君が心をくれたから・第11話(最終回) [君が心をくれたから]
「雨の心を支える言葉――。いろいろ考えたんだ。でも、やっぱり ひとつしかなかったよ。出会ったころから ずっと思っていたことだから。何度でも言うよ、100回でも、1000回でも、1万回でも。――雨はこの世界に必要だよ」
「太陽くん、わたしと友達になってくれてありがとう。恋人になってくれてありがとう。あなたと出会ってからの10年間は、人生で いちばん うれしい時間でした。大袈裟じゃなくて、本当に、本当に、そう思ってるよ。どうしてなんだろう。そんなの決まってるね。太陽くんが わたしを必要としてくれたから。たくさん笑ってくれたから。一緒に生きてくれたから。それと・・・きみが心をくれたから」
フジテレビ/2024年3月18日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第9話 [君が心をくれたから]
「ひとってね、誰もが心にキャンドルを持っていて、そこには希望の光が灯ってるの。その光を消さないように、大切に誰かと分け合いながら生きていくのが人生なんだって」
フジテレビ/2024年3月4日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第8話 [君が心をくれたから]
「ひとって、つい先のことを考えて不安になっちゃうものよね。でも、この10秒間を 精一杯 幸せに生きることだけを考えてみたらどうかな」
「火薬ってね、不老不死のクスリを作ろうとして、偶然できたものなんだ。父さんに この話 聞いたときには笑っちゃったな。むかしのひとは変なこと 考えるんだなって。でも、いまなら わかる気がする。どんだけバカにされても、世界中に笑われても、そのひとは作りたかったのかも・・・大切なひとを助ける魔法のクスリを」
「『いま』って、何秒間だと思う? 10秒間よ。それって、打ち上げ花火が夜空で咲いて、散るまでの時間。花火師はね、花火を見てくれるひとの『いま』という10秒間のために全身全霊を尽くすのね。そのひとたちの心に 一生 残り続けるような思い出を届けたくて」
「われわれ案内人は、奇跡を見守るだけの存在です。しかし、心の中は自由だ。(ふたりの幸せを)願ってもいい」
フジテレビ/2024年2月26日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第6話 [君が心をくれたから]
「最も重要なのは、生きているあいだに心を分け合うことです。死にゆく者は言葉や思いを直接 残し、見送る者は精一杯 尽くしてあげる・・・お互いに後悔を残さぬよう」
「泣くなって言ってるでしょ。あたしのほうがツラいのに、ずっとずっとツラかったのに・・・泣いて許されようとしないでよ」
「自分のことを愛しなさい――。それが人生で いちばん難しいこと」
フジテレビ/2024年2月12日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第5話 [君が心をくれたから]
「フラれた男ができることってよ、3つだけなんだよ。まず、ひとつ目な。相手の幸せを願ってやることだ。で、ふたつ目。何事もなかったように、いままで通り普通に暮らすこと。最後は、もしも おまえの その好きな子が、独りで泣いて悲しんでたら、そんときは もう なにを置いてでも駆けつけてやるんだ」
「大人になると、苦しいことや、悲しいことが、たくさん起こるの。でも、雨に魔法をかけてくれるひともきっと現れる。だから、そんなときは遠慮せずに、魔法に助けてもらいなさいよ。その代わり、雨も誰かに素敵な魔法をかけてあげてね」
「イフタム ヤー シムシム・・・この魔法にかけられたら、心の扉もひらいてしまう。素直になれる特別な呪文です。あなたは今日の選択をいつか後悔するでしょう。彼のもとへ行っても、行かなくても、必ず後悔する。だったら、いまはすべてを魔法のせいにして、幸せな後悔をするべきだ」
フジテレビ/2024年2月5日放送
【脚本】宇山佳佑
注)上記台詞中の『雨』は人名
君が心をくれたから・第4話 [君が心をくれたから]
「マーガレットの花占いには秘密があって・・・。マーガレットの花びらって、ほとんど 全部 奇数なんです。だから、最初に言ったほうが、最後にくるんです。なのに、あんな肝心なときに限って偶数だなんて・・・。でも(本当は太陽くんと観覧車に乗りたかったから)うれしかったな」
フジテレビ/2024年1月29日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第3話 [君が心をくれたから]
「なるほど、初恋のひとの初恋になれなかったことが、悔しかったんだ?」
「恋にとって大事なのは、最初のひとになるか どうかじゃないよ」
「じゃあなに? 最後のひとになること?」
「ううん。それはね(最愛のひとになること)」
「若いころの一日は、ばあちゃんみたいな年寄りの一年以上の価値があるんだから・・・時間をムダにしたら、もったいない」
「初恋が実って結婚までいける確率は、たった1パーセントなの。お兄が初めて好きになったの、雨ちゃんでしょ。お兄は まだ1パーセントの可能性を持っている」
「ただ願うだけでいいの。この世界に、たったひとりでも、自分の幸せを願ってくれるひとがいる――。それだけで、人生って、うんと幸せだから」
「嗅覚は五感の中で唯一、直接 記憶をつかさどる海馬に情報が届く。言うなれば、嗅覚は思い出の扉をひらく鍵」
フジテレビ/2024年1月22日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第2話 [君が心をくれたから]
「もっと頑張ればよかった。あと1時間、ううん、30分でもいいから、寝るのを我慢して勉強すればよかった。動画 見たり、スマホ さわってる時間があるなら、もっと必死に、もっと精一杯・・・必要ないって言われても頑張ればよかった。それなのに、どうして・・・どうして、あのとき簡単に くじけちゃったんだろう」
フジテレビ/2024年1月15日放送
【脚本】宇山佳佑
君が心をくれたから・第1話 [君が心をくれたから]
「名前がイヤなら裁判所が変えてくれる。住む場所だって、婆ちゃんが変えてくれる。だけど、きみの心は きみにしか変えられないよ。大丈夫、きみなら変われる」
フジテレビ/2024年1月8日放送
【脚本】宇山佳佑