SSブログ
僕の姉ちゃん ブログトップ

僕の姉ちゃん・第10話(最終回) [僕の姉ちゃん]

「(頑張りすぎる心とか)そういうものを、ゴミの日に捨てられたら、ラクだよなって・・・。ひとってさ、心の内のモヤモヤを『捨てた!』って、確実に確認できると安心できるんだよね。(中略) 形なきものを、手に取って捨てられたら、ノーベル賞、間違いないね」



「自分の心の中だけで やってりゃいいのにさ、わざわざ『いま(おまえを)見下してるぞー』って、光線 出してくるやつ、いるよね」



「取引先に、いけ好かない女がおる。お世辞でなんとかなると思ってる・・・のが、バレてないと思ってる・・・のが、にじみ出てんのがバレてないと思ってる・・・のが、いけ好かない」



「妻にはなっても、嫁にはならん」



「仲間、仲間も二十歳はたちまで」



「『明日あした、地球が滅びるとしたら、最後に なに食べたい?』って、最初に質問したひとってさ・・・食いしん坊だよね」


テレビ東京/2022年9月28日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第9話 [僕の姉ちゃん]

「仕事は人生のすべてではないが、わたしには仕事があると思うと、乗り越えられることもある」



「あー、靴ズレが お風呂でしみた。ヒール高いかなと思ったんだけどさ、足長に見えるから頑張って履いたんだよね。ああいうヒールの高いのはさ、ふかふかの絨毯の上で履くもんなんだよなあ」



「デート中のバーで『どうして泣いてるの?』って言われてさ、『話が長すぎて、あくびしたから』って言ってる夢 見たわ、バーで」


テレビ東京/2022年9月21日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第8話 [僕の姉ちゃん]

「わたしへの お土産やプレゼントをバッグから出してるときの、男子たちの うつむいた顔の写真集 欲しいなあ」



「(デートの返事がないぐらいで傷つかないよ。)返信がないんは、あたしのせいじゃないもん。あたしはデートに誘っただけ。誘った勇気までが わたしのもので、返信の有無まで知らんがな」



「弟よ、女子が髪形を変えたことに気づいた ぼくをアピールできただけで、あんたもう100点だよ。けど、世の中のモテる男は『髪、切った?』とは言わないのであーる。順平くん、質問してどうする? 『髪、切った?』って聞かれたら、『うん』って答えて話は終わり。女はこの一言が欲しくて、髪を切るのだよ。――『かわいい』」



「ぼくの姉ちゃんを見ていると、時々、世の中のすべての女子たちの、いったい なにを見ているんだろうって、頭が混乱しそうになります。あの笑顔のずーっと奥にある、あのひとの頭の中には、なんていうんだろう、とにかく たくさんの数式が用意されていて、年がら年中、いろんな答えを はじき出して暮らしている。いや、計算ではないのかもしれない。論理も、理屈も、美しい筋道も見えないのだけれど、姉ちゃんなりの なにかで、毎日を送っている。それは 一見、バラバラのピースに見える。なのに、根気よく並べていけば、ぼくが太刀打ちできない真っ当さのようなものが、うっすら見えてきそうな気もするのです」



「つくす女ねえ・・・。(中略) あたしが生まれた朝にさ、若かったお父さんとお母さんがさ、『彼氏につくす女になりますように』なんて願ったと思うか、順平? あたしも、そんで あんたも、誰につくさなくても、世界から求められて生まれてきたのであーる」


テレビ東京/2022年9月14日深夜放送
【脚本】
吉田善子/【原作】益田ミリ
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第7話 [僕の姉ちゃん]

「浮気を許す女が寛大? (中略) 寛大ってことは、心が広いってことでしょ。思いやりがあるってことでしょ。心が広くて、思いやりがある女の子――。なのに、友達になりたくないのは、なんでだろう」



「正論だけど、正解ではない」



「商談まとめる風だけど、安易な口約束して、あとは部下が尻ぬぐいとか。(それは)あんたの上司でもあり、あたしの(会社にいる)上司でもある。そういうパターンのひとたちなんだよ」



「(あんただけができることなんて)ない。でも、絶対やらないことを、ひとつ決めることなら できるんじゃない? たとえば、お世辞は言わないとか。長い時間かけて、自分の売りにしていくわけさ」



「(失恋したあんたを励ます代わりに、自分の失恋話を聞かせてくれた上司ねえ。)そりゃあ、記録係に任命されたね。(中略) 誰かにカウントしといて欲しいわけ・・・恋をしていた自分の過去。あたしだって、恋に泣いたりしたんだからねって、いつか おばさんになったら叫びたくなるかも――なんて想像したら、不安になるんじゃん。だから、誰かに話して、ひとまず安心したいわけ。まあ、誰かっていうより、自分より いい恋してなさそうなひとにね」



「雑談ではあるが、雑学ではない。雑学では、会話は弾まん」



「会社で朝いちばんに聞きたくない言葉、ナンバーワン。『元気ないじゃん』――。(中略) 朝くらい、希望のある言葉が欲しいよ」


テレビ東京/2022年9月7日深夜放送
【脚本】
高田亮/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第6話 [僕の姉ちゃん]

「思ったんだけどさ、元カレたちの いいところをギュッとしぼって、ひとりの男にしたとするじゃん。それでも、やっぱりもう興味ないわ」



「たとえば、あたしが あんたみたいなタイプの男と別れたいときは、『優しい』ってキーワードを乱用するかな。『順平くんって、ホントに優しいひとだと思う。わたしだけじゃなく、みんなにも優しいし。でもね、なんか うまく言えないけど、優しすぎて このままだと あたしがダメになっちゃいそうで・・・』みたいなことで まとめるかな。好きな男ができたけど言わないバージョンだわな」



「わたしが買ってきたのは口紅1本だけじゃないのだぞ。胸の高鳴りも、一緒に買ってきたのだよ。ファンデーションも、マスカラも、チークも、新しいのを買った日は、ちょっとワクワクするんだけどね。口紅だけは、やっぱり特別。なんか、きのうよりキレイになれそうな気がするんだよね」



「(2回誘って断られたのに、まだメールするのは)くどい。でも、すればいいさ。ひとつの恋が消えようとしてんだぜ。あんたのためじゃなく、その恋のためにしてやんなよ。そこまでやれば、あきらめつくでしょ」



「運命の反対語って、なんだと思う?」
「自由」


テレビ東京/2022年8月31日深夜放送
【脚本】
高田亮/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第5話 [僕の姉ちゃん]

「(彼氏がいるのに、ほかの男と食事に行くのは)保険よ、保険。(中略) わたしの言う保険とは、老後のこと。若さや美しさが消え去ってからも、男に ちやほやされたという思い出は失われない」



「家 出るとき、もしものために勝負下着にしてたか どうかが、浮気ラインだわね」



「弟よ。本当の自分など、どこにも おらぬぞ。そして、仮の姿だと言い訳にしている自分もまた、仮ではなく、本当の自分なのである。あと、一日の終わりに脚を上げて むくみを取るのが、女の本当の姿である」



「姉ちゃんは この夜、デートの相手と初めてのチューをする予感がしているらしく・・・。チューをするまでの時間が長かった恋ほど、チューした後の お互いの照れ笑いの瞬間のドキドキが、たぶん きっと この恋の・・・この浮気の恋の、最大数値になるのだということも学習しているので、なんだか ちょっと寂しそうなのでした」


テレビ東京/2022年8月24日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第4話 [僕の姉ちゃん]

「そのひととハイタッチしたらさ、なんか違ったの。なにって聞かれても わかんないわよ。手のひらの温度とか、質感とか、肌触りとか、そういうの。(中略) 手のひらが合わないひとと、ほかの部分、合わせられると思う? 恋って、手のひらから始まるんだよね」



「(オレについてこい、みたいな男がいるけど)どこに つれてくんだっつーの。弟よ、思い出してみ。子供のころ、学校でも、お母さんにも、さんざん言われただろうが。知らないひとについてったらダメだって」



「もし あんたに息子が できたとしてだよ。その子がカッコよかった場合、あんたの知らないモテ人生を経験することになるんだからね。幻でも、ラッキーでもないパンチをバンバン当てちゃう人生よ。子供って敏感だから、わかっちゃうかもしんないね・・・オレ、父ちゃんより経験値 高くね?」



「あたし、一日10時間くらいの結婚でいいなあ」


テレビ東京/2022年8月17日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第3話 [僕の姉ちゃん]

「いいやつ タケシと あんたは友達なわけでしょ。そのタケシが、すぐ調子のって油断しちゃう あんたを、なんでか いいやつだと思って、友達でいるわけじゃん。あんたの いいところは、べつに あんたが知らなくても いいんでないかい?」


テレビ東京/2022年8月10日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第2話 [僕の姉ちゃん]

「『白井くん みたいなひとに あこがれる』って、それ『白井くんに あこがれる』と同じじゃないからね。わたしもね、たまに使うの・・・ほめるとこ、浮かばないとき」



「(その子は、隣に同期の男前の社員がいるのに『シイタケ、食べられない』って言って、あんたの お皿に載せたんだよね。では、)クイズです。そのときの自分を動物に たとえてください。(中略) 答えは犬です。噛ませ犬。その子、男前にヤキモチ焼かせたかっただけ」



「料理とかできない(って)・・・炒めて、醤油かければ、なんかに なるだろうが」



「(女なら母性がある?)育ててもない男に、そんなのあるわけないじゃん。もう、幻想が好きならオーロラでも見てこいっつーの」



「できる見込みがないことを、簡単に『できる』って言わないこと。それは あとから自分や会社の負担になるし、顧客に対して裏切りにもなるんだからね」



「女の本気度は、毛で わかることもある――。(中略) 気合 入ってるときは、全身に神経が行き届いてるからね。指の毛の処理も、抜かりないわけよ。なに? あんた、女には指毛 生えてないと思ってたとか? いやあ、やっぱり この子は、おとぎの国の住人」



「映画館デートの醍醐味は、明るいうちに映画館 入って、出てきたら外 暗くなってて、『ああ、長い時間を このひとと過ごしたんだなあ』って錯覚することなのに」



「日本の経済ってさ、女子の “自分へのご褒美” で動いてんだってね」


テレビ東京/2022年8月3日深夜放送
【脚本】
清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

僕の姉ちゃん・第1話 [僕の姉ちゃん]

「女に無意識(の仕草)などない」



「その子、うちの部署のイケメン狙ってんだけど、その手口がかんさわるのよ。『きのう、アイロンかけながら観てたテレビが面白くて』とか、『いつも寄るお花屋さんの前で友達とばったり会って』とか言うの。(中略) 『アイロンかけながら』とか、『いつも寄る花屋』とか、家庭的キーワードをいちいちい入れ込んでくるのが、癇に障るのよ」



「その女ね、野暮ったさを武器にイケメンの隣に いつも うまく座るんだよ。(中略) まわりの女子も『あの女なら、まあ いいか』って、油断するじゃない? 相手にされるわけない、みたいな。それがさ、そうでもないの。あんたみたいのと違って、イケメンって女のストライクゾーン 広いのよね。なんだろ、あれって。余裕?」



「彼女いるイケメンのほうが、女は接近しやすいわけよ。そりゃそうでしょ。さすがに敷居が高いじゃない、フリーのイケメンは。彼女いるなら、浮気相手として入り込める可能性がある。(中略) あんた、一般人のイケメンと しゃべったことある? 9割方 つまんないよ。ああいうのは浮気でちょうどいいの。青春を振り返る小道具みたいなもんね・・・ああ、イケメンとつきあった過去があるなあっていう」


テレビ東京/2022年7月27日深夜放送
【脚本】
高田亮清水匡/【原作】益田ミリ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ
僕の姉ちゃん ブログトップ