僕の姉ちゃん・第２話

「『白井くん みたいなひとに あこがれる』って、それ『白井くんに あこがれる』と同じじゃないからね。わたしもね、たまに使うの・・・ほめるとこ、浮かばないとき」

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「（その子は、隣に同期の男前の社員がいるのに『シイタケ、食べられない』って言って、あんたの お皿に載せたんだよね。では、）クイズです。そのときの自分を動物に たとえてください。（中略）　答えは犬です。噛ませ犬。その子、男前にヤキモチ焼かせたかっただけ」

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「料理とかできない（って）・・・炒めて、醤油かければ、なんかに なるだろうが」

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「（女なら母性がある？）育ててもない男に、そんなのあるわけないじゃん。もう、幻想が好きならオーロラでも見てこいっつーの」

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「できる見込みがないことを、簡単に『できる』って言わないこと。それは あとから自分や会社の負担になるし、顧客に対して裏切りにもなるんだからね」

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「女の本気度は、毛で わかることもある――。（中略）　気合 入ってるときは、全身に神経が行き届いてるからね。指の毛の処理も、抜かりないわけよ。なに？　あんた、女には指毛 生えてないと思ってたとか？　いやあ、やっぱり この子は、おとぎの国の住人」

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「映画館デートの醍醐味は、明るいうちに映画館 入って、出てきたら外 暗くなってて、『ああ、長い時間を このひとと過ごしたんだなあ』って錯覚することなのに」

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「日本の経済ってさ、女子の “自分へのご褒美” で動いてんだってね」

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テレビ東京／2022年8月3日深夜放送
【脚本】清水匡／【原作】益田ミリ