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BG ~身辺警護人~2・第7話(最終回) [BG]

「政治家が裏で関わる案件は、命が軽くなる」



「わたしは日本の国籍を持ってないからね。(疑われたら、逃げるしかない。)日本は母の国だが、カネ以外なにも与えてくれなかった」



「人間が人間に近づくのは、利益が目的だと知っている。そして、それをわたしは利用してきた」



「わたしは後悔しない。過去を振り返る者にカネは微笑まないからな」



「善良な人間は神に愛されるらしいが、わたしは もちろん きみも神に見捨てられた生々しい存在というわけだ」



「(ここで逃げても)あなたは また新たなビジネスが できるかもしれません。でも、あいつらは・・・警護課の人間は仕事を失います。あなたの言うビジネスとは、そういうものですか」



「おまえ、オレに聞いたよな・・・なんでボディガードなんかに必死になれんのかって。たぶん、ひとを信じられるかどうか、問われてるからじゃないかな」



「毎回、いろんな依頼人に会って、否が応でも ひとを信じることに全力を傾ける。たとえ敵対する人間でも、信じて守る。いまの依頼人を守ることが、そのひとの未来を守ることになる。それがオレたちの仕事なんじゃないの」



「真面目で立派なひとだったら信じる? 親切で優しかったら信じれんの? これまでに間違いを犯してなかったら信じられる? 嘘かどうかなんて、わかんないよ。だから、信じてみるしかないんだよ。じゃなかったら、守るのに命なんて懸けらんないだろ」


テレビ朝日/2020年7月30日放送
【脚本】
井上由美子
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