ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第９話（最終回） [ハコヅメ]
「時間をやるな。時間はひとを落ち着かせる。言い訳を用意させる」
「死んで許されるわけがない。借金 作って家族から逃げて、ひと轢いて逃げて、最後は死んで逃げるつもりか。逃がさないよ、絶対に。あんたには生きて罪を償ってもらうから」
「女子会って・・・（あたしたちは）もう婦人会だよ」
「いくら仲間でもさ、病気やケガのツラさっていうのは、分け合えないもんなんだよ」
「きっと、わたしは これからの人生で、藤聖子というひとと出会ったことを後悔すると思います。なぜなら、キツくて、嫌われまくりの、警察官という仕事に、なにより誇りを持てるようになってしまったからです」
日本テレビ／2021年9月15日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第８話 [ハコヅメ]
「われわれ男は、女の被疑者には手を出しづらいというか・・・。重装備の男より、薄着の女のほうが制圧しにくい感じ、わかってください」
「発砲した警察官は、人生 変わっちゃうんすから」
「そんなこと、拳銃を託された日から覚悟してる。不安と危険にさらされる住民と、大事なペアっ子の命――。わたしの残りの人生 懸けるには、それで充分」
「勘に頼り過ぎると、冤罪が起こる可能性があることはわかっています。でも、職人と呼ばれるような捜査官の直感がなければ解決できなかった事件は たくさんあります」
日本テレビ／2021年9月8日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第７話 [ハコヅメ]
「源くん、自分で通報 受けて、自分で解決って、すごいね。地産地消刑事――」
「この咲き誇るヒマワリたちが それぞれ違うように、人間たちも それぞれ違う。だから、世界は美しいんです。この美しい世界に、様々なひとが一緒に生きるためのルールがある。そのルールを守る端くれとして、わたし、思うんです。ありのままじゃない自分――。自分のやりたいことは、これじゃない――そう思いながらも、ひとに迷惑をかけないように生きてきた変態さんたちがね、きっとね、数え切れないほど いたはずだと。ただ、どんな性的嗜好であれ、ひとを傷つける理由にしちゃダメだと思うんです」
日本テレビ／2021年9月1日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第６話 [ハコヅメ]
「ひとは鏡。自分が怒れば、相手も怒る。相手を落ち着かせるためには、自分が うんと落ち着くこと」
「見せてやりたいだろ。違反してゴネてるヤツに、おまえの頭の中に こびりついた（事故の）光景。なにも知らねえくせにって、ムカつくよな。でもな、知らなくていいんだ、あんな光景。あんなのは当事者にならない限り、知らなくていい。その当事者を増やさないための、オレたちの仕事だ」
「川合、死んだかと思ったよ。ああいうときって、ホントにスローモーションに見えるんだね。川合の顔がよく見えた。ああ、川合は いま逃げない覚悟を決めたなってわかった」
日本テレビ／2021年8月25日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第５話 [ハコヅメ]
「わたしもイケメンの彼氏が欲しいです。（中略） 愛読少女漫画の『ツンデレ先輩と甘えん坊幼馴染みの顎クイ大戦争』のキャラみたいな彼氏が欲しいんです」
「なに、その女の欲望にまみれた戦争。誰か止めなよ」
「藤くんは恋愛とか結婚だとか、そういったキラキラしたものをすべて捨て去り、鋼の心と強靱なボディを手に入れた、いわばロボコップ藤なのだから」
「（警察官は）公務が入ったら、好きなひとに背中を向けて走らなきゃいけない仕事だって、藤さんと一緒にいて、だんだん わかってきましたから」
日本テレビ／2021年8月18日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第４話 [ハコヅメ]
「うちの署の（仮眠室の）シーツ交換は週２回。ということは、この布団は すでに ふたりのおっさんを包み込んでいることになる。寝られない・・・。おっさんに包まれてたら、寝られない」
「警察官である以上、休養も仕事のうちだ。気合 入れて、寝ろ」
日本テレビ／2021年7月28日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第３話 [ハコヅメ]
「犯人の性犯罪の手口を特定するために、警察は どういうふうに乱暴されたか 覚えている限り、詳細に説明を聞かなきゃならない。被害者にとっちゃ、言いたくも、思い出したくもないことだ。じゃあ、なんで警察官が被害者に、さらにツラい思いをさせなきゃいけないのか。それは、オレらが被害者に聴取した内容が真実なのか、裁判で審議にかけられることになるからだ。実際、彼氏に浮気がバレた女のひとが、浮気を強姦だって申告した事案もあった。だから、裁判でそういう『虚偽の事件じゃない』って証明するためにも、ひとつひとつ捜査を積み上げて行かなきゃならない。スキだらけの捜査じゃ、被害者も、被疑者の人権も守れない。藤先輩が言ってた『覚悟』っていうのは、そういうことだと思う。」
日本テレビ／2021年7月21日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第２話 [ハコヅメ]
「そもそも あれですよね。（パトロール中に居眠りしてしまうのは）警察官が休めないほど通報が多発する社会と、パトカーの乗り心地のよさが悪いんですよね。だって、この安定感のあるシート・・・パトロールには絶対 不向きです」
日本テレビ／2021年7月14日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
ハコヅメ ～たたかう！交番女子～・第１話 [ハコヅメ]
「警察官の主な仕事はサンドバッグだよ。犯人を捕まえてるときより、サンドバッグになってる時間のほうが、ずっと長いの。まあ、嫌われ役も そのうち慣れるよ」
「ごめんね、マキちゃん・・・わたしのせいでスラム街（捜査一課）に行かせて。でも、大丈夫。あいつら、ほかの お役所よりリーゼント率が高いだけで、ただの公務員だから。あんな髪形すんのは、自分をデカく、エラく見せたいだけ。発情期のクジャクみたいなもん」
「通報内容には、イタズラや虚偽通報、くだらないものも多い。でも、それに対応する わたしたち（警察官）は、いつだって本気じゃなきゃ、ダメなの」
「あんた、自分のこと、しょうもない人間だって言ってたけど、警察官なんて、みんな しょうもなくて、普通の人間だよ。でも、みんな 制服 着てるときは、必死に警察官の面構えでいようと思ってるだけ。まあ、川合はその面構えすら できてないけど。でも、それでいいんだよ。警察官の顔をしてない川合だからこそ できることがある。あせらなくていいんだよ。ほっとしたり、ヒヤっとしたりを繰り返して、少しずつ警察官になっていけばいいよ」
日本テレビ／2021年7月7日放送
【脚本】根本ノンジ／【原作】泰三子
