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大奥 Season2・第21話(最終回) [大奥(NHK)]

「この江戸は・・・列強の町にも劣らへんという この町は、あんたが恥ずかしい言うた女将軍のお膝元で、その町の女らが育ててきたんやで・・・日々の営みの中で。べつに歴史なんて、どうでもええわ。あんたらの ええように ゆがめたらええ。けど、江戸の町には傷ひとつ つけんといて」


NHK/2023年12月12日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第20話 [大奥(NHK)]

「己のことを賢いと思うてるバカ者ほど始末に負えぬバカはおらぬ」



「生きるとは、別れるだけのことなのか・・・大切な方たちを、こうも お守りできず」


NHK/2023年12月5日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第19話 [大奥(NHK)]

「その お方が そこにいらっしゃる――ただ それだけで、図らずも救われる人間が山のようにいる。そのような お方を『世の光』と呼ぶのだと、わたくしは思います」


NHK/2023年11月28日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第17話 [大奥(NHK)]

「生まれついて上に立つ器量を持つ お方など、よほどの運がない限り望めぬでしょう。しかし、ひとというのは教育です。生まれた子に、わたくしたちが教えればいい・・・上様は国を、民を思う心を。わたくしはうつつに即し、ものを考えるすべを」



「あのころの わたしは、広い空さえあれば、自分は どこまでも羽ばたいていけるものと考えておった。まさか、己の翼が折れて飛べぬようになる日が来るなど、夢にも思わなんだ」



「ひとは悲しいにせよ、楽しいにせよ、己のし方をひとつの物語に編めたとき、どこか 心 安らぐものです。伊勢守いせのかみ様は、見違えるように お元気になられた上様を見て、ご自分の一生を美しい物語にすることができたのではないでしょうか」


NHK/2023年11月14日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第14話 [大奥(NHK)]

「男など、女の力がなければ、この世に生まれ出ることもできぬ 出来損ないではないか。出てきたら 出てきたで、働きもできず、子を産むこともできず、できることといったら、乱暴と種つけだけ。そんなクズを盛大に増やして、どうしろというのじゃ」



「あの女には、志というものがないのだ。武家ならば、忠義を尽くしたい。世をよく治め、徳川を守りたい――。わたしも、道は違ったが田沼も、そういうことがやりたかった。そのために力を求めた。だが、あの女に そんなものはない。(中略) 世には、ひとが もだえ苦しむさまを、楽しむ趣味の者もおるというぞ」



「ねえ、母上。誰も おかしいと思わないのかしらね、この位牌の数。思わないわけないわよね。でも、誰も聞いてくる者すら いないのよ。これが天下ってやつみたい。思ったより退屈」


NHK/2023年10月24日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第13話 [大奥(NHK)]

「生きてるだけじゃダメなんだよ。バンバン旅ができて、ビンビン頭が働かなきゃ、わたしじゃないんだよ。そんなの平賀源内じゃないんだよ」



「江戸城にいる女たちよ。貴様らは、母になったことがないのか。母ならば、男子を産んだことはないのか。産んだならば、その子を赤面あかづらで亡くしたことはないのか。そういう悲しい母と子をひとりでも減らすべく、懸命に歩んできた者に、この仕打ちか。あまりにも理不尽ではないか」


NHK/2023年10月17日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥 Season2・第11話 [大奥(NHK)]

「病を治すのは、結局のところ、患者自身の持つ体の力なんです。薬も、こういった看病も、その体の力が減じないようにするための手助けしかできないんです。医者も そのために患者に つき合うことしかできません」


NHK/2023年10月3日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第10話(最終回) [大奥(NHK)]

「勝ち筋が見えぬのだ。凶作になれば、百姓どもが飢え死に、米の値は上り、町人どもも飢え・・・。豊作になったらなったで、米の値は下がり、札差ふださしに買い叩かれ、武士の暮らしは立ち行かぬ」



「わたくしなら、百姓から年貢をしぼり取る前に、商人たちから税を取り立てまする。この世でいちばん豊かな暮らしをしているのは、大名でも、将軍でもなく、商人らにございます。金そのものを差し出させるのです。大御所様、もはや この世は、侍が お上からいただく米俵では回ってはおりませぬ。この世はすべて金で回っているのでござりまする。その日食べるものにも窮しておる百姓から しぼり取ったところで、たかが知れております。それならば、商人たちの金蔵かねぐらに手を突っ込み、お上の金蔵に放り込むほうが、話が早うございます」


NHK/2023年3月14日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第9話 [大奥(NHK)]

「将軍の器とは、他の者を思う心のあるなしであると、わたくしは考えております。(中略) 上様は誰に習うでもなく、己のことより先に、わたくしのことを、家臣のことを、お考えになる方にございました。そのお言葉に、このお方は上に立つべくして お生まれになった お方だと確信したのでございます。(次期将軍は)家重さまでも、宗武むねたけさまでも、小夜さよ姫さまでも かまいませぬ。どうか、まわりの者に報いたい、ひいては天下万民に報いたい、そのために上に立ち、命とて懸けよう。さような心をお持ちの お方をお選びくださいませ」



「役立たずだから死にたいと言うておったと聞いた。裏を返せば、それは生きるなら ひとの役に立ちたいということ。違うか。そなたは、心の奥底では、ひとの役に立ち、それを己の生きる意味とすることを求めておるのではないのか」


NHK/2023年3月7日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第8話 [大奥(NHK)]

「ひとは牛馬ではございませぬ。ただ飯を食い、生きておるだけで満たされるわけではござりませぬ。(中略) ここにおる者たちは皆、上様の種馬にございます。けれど、それを あからさまにしては、あまりにも むなしすぎる。ゆえに、それを あたかも情のかよったものに彩ってきたのが、ここ大奥にございます。上様と語らい、季節の移ろいをで、身を飾りけんを競い、華やかな おすず廊下で選ばれる――。子作りに さようなものが入用いりようかと言われたら、なにひとつ入用ではございませぬ。けれど、上様と恋をした。卑しい無力な種馬たちは、そう思いたいのです。上様から選ばれた。それは ここの男たちの、ひととしての誇りなのでございます。上様、金をかけずとも、情を示す手筈はございます。そのお顔を お見せくださいますこと、おふみ、お言葉・・・。ともに剣術で汗を流されても よろしゅうござりましょう。表のまつりごとがお忙しいのはわかります。ですが、どうか向後こうごは もう少しばかり、奥の男たちにも情を おかけくださいますこと、切にお願い申し上げます」


NHK/2023年2月28日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第7話 [大奥(NHK)]

のぶは美しい男にまったく興味がないのでございます。美しい男に興味がない 信がいるということは、美しい女に興味のない男もいるはずにございます。身なりや見かけを気にかけぬ、信は さような者を選べば済む話なのではないでしょうか」


NHK/2023年2月21日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第4話 [大奥(NHK)]

「戦国の女子おなごたちは、夫が死ねば、また次の夫へと たらい回しに嫁がされ、その先々で子をなした。この世の数多あまたの女子たちが、そうやって生きてきたのじゃ。(中略) ほかの男と添おうが、子をなそうが、わしの心にいるのは、そなただけじゃ。」



「(江戸の各所で数日、炊き出しをおこなう。)流民も増え、みな飢えておるからのう。(それで民を)救えるわけはあるまい。一揆の機運をくじくだけよ。米をむしり取っていく お上は憎らしい。だが、己らを助けてくれる者があるとすれば、それもまた お上」



「滅ぶなら滅ぶで仕方ないではないか。ならば、われらはそれを見届けるまで」


NHK/2023年1月31日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第3話 [大奥(NHK)]

「家光公は食の細い お子であったらしく、乳母めのとであった春日は体を案じ、ずらり、飯を取りそろえたらしいぞ」
「ひょっとして、その飯のごとく女性をそろえたのが大奥の起こりにございますか」
「公は男色なんしょくであったからな。あれもこれもと女子おなごをそろえれば、ひとつくらい手を出すであろうと」



「どのようにできた傷かが わからずとも、塗る薬があれば傷は治るものでございましょう」



「この者を斬っても若紫わかむらさきは戻りませぬ。しかも、ひとを斬れば、ひとを斬った痛みがその御身おんみの内に残るだけでございましょう」



「弔いというのは、残された者が心を鎮めるためにあるのだと、わたくしは思っております。お経を唱えるうちに、心を落ち着け、また思い出し、心 騒げば、また唱え・・・そうしているうちに、心がおさまっていく」



「経で救われるなど、幸せな者の戯れ言よ。心落ち着く間もなく、ツラいことばかり起こる者はどうすれば よいのだ。めそめそと経など唱えてる暇があったら、かたきをとったほうがよい。そのほうが、よほど心が晴れる」


NHK/2023年1月24日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第2話 [大奥(NHK)]

「そなたが大奥から出られる手立てが ひとつだけ ございます。死して、魂となることでございます」


NHK/2023年1月17日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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大奥・第1話 [大奥(NHK)]

「幕府未曽有の財政難儀の折、さようなことわりで、かような金の使い方をする人間は、わたしには理解しかねる。理解しかねる者と共にまつりごとを進めるなど、わたしにはできかねる」


NHK/2023年1月10日放送
【脚本】
森下佳子/【原作】よしながふみ
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