悲しみに浸ることを優先させた。なんの望みもなく、ただ生きてるだけの生活に麻衣を巻き込んだ。きみは むかしから、ぼくに似て 引っ込み思案だけれど、ママと一緒で 冗談が好きで・・・ちょっとしたことでも たくさん笑って、麻衣のそんな顔を見ると まわりの みんなも笑顔になった。そういう力が麻衣には ちゃんとあるのに。ごめんな」
「なあ、麻衣。どうして、ママは帰ってきてくれたんだろう。どうして、小学生になってまで、もう一度、会いに来てくれたんだろう。ママの気持ちを考えたら、自分が情けなくて腹が立つよ。最後までママにすがって、最後まで心配させて・・・。だから、もう あのころのように、落ち込むのは やめようと思う。(中略) ママがしてくれた、ママが言ってくれたことをムダにしたくない。だから、麻衣。これからは、なくしたものじゃなく、ママがくれたものを見つめて生きていかないか」
TBS/2022年3月18日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第8話 [妻、小学生になる。]
「あなたと奥さんとは、とっくに今世での縁を終えてるのよ。ときが巡れば、それぞれ また別の姿で巡り会うこともあるかもしれない。なんでもかんでも この世で どうにかしようなんていうのは、ちょっと欲張りすぎなんじゃないかしら」
TBS/2022年3月11日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第6話 [妻、小学生になる。]
「きみ、長女でしょ? いや、見えんのよ・・・いかにも、しっかりしてそうな感じするもん。オレとマスターの、甘えたがり末っ子センサーに引っ掛かってるから」
TBS/2022年2月25日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第5話 [妻、小学生になる。]
「子供を大切にしない親を、親だからという理由だけで大切にしようとするのは、違うんじゃないのか」
「うちの母ちゃんは、うーん、なんだろう、いつも誰かに怒ってた・・・自分を幸せにしてくれない まわりの人間に対して。過剰に相手に期待して、それで裏切られたって、ヒスって。ま、それの繰り返し」
「いままでも、娘に(邪魔だとか)そんな言葉をぶつけていたの? 子供が黙って聞いてるからって、なにも感じてないわけじゃないのよ」
TBS/2022年2月18日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第3話 [妻、小学生になる。]
「あんたって、いつも そう・・・自分のことを棚に上げて、口先だけは立派なんだから。せっかくチャンスもらえても、ちょっとダメ出しされたら、投げ出して・・・。、ハート弱いくせに、プライドだけは いっちょまえ。友利、あんたには、好きなことも、才能もあるんだから、もったいない生き方しないで」
「いやもう(うちの姉ちゃんは)たくましくて、力が みなぎってて、太陽みたいで。で、頼りがいがあって・・・でも、ありすぎて。だから、それに甘えて(まわりの人間は)なにもしなくなる。姉ちゃんは まわりをポンコツにする」
TBS/2022年2月4日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融
妻、小学生になる。・第1話 [妻、小学生になる。]
「きみと出会った瞬間から、ぼくの人生の主人公はきみだ」
「なによ、この ご飯は。(中略) 栄養の面もあるけど、それより大事なのが、ちゃんと お皿の上に載ったものを食べることなの。こんなに素敵な お皿があるんだから。忙しくて、買ってきた お総菜だけになっても、それだけは守りなさい」
「地面ばっかり見ても、おいしいものは落ちてないわよ。顔を上げなさいよ」
「ちゃんと手入れしてあげれば、家だって いい年の取り方できるんだから」
「失ったものを見つめて、死ぬまで過ごすの? そんなふうに生きるには、残りの人生 長すぎない?」
「ぼくの夢は、きみの夢が かなうことだから」
「余生じゃなくて、いまが あんたの人生なの。もったいない生き方しないで、しっかり生きなさい」
TBS/2022年1月21日放送
【脚本】大島里美/【原作】村田椰融