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35歳の少女 ブログトップ

35歳の少女・第10話(最終回) [35歳の少女]

「きみはひとつだけ間違ってる。どうして、ツラいなら『ツラい』って言ってくんないんだよ。自分の気持ちを正直に打ち明ければ、味方になって一緒に耐えてくれるひとが、必ず そばにいるのに」



「きみは落ちこぼれ なんかじゃない。そう思うなら、オレたち教師が落ちこぼしてるだけだ。だから、きみは悪くない。バカでもない。自分の愚かさを知ってる人間は、ホントはとっても賢いんだよ。いまから どんどん賢くなっていけるんだ」



「イジメたやつは最悪だ。絶対に許せない。でも、それよりも悪いやつがいる。それは、見て見ぬふりをするやつだ。そんなことをしてると、自分をごまかす人間になる。正直に生きられない人間になる。ひとが どう思うか ばっかり気にするようになる」



「わたし、子供のころ録音したテープに、『家族がケンカしても、仲直りできる方法がある』って、むかしの母が言ってるのを聞いたことがあるんです。でも、途中でテープが切れて、その答えを知ることができなくて・・・。でも、おふたり見てたらわかりました・・・そんなの必要ないって。だって、そんなもの なくても、仲直りできるのが家族なんだから」



「大事なのは、正しいかどうかじゃなくて、自分が選んだ道を正しくすることなんじゃねえのか」



「言っとくけど、オレはおまえとしか結婚するつもりないから。オレは、もし望美のぞみが死んだときに、おまえの家族でいたいんだ。オレが死んだときも、おまえに家族ていて欲しいんだ」



「いつか おまえ、『わたしたちは、さよならを言うために出会ったんだ』とか言ってたけど、そうじゃない。オレたちは、死ぬまで一緒にいるために出会ったんだ」


日本テレビ/2020年12月12日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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35歳の少女・第9話 [35歳の少女]

「オレは、やりたくないことは すぐわかるのに、ホントにやりたいことが わからないんだよ、いつまでたっても」



「いまは誰も自分のツイッターやインスタに、何人が『いいね!』をつけるかを気にし、グルメサイトの点数が高ければ、安心して『おいしい』と言う――。そんなふうに、ひとの意見ばかり気にしているうちに、大切な時間はどんどん失われていくのに」



「奇跡を起こせるのは、それを信じ続けるやつが いるかどうかで・・・事実、おかあさんは そうやって(25年寝たきりの)おまえを目覚めさせたんだろ。だったら、今度はおまえが奇跡を起こす番じゃねえのかよ」


日本テレビ/2020年12月5日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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35歳の少女・第8話 [35歳の少女]

「あんた、むかし、あたしのオモチャを欲しがって、いつも駄々こねてたけど、そのころと なにも変わってないじゃない。なんでもかんでも欲しがるばっかりで、手に入れる努力 なにひとつしてないし。これ以上、身勝手な寂しさを人前でばらまくのやめたら? 本当は独りぼっちで、気が狂いそうなんでしょ。だったら、おとなしく家に帰ればいいじゃない」



「なんで、自分のまわりにいるのは愚かな人間ばかりなんだろうと思いませんか。つまらない日常を写真に撮ってはネットにアップし、しゃべりたくなったら名乗りもせずにマウントを取り、相手のことを『死ね』と攻撃する。そのくせ、SNSでつながってるだけで友達だと思い、相手の顔も知らないまま、自分はリア充だと勘違いする。そんなひとたちが本当に必要でしょうか」



「あたしは、あなたたちと同じになったの。それの どこがいけないの。これからの時代は、心地いい言葉や、都合のいい情報を与えて大衆の心を操作し、自分の利益を上げる者だけが生き残ることができるの。そんなことにも気づかないで、ダマされるほうが悪いのよ」



「ひとを不幸にするのは、誰でもできる。でも、たくさんのひとを幸せにできる人間は、少ししかいない。あなたは そのひとりなのに・・・」


日本テレビ/2020年11月28日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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35歳の少女・第5話 [35歳の少女]

「むかしから男運が悪いの、あたしは。初めて つき合った高校の先輩には、二股どころか、五股かけられたし、大学で同じゼミだったやつは すぐ暴力 振るうDV野郎で、社会人になって知り合った取引き先の男は仮想通貨で大損して、その借金、全部 肩代わりする羽目になって・・・。(中略) あたしはね、セックスのときに ほかの女の名前を呼ばれたことがあるけど、つきあってる男の親に紹介されたことは一度もないのよ」



「あなたは多恵さんに離婚されたから、あたしと結婚したのよ・・・むかし お見合いした あたしと再会して、もうひとつ あったかもしれない人生をやり直せるかもしれないと思って」



「おまえは まだガキだから、好きだとか、ずっと一緒にいるとか、言えばいいと思ってるけど、それだけで やっていけるほど甘くないんだよ、現実は。経済的なこととか、家族の反対とか、セックスとか、いろいろクリアしなきゃいけない問題が山ほどあるから。それなのに、卑怯だとか、逃げるなとか、ひとのことばっかり責めてんじゃねえよ」



望美のぞみもいつか大好きなひとができる。そしたら、そのひとの話をたくさん聞いてあげなさい。そうすれば きっと、あなたが どんなに相手のひとのことを大切に思ってるか、わかってくれるから」



「(結人ゆうとくんと一緒に家を出る決心をして)いま、生まれて いちばん不安だけど・・・いちばん幸せ」


日本テレビ/2020年11月7日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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35歳の少女・第4話 [35歳の少女]

「話す声は聞こえるし、言葉は聞こえてくるのですが、話すひとの心は聞こえてこないのです」



「もっといいこと言いたいけど、まだ子供だからさ、あたし。早く大人になって、ああ、望美のぞみがいてくれてよかったって思えるようになるから。待っててね、結人ゆうとくん」


日本テレビ/2020年10月31日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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35歳の少女・第3話 [35歳の少女]

「教師やってるとき、けっこう いたなと思って・・・あなた みたいな保護者が。なんでも わかってるって言いながら、子供の気持ちを全然 知ろうとしないんですよ」


日本テレビ/2020年10月24日放送
【脚本】
遊川和彦/【脚本協力】松島瑠璃子阿久津朋子
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