横山秀夫サスペンス・刑事の勲章

「刑事デカは（人間関係を）切らないんだよ。（中略）　殺しの犯人ホシも、強盗たたきの犯人も、その女房子供も、協力者も、先輩も、後輩も、みんな ずるずる引きずってく。それが刑事デカだ。大ごとだ、面倒だ、切ってしまいたいときもある。だが、切らないの刑事デカだ。何百、何千という人間と死ぬまでつながってることが、刑事けいじの最大の勲章なんだよ」

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TBS／2016年4月25日放送
【脚本】窪田信介／【原作】横山秀夫

横山秀夫サスペンス・陰の季節

「犯人ホシは現場げんじょうに戻らない――。（中略）　過去10年ぐらいの（事件を）調べてみたが、どいつも犯行現場には寄りついてねえ。うかつにセオリーを信じるなってことだ」

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「言えない事情があるから秘密なんだ。簡単に口にするな。（組織を守るためだと？）　それなら、いまの話は墓場まで持っていけ。（中略）　知ってしまった者の責任だ」

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TBS／2016年4月18日放送
【脚本】窪田信介／【原作】横山秀夫

税務調査官 窓際太郎の事件簿30

「税務署は国民が額に汗して納めた税金をお預かりしているんです。預かる以上、納める人に不公平があってはいけません。だから、ごまかそうとする人には厳しく対処します。だから、やむを得ぬ事情がある人からは、むしり取るようなマネはしてはいけません」

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「その血（を流した人の気持ち）をほうっておいたら、あなたは弱者を踏みにじったことになります。局長、東京国税局は、そんなことは できないはずです。国民の血税を預かる以上、常に国民の味方であるべきじゃないでしょうか」

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TBS／2016年4月11日放送
【脚本】土屋六郎