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イチケイのカラス・第2話 [イチケイのカラス]

「あなたは、言うなれば、密室があれば あえて飛び込む、そう『迷える』と書いて迷探偵」



「元アルゼンチン代表のマラドーナ。(中略) ゴール前に上がったボールに、マラドーナは手を使い、ヘディングのようにしてゴールを決めた。この試合を裁いた主審は、のちに言った。『副審はゴールを指していたし、自分にはハンドは見えなかった。それに、会場にいた8万人も同じように気づいていなかった。間違っていたのは、ぼくひとりじゃない。会場全体だよ』と。これ、裁判に置き換えたら興味深いよね。マラドーナ本人だけは真実を知っていた。裁判官は、真実を知っている被告人に判決を言い渡さなければならない。ぼくたちは被告人を裁いてるように見えて、実は ぼくたちも裁かれてる」



「法廷には様々な正義が飛び交います。今回のケース――。たしかに虐待は許されない。それと同時に、冤罪も許されない。わたしたち(裁判官)は その中で最善の答えを導き出さなければならない」



「裁判官にとって、いちばん やってはいけないことは なんですか。(あなたは間違えることだと言いました。)わたしは、そうは思いません。裁判官だって、間違えることはあります。でも、それ以上に大きな罪は、間違いを認めないということではないでしょうか。(中略) 間違いを認めることは、勇気がいります。しかし、われわれは裁判官です。判決によって、ひとの人生を左右することもある。だからこそ、間違えたときに、われわれは どう行動すべきなのか・・・それが大事だと、わたしは考えます」


フジテレビ/2021年4月12日放送
【脚本】
浜田秀哉/【原作】浅見理都
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