舞いあがれ！・第30話 [舞いあがれ！]
「（店 閉めるのは）呼ばれたからや。朝になると、なにかに呼ばれて睡蓮の花がひらくやろ。春になると、なにかに呼ばれて白鳥が北へ飛んでいくやろ。そういう、得体の知れん でっかいモンに呼ばれたんや」
「（どないしたら ええんか、わからんときは）短歌にしてみ。書きたい言葉が、ここに ぎゅうぎゅう詰めなってて、出てこられへんのやわ。五七五七七のリズムに乗せたら、詰まってた言葉も流れ出すで、きっと。『うれしさは 忘れんために 悲しさは 忘れるために 短歌にしてみ』」
NHK／2022年11月11日放送
【脚本】桑原亮子
舞いあがれ！・第20話 [舞いあがれ！]
「（人力飛行機のパイロットは）大変やで。トレーニングだけやない。ホンマに大変なんは、みんなの期待を背負うプレッシャーや。楽しいだけでは、すまへん。苦しいことのほうが、ずっと多いで」
NHK／2022年10月28日放送
【脚本】桑原亮子
舞いあがれ！・第13話 [舞いあがれ！]
「（詩を書くのは）しんどい。こない しんどいこと、あれへんな。（それでも書き続ける。）生きていく いうのはな、大勢で船へ乗って旅するようなもんや。みんなが船の上でパーティーしてるとき、おっちゃんは息 苦しなる。それで、冷たい海 飛び込んで、底へ、底へ、潜っていって、そこに咲いてる花、必死でつかみ取って、船の上へ戻ってくる。そしたら、しばらくは息できんねん。その花が “詩” や」
NHK／2022年10月19日放送
【脚本】桑原亮子
