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初恋の悪魔・第3話 [初恋の悪魔]

「花や植物を部屋に置いても、必ず枯らしてしまうひとがいるだろ。ぼくは人間関係においての、それだ。ぼくが触れると 、花は枯れ、ひとは離れる」



「『普通』という言葉に恐れを抱き、怯えてしまう人間は存在するんだ。目の前にいるひとが いまにも『あなた、変だよ。なんか気持ち悪い』――そう言い出すんじゃないかと思って、存在を消してしまいたくなるひとが いるんだよ。オクラホマミキサーを踊ったときから、何年 経っても、何十年 経っても、それは変わらない。たとえどんなカテゴリーに入っても、そこでの ぼくは変わり者なんだ」



「普通のひととか、特別なひととか、平凡とか、異常とか、そんなの ないと思うよ。ただ、誰かと出会ったときに、それが変わるんだよ。平凡なひとを、平凡だと思わないひとが現れる。異常なひとを、異常だと思わないひとが現れる。それが ひとと ひととの出会いの、いい・・・美しいところなんじゃないの。わたしには、あんたは平凡には見えないよ。特別なひとだよ。だからどうってんじゃないけどさ。好きだよ」


日本テレビ/2022年7月30日放送
【脚本】
坂元裕二
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