くすぶり女とすん止め女・第8話(最終回) [くすぶり女とすん止め女]
「死ぬのもツラいけど、生きるツラさを味わい続けるよりはマシ。言葉の暴力は毎日 浴びてるけど、身体的な暴力を受けるよりはマシ。10円 節約できただろって1時間ネチネチ責められるけど、会話がない夫婦よりは ちょっとマシ。VRつけながら抱かれてるけど、セックスレスよりかは たぶんマシ。その世界にいる限り、そうやって自分を守っていくしかないし、自分を守ることが悪いことだと、わたしは思わない。でも、世界は ほかにも あるんだって教えてくれたの、八田さんじゃないですか」
「シンデレラは 結構 厚かましいと思う。継母の反対を押し切って舞踏会に行ったし、ガラスの靴だって わざと忘れたのかもしれない――。彼女が もしも『わたしなんか』と思って一歩を踏み出さなかったら、彼女の人生は変わらなかったんじゃないのかな。だから もうやめよう、『わたしなんか』って、いろんなことを あきらめる人生は」
テレビ東京/2023年11月28日深夜放送
【脚本】我人祥太/【原案】ふちいく子
くすぶり女とすん止め女・第5話 [くすぶり女とすん止め女]
くすぶり女とすん止め女・第4話 [くすぶり女とすん止め女]
「家族、幸せ、子供――。そういう言葉を聞いたときの、このムズムズする気持ちって、いったい何なんだろう――そういう顔してたから。それはね、あこがれよ。もしくは、嫉妬。あるいは、劣等感。場合にっては嫌悪感」
テレビ東京/2023年10月31日深夜放送
【脚本】我人祥太 /【原案】ふちいく子
※ 上記は2名による連続した台詞をつなげたものです
くすぶり女とすん止め女・第3話 [くすぶり女とすん止め女]
「そういう手口でしょ・・・そうやって『包み隠さず言うのが、逆にいいでしょ』みたいな。イケメン俳優が、あえてAVの話して、逆に好感度 上がっちゃうみたいな。ね、そういうパターンなんでしょ」
「自分を守ろうとする嘘は、結果、相手を傷つけますよね。自分を守ろうとする嘘よりも、相手を守ろうとする嘘をついたほうが いいんじゃないのかしら」
テレビ東京/2023年10月24日深夜放送
【脚本】我人祥太/【原案】ふちいく子
くすぶり女とすん止め女・第2話 [くすぶり女とすん止め女]
「なんで49歳になってから、働きに出ようと思ったんですか。49歳で初めて社会に出るなんて、49歳で野球はじめて、プロ野球選手 目指すのと同じくらい無謀なことだって気づいてますか」
「すぐ謝る・・・なにに対して『ごめんなさい』って言ってるのかも わからないくせに。『ごめんなさい』のムダづかいはやめてください」
「どうしていいか わからないから、笑って ごまかしたんですよね。そうやって、笑って ごまかしてきた あなたたちの一分一秒が積もり積もって、『女は笑っていればいい』っていう、悪しき文化が できたことに気づいてますか。知ってます? あなたたち世代のせいで、わたしたちが どんなに働きづらいか。真面目な顔して仕事してたら、女なんだから もっとニコニコしろって言われて。笑って仕事してたら、ヘラヘラするなって言われて・・・どっちだよ。化粧も同じです。化粧しないで会社に来たら、女なんだから化粧しろって言われて。化粧してきたら、化粧する暇あって いいなって嫌味 言われて・・・どっちだよ」
テレビ東京/2023年10月17日深夜放送
【脚本】川原杏奈、太田勇/【原案】ふちいく子