ホリミヤ・第６話

「中学のころの宮村を、わたしは知らない。捨てたかったものがあったんだね。でも、いまは捨てなくてよかったって言えるものになったんだね」

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「宮村は暗くない。どうせ、あんたたちが宮村のこと、暗くさせてたんでしょ。いつまで、そんな（中学時代の）つまんないこと言ってんのよ」

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「由紀ってさ、欲しいものほど、なにも言わないよね。なにかを欲しがることって、恥ずかしいことじゃないと思う。それが手に入るにしろ、入らないにしろ」

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「春になるから雪がとけるわけじゃねえよ。雪が自分で とけなきゃいけないって思ってるだけ。どんなに まわりが、とけないでくださいって思っても、雪が自分でそう思い込んでんの。だから、とける。わかる？　桜（河野桜）が雪（吉川由紀）に とけてくださいってお願いしてるわけ」

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「きみはオレと話してくれなかったね。目も合わせてくれなかったのは・・・きっと教室が広すぎたからだ。ひとが多すぎたからだ。簡単なことじゃないと思う・・・でも、友達になれないひとなんて、この世に いないんじゃないかな」

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TBS／2021年3月23日深夜放送
【脚本】石田剛太／【原作】HERO、萩原ダイスケ