この素晴らしき世界・第９話（最終回） [この素晴らしき世界]
「ああいう いい加減な連中が この世界を腐らせているんだ。平等だか、多様性だか、知らないが、社会の役にも立たない無能な人間たちに余計な力を与えすぎたことが問題なんだよ」
「わたしたち大人は、この世界に生きる若いひとたちが希望を失わないように、この世界に絶望しないように、できる限りのことをしなくてはなりません。なにもせずに この世界を引き渡していくような無責任を、きっぱりと否定しなくてはいけません」
「この世界には悪意のある人間が存在します。だけど、わたしたちの問題は、多くのひとたちが それに気づいているのに実際には なにも変えられないことのほうだと思うのです」
フジテレビ／2023年9月14日放送
【脚本】烏丸マル太／【脚本協力】たかせしゅうほう
この素晴らしき世界・第８話 [この素晴らしき世界]
「この社会を回しているものは、なんですか。お金です。人間同士の関係というものも、すべて お金という流れの上に載った小船だ。誰かに稼いでもらった お金で生きてきた あなた方には、一生かけても わからないでしょうね」
「正義を貫けたらいいなとは思うけど、貫き通せなかったときに、それを全部 悔やんでたら、その人生が窮屈じゃない？ 正義は人生の上に、トッピング程度にのっかってれば、それで充分なんだよ」
「カゴがあってもなくても、そこから飛び立つかどうかは、その鳥が自分で決めることでしょ」
「（不正直なことを強要されたとき）受け入れられたら 受け入れて、戦えたら 戦えばいいんだけど、どちらも できなかったら、逃げたらいいんだよ。好きに生きたらいいのよ。失敗したら、自分で後悔したらいいの。あなたの人生でしょ。ほかの誰かに、許可してもらう必要なんてない。それが たとえ親であっても」
「大事なのは、できるかどうかじゃなくて、まずは やってみることなんだって。やらなくて なにも変わらないままだったら、後悔しか残らないんだよって」
フジテレビ／2023年9月7日放送
【脚本】烏丸マル太
この素晴らしき世界・第７話 [この素晴らしき世界]
「妙子さんが まえに言ってたんだけどね、どこに向かってるか わからなくなったときでも、とりあえず いま向いてるほうが前なんだって。妙子さん、そういうひとだよ。自分以外のひとを理解することができるひと――。そういうひと」
「自分の正義を押しつけないでください。会社がなくなったら困るんです。東京に独りで出てきて、家賃だって、生活費だって高いんです。正義で家賃は払えませんから」
フジテレビ／2023年8月31日放送
【脚本】烏丸マル太
この素晴らしき世界・第６話 [この素晴らしき世界]
「子育てなんてね、自分を棚に上げなきゃ、できるわけないでしょ。これまで自分が さんざん やらかしてきたことを棚に上げなかったら、子供なんか育てられないし、しつけなんか できわけないのよ」
フジテレビ／2023年8月24日放送
【脚本】烏丸マル太
この素晴らしき世界・第５話 [この素晴らしき世界]
「華やかさと自由は、同時には手に入らないよ」
「誰かに振り向かれることがなくても、誰にも話を聞いてもらえなくても、自分のことだけは、自分が決められる。（中略） もし、それを決めることが許されなかったら、それはもう そのひとの人生じゃない」
「櫻井は もっとはっきり（助けてと）言うべきだった。曖昧に言っただけで、誰かが助けてくれると思うなんて、ちょっと甘いと思います」
「誰かが作った社会みたいなものに、紛れ込んで生きる必要なんてないと思うんだ。ルールなんて変わるもんだから」
フジテレビ／2023年8月17日放送
【脚本】烏丸マル太
この素晴らしき世界・第１話 [この素晴らしき世界]
「真由美さんはね、あなたが『できない』って言うことを怒ってるんじゃないの。あなたが やろうともしてないっていうことに腹を立ててるの。能力がないって、なに？ 誰が決めたの。自分で決めたの？ やりもしないで、どうしてわかるの。やってみなさいよ。どこまでできるか、まずやってみなさい」
フジテレビ／2023年7月20日放送
【脚本】烏丸マル太
