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大奥・第3話 [大奥(NHK)]

「家光公は食の細い お子であったらしく、乳母めのとであった春日は体を案じ、ずらり、飯を取りそろえたらしいぞ」
「ひょっとして、その飯のごとく女性をそろえたのが大奥の起こりにございますか」
「公は男色なんしょくであったからな。あれもこれもと女子おなごをそろえれば、ひとつくらい手を出すであろうと」



「どのようにできた傷かが わからずとも、塗る薬があれば傷は治るものでございましょう」



「この者を斬っても若紫わかむらさきは戻りませぬ。しかも、ひとを斬れば、ひとを斬った痛みがその御身おんみの内に残るだけでございましょう」



「弔いというのは、残された者が心を鎮めるためにあるのだと、わたくしは思っております。お経を唱えるうちに、心を落ち着け、また思い出し、心 騒げば、また唱え・・・そうしているうちに、心がおさまっていく」



「経で救われるなど、幸せな者の戯れ言よ。心落ち着く間もなく、ツラいことばかり起こる者はどうすれば よいのだ。めそめそと経など唱えてる暇があったら、かたきをとったほうがよい。そのほうが、よほど心が晴れる」


NHK/2023年1月24日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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