紅さすライフ・第８話 [紅さすライフ]
「どれぐらい うれしいかというと、いま この うれしみを、こうやって お団子にして詰めるでしょ。で、この お団子を誰かに ぶつけたら、そのひと あまりの うれしさに、羽が生えて飛んでっちゃうと思う」
日本テレビ／2023年9月11日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
紅さすライフ・第７話 [紅さすライフ]
「世の中には、自分のことをミジメに思わせる言葉がありますよね。『若くないのに』とか、『男らしくない』とか、『いい年して』とか・・・。でも ぼく、そういうの全部、呪いだと思ってます。自分らしさを殺す呪いです」
「男は『独身貴族』と呼ばれる年でも、女は『行き遅れ』って言われる。30を前にして、自分の市場価値みたいなのが減ってく気がしてたけど、それって、わたしが おかしいんじゃなくて、そういうふうに社会が呪いをかけてただけなんだって。一度 解けた呪いには、もう二度とかからないぞ」
日本テレビ／2023年9月4日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
紅さすライフ・第５話 [紅さすライフ]
「オレは100万の『いいね！』より、ひとりの熱意のほうが面白いと思ってるから。きみたちが数字の大小だけで推してきたインフルエンサーより、彼女が必死にプレゼンしてくれた彼のほうが、オレには刺さったってこと」
日本テレビ／2023年8月21日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
紅さすライフ・第２話 [紅さすライフ]
「突然、化粧して登場したら『出会い求めて、必死』とか言われる可能性あるからさ。ほら、うちの研究室ってホモソーシャル全開で、ハラスメントという概念、いまだに ないからさ。平気でそういうこと・・・『女らしくない』とか言うくせに、オシャレしたら『色気づいてる』とか言って」
「男性優位の研究室の空気、教授のホモソーシャルな考え方、女性職員を人間ではなく『女の子』としてしか扱えない いまだ昭和のジェンダー観、研究の専門性に対して低すぎる給料、話しても わかってもらえないという絶望感に、これ以上 耐えられないため、退職いたします」
「あなた、父親なのに（子供の）なに見てるんですか。目標もなくブラブラしてるわけねえだろ。（いまのままじゃ）泣きついてきても助けてやれない？ はあ？ なにが悲しくて、こんな（大勢のいる）場所でマウント取ってくる しょうもない親に泣きつかなきゃいけないんですか。（彼のことを）中途半端な人間っていいますけど、自分の思い通りに ならないから、目障りなだけでしょうが」
日本テレビ／2023年7月31日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
紅さすライフ・第１話 [紅さすライフ]
「ポストドクターって響きはカッコいいんすけどね、実際は まともな福利厚生も保証されない非正規雇用の研究員」
「正当な評価（で助教に推薦されないの）なら、仕方ないですよ。でもね、女の子は（家庭と研究を）両立できない（から）って、これ何重にヤバイ発言かわかってます？ わかってないですよね。あなた『女の子が研究室にいると、研究室が華やぐ』って、無邪気に言うひとでしたもんね。あ、『皆本さんも早く彼氏 作ったほうがいいよ』っていうのもありましたね。『やっぱり、女の子のほうが細かい作業が得意だね』『たまには化粧したほうが可愛いよ』――。わかってんのか知りませんけど、これ全部アウト。いや思い出したら、あんた相当 ヤベえじゃねえか。こっちはな、女の子として来てんじゃねえんだよ。研究者だっつーの。いつの時代のハラスメントだよ」
日本テレビ／2023年7月24日深夜放送
【脚本】松島瑠璃子
