院内警察・第11話(最終回) [院内警察]
「この仕事を続けている以上は、(患者さんとの別れは)避けられないことだからね。普通のひとより、死は近くにある。(乗り越えるには)ご飯を食べるとか、お笑いを見るとか、あとは・・・。あ、これが いちばん大事。――孤独でいないこと」
「以前、武良井さんは、わたしのギフトはドイツ語のほうかもしれないと言った。それは当たっています。妹が亡くなったとき、もちろん悲しみはありましたが、それよりも神から解けない謎を出されたような気分だった・・・。手術が高難度なほど、成功に導くには どうすればいいのか、その答えを知りたくて のめり込んでいった。わたしが受け取ったギフトは、ひとに施すものではない。手術への興味と執着が、まるで毒のように わたしを侵食しているんです」 →参照(2段目)
フジテレビ/2024年3月22日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第10話 [院内警察]
「14年間、頑張って生きた わたしの人生を、最後は悲しむんじゃなく、ほめて欲しい」
「手術は成功したのに、彼女を救うことができなかった・・・。もし最初から救える命と、救えない命が決まっているなら、わたしがしてきたことは無意味でしかない」
フジテレビ/2024年3月15日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第8話 [院内警察]
「ときどき、怖くなるんです・・・わたしって、お母さんのためだけに存在してるんじゃないかなって。あー、逆かな・・・わたしの心配をするためだけに、お母さんが存在してるのか」
「ある研究では、ストレスや情動に関係して放出される交感神経からのノルアドレナリンが、β2アドレナリン受容体を介して、リンパ球の放出を抑制することがわかっている。つまり、『病は気から』という言葉は、あながち間違ってはいないということの証明だ。助かる気がない人間を救うのは、どんな医師でも難しい」
「まえに聞いたことがあって・・・摂食障害でやせた患者が、自分が入院してることを忘れて、検査着のまま自宅に帰ろうとしたことがあったって。川本さん言ってたろ・・・むかしは ぽっちゃりしてたって。ビタミンB1が不足すると、人間は自分が どこにいるのか わからなくなったりする意識障害を起こすことがあるらしい」
「茉莉は たしかに きれいになったけど、それが、ムリして手に入れたものだったら・・・そこまでしないと いけないんだったら、わたしは悲しいな」
フジテレビ/2024年3月1日放送
【脚本】諸橋隼人/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第6話 [院内警察]
「民間病院は どれだけ最新設備を導入できるかが勝負なんだよ。技術の足りない医師も、最新機器で救われるってものだ」
「大きな事件が起きる前には、必ず予兆があるものです。違和感を見過ごすたび、闇は大きくなっていく」
「権力はふさわしい者が持つべきです」
フジテレビ/2024年2月16日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第5話 [院内警察]
「もし わたしが きみと同じ立場なら、自分の見たものを信じる。指導医が誰かに かかわらず、ひとりの医師として できることをする。違和感を抱いたら、医師がやることは ひとつ。患者のそばで最善を尽くすことだ」
「患者の命より大事な正義があると言い張るなら、オレは容赦しない」
フジテレビ/2024年2月9日放送
【脚本】諸橋隼人/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第4話 [院内警察]
「ぼくも先生のような医師になれるよう頑張ります」
「誰かになっても仕方ない。一人ひとりの医師が熱意を持ち、自分の才能を伸ばすことこそが医療の発展につながる。医師として、自分は自分だというプライドを持って臨むべきだ」
「関わりたくないって逃げるのは卑怯だと思わない?」
「循環器内科って、瞬発的な判断が求められるじゃないですか。患者さんの いちばん危険な瞬間にも立ち会って救う。その一方で、そのあとのリハビリにまで寄り添えることが多い。危険な瞬間から、退院したあとまで、患者さんと並走できるのが すごく魅力的だなって」
フジテレビ/2024年2月2日放送
【脚本】諸橋隼人/【原作】酒井義、林いち
院内警察・第2話 [院内警察]
「夢は叶えたから幸せとは限らないわよ」
「やりたいことより、できること探すのが、大人になるってことでしょ」
「患者だって自分の命がかかってんだ。より安心できるほうを選ぶ権利がある。安心を神に求める者もいれば、ひとに求める者もいるってことだろ」
フジテレビ/2024年1月19日放送
【脚本】天本絵美/【原作】酒井義、林いち