マルス -ゼロの革命-・第9話(最終回) [マルス]
「わたしはね、いまの社会もそんなに嫌いじゃないの。あなたたちの言うように、一部の大人にとって都合のいい閉鎖的な世界かもしれないけど、それでも他人の力になってくれる大人はちゃんといる」
「なにやってんだろうな、オレたちは。国の行く末なんて なんの興味もないやつらのために、こんな 体 張って。結局、なにも変わらなかった。どれだけ危機感を煽っても、ひとごとのように嘲るだけで。こんな国、滅びて当然なんだよ」
テレビ朝日/2024年3月19放送
【脚本】武藤将吾
マルス -ゼロの革命-・第8話 [マルス]
「どうせ、きみたちは こんな わたしを見て、こういう大人には なりたくないと思ってんだろ。でもな、こんな大人がいまの社会を支えてるんだよ。若いうちは無限の可能性を信じ、なんでもできると錯覚する。でもな、それで道を踏み外して、あとで後悔しても遅いんだよ」
「そこそこで なにが悪い? そこそこの人生を送るために、ひとが どれだけ苦労してるかって話だよ」
テレビ朝日/2024年3月12放送
【脚本】武藤将吾
マルス -ゼロの革命-・第7話 [マルス]
「むかしは子供が無邪気に外で遊んで、大人がそれを優しく見守った。けど、いまは子供たちに関わるだけで不審者扱いだ。この国はどんどん潔癖になっていく。島国なのに他人行儀。個人主義が横行して、足並みひとつ揃えられない」
「他人を労り、自分を律する気概と矜持――。それを取り戻すためには、まず この国が ひとつにならないと いけない。甘い蜜を与えても、横取りし合うだけです。だから、窮地に追い込むんですよ。そうなれば、否応なしに団結するしかなくなる」
「気づいたんです。大切なのは、まわりの意見とか客観的な考えとかじゃなくて、自分にとって なにが正しいのか、なにを信じたいのかってことなんだって」
「なにを言ってもムダだよ。一度 火がついたら、もう止められない。どれだけ ひとごとでも、(ネットの連中は)偽りの正義を掲げて、ひたすら叩く・・・ターゲットが壊れるまで」
テレビ朝日/2024年3月5放送
【脚本】武藤将吾
マルス -ゼロの革命-・第6話 [マルス]
「正義なんて、自分が信じたいことを正当化するための都合のいい言葉に過ぎないんだよ。それに気づかず、自分の思いをネットにぶつけて悦に浸るのは、ただの暴力だ」
「人間の腹の内までは誰も見られない。自分の目に映るものだけが、世界のすべてだと思うなよ」
テレビ朝日/2024年2月27放送
【脚本】武藤将吾
マルス -ゼロの革命-・第5話 [マルス]
「骨抜きにされた いまの若者は なんの危機感も抱いちゃいない。個人情報が流出されたとしても、それが どれだけ危険なことかピンとこないんだろうな。(中略) 隣の誰かと変わりない自分の情報なんか奪われても、痛くも かゆくもない。そんな自信のなさが、日本人としての矜持や気概を失わせていく――」
テレビ朝日/2024年2月20放送
【脚本】武藤将吾
マルス -ゼロの革命-・第1話 [マルス]
「あらがって、あらがって、それでもダメで・・・歯を食いしばって、ようやく一歩を踏み出せる。それが、前に進むってことなんだよ」
「イジメられても、無視されても、誰も助けてはくれない。自分で乗り越えるしかないんだよ。どんなにツラくても、耐えるしかない。戦うしかない。強くなるしかない。この痛みを、強さに変えていかなきゃ いけないんだよ」
テレビ朝日/2024年1月23放送
【脚本】武藤将吾