エール・第56話 [エール]
「うちの女衆は全員 頑固だが、みつや、おまえや、梅は、自分を貫く頑固さだ。でも、吟は違う。吟は まわりや ひとの目を気にして、頑なになることがある」
NHK/2020年6月15日放送
【脚本】吉田照幸/【原案】林宏司
エール・第50話 [エール]
「その夢、ぼくに預けてくんないか。きみがもう一度・・・もう一度、夢に向き合える日がちゃんとくるまで、ぼくがその夢、預かって大事に育てるから。きみの夢は・・・きみの夢は、ぼくの夢でもある。その代わり、きみにも いつか、ぼくの夢をかなえて欲しい。そう、ぼくの作った曲で、きみが大きな・・・大きな舞台で歌う。音は なにひとつ・・・なにひとつ、あきらめる必要ないから。そのために、ぼく いんだから」
「わたしは歌手になる夢を、あきらめたつもりはありません。いままで、わたしは自分のことしか考えていませんでした・・・この(お腹の中の)子は、裕一さんとわたし、ふたりの子供なのに。いちばん大事なことを忘れていたんです。夢も、子供も、夫婦ふたりで育てていきます。彼がいてくれたから、選べた道です」
NHK/2020年6月5日放送
【脚本】清水友佳子/【原案】林宏司
エール・第48話 [エール]
「その目――。わたし、その目を見たことがあります。ドイツにいたころ、先生と同じ目をした芸術家たちを、たくさん見ました。彼らはみな、自分の立場を脅かす新しい才能に敏感です」
NHK/2020年6月3日放送
【脚本】清水友佳子/【原案】林宏司
エール・第45話 [エール]
「きみが ときどき嘘つくことも知ってる。でも、それは自分のためじゃねえ。いつだって、ひとのためだ。ひとの痛みに敏感で、ひとの幸せばっかし願ってる。優しいひとだ。でも、もう独りで頑張んなくていい」
NHK/2020年5月29日放送
【脚本】清水友佳子/【原案】林宏司
エール・第40話 [エール]
「ぼく、ずっと自分 見てた。ただ ひたすらに、自分、自分、自分――。ぼくの頭ン中、ぼくで いっぱいだった。そこに、誰も・・・誰も入る余地なんて なかった。ぼくは自分の力 示すことに固執してた。そんな独りよがりの音楽、伝わるわけない」
「もしかしたら、あきらめていたのかもしれない。いまから千鶴子さんの技量を超すのはムリだって。でも、歌は・・・音楽は、技量だけじゃない。心から生まれるものだってことを、きのう彼のおかげで知りました。ヴィオレッタ、本気で勝ち取りに行きます」
NHK/2020年5月22日放送
【脚本】吉田照幸/【原案】林宏司
エール・第39話 [エール]
「自分で気づかないとね、ひとは変わらないから」
「野球ば頑張っとるひとのラジオば聞いて、頑張れるひとがおる――。頑張ることは つながるんやって」
NHK/2020年5月21日放送
【脚本】吉田照幸/【原案】林宏司
エール・第30話 [エール]
「母さんは、ぼくの幸せ 願って『(作曲家になるのは)ムリ』って言ってくれてんだよね。音さんはね、ぼくの幸せ 願って『やれる』『大丈夫だ』って言ってくれる。幸せ 願ってくれる思い、一緒だ。だったら、ぼくは音さんに懸けます」
「ぼく ずっと、恵まれてることに気づいてなかった。感謝もしなかった・・・。それ捨てないと、自分の道 歩けないことに気づけなかった」
「オレ、家族 捨ててきた」
「おめえが(オレたちを)捨てたって、オレは おめえを捨てねえ。安心しろ」
NHK/2020年5月8日放送
【脚本】吉田照幸/【原作】林宏司
エール・第29話 [エール]
「失敗は誰にでもあるが、失敗から学ぶ人間は少ねえ」
「きびしい世界であの子が傷つく姿を、もう見たくない」
「あきらめた いまが いちばん傷ついています」
「成功を求めて傷つくより、身の丈に合った幸せをつかんでほしいの」
「彼の身の丈は、世界にとどろく音楽家です」
NHK/2020年5月7日放送
【脚本】吉田照幸/【原作】林宏司
エール・第28話 [エール]
「(専属作曲家になれるよう)お願いするんじゃない。契約してやる、ぐらいの気持ちで行くの。金の亡者に、頭なんか下げるな。(中略) 大事なひとのためなら、むこうが あきれるほど やるの。あきらめちゃいかん」
NHK/2020年5月6日放送
【脚本】吉田照幸/【原作】林宏司
エール・第23話 [エール]
「あなたは未来を嘱望される作曲家かもしれんけど、わたしに言わせれば、まだ1曲しか認められてない ひよっこよ。もろ手を挙げて(娘との結婚を)喜べる男じゃない。それでも、あなたに託すの。なんでだと思う。あんたっていう人間を信じとるの。頭は『ダメ』と言っとるけど、心が『行け!』って叫ぶの。だから、しょうがない。許す、わたしは」
NHK/2020年4月29日放送
【脚本】吉田照幸/【原作】林宏司
エール・第18話 [エール]
「自分の人生だ。自分の人生を生きる。天から授かった(才能という名の)宝物は、ドブには捨てない」
「お姉ちゃんは文章(の本質)を勘違いしとるよ。美辞麗句 並べたって、伝わらんの。心から出た思いを綴らなきゃ」
NHK/2020年4月22日放送
【脚本】吉田照幸/【原作】林宏司