ここは今から倫理です。・第3話 [ここは今から倫理です。]
「わたしは教師と生徒の恋愛が、すべて悪だとは言いません。ただ、当然 問題はあります。相手が18歳未満であれば、児童福祉法に問われます。さらに踏み込んで話すと、高校時代というのは、人生において青年期にあたります。青年期はアイデンティティを確立する その途上にある時期です。松田先生は すでにアイデンティティを確立している成人――。ですので、そんな松田先生と生徒の間で、フェアな恋愛関係が成立し得るのでしょうか。松田先生とその女子生徒の関係が、教師の持つ権力を かさに着て成立しているのであれば、それは恋愛ではなくセクハラです。ですが、もし仮に・・・仮に、ふたりの関係が本当に対等であるのならば、恋愛していいと、わたしは思っています。規則違反はいけない。いけないけれど、その規則が本当に心から結ばれたいと願うふたりを結ばせないものならば、その規則自体が『ひとは自由に恋愛していい』という社会の決まりを やぶることになるから。松田先生、あなたは いま その彼女を心から愛してしまったのですか・・・弱き者を己の性的欲求の はけ口にしているのではなく」
「美にして、善であること――。美しいことと、善いことは、同一のもので、その両方の実現を目指すべき。ギリシアの古い考え方です。ソクラテスは若者に言った。『たえず自分を鏡に映し、美しければ、それに ふさわしい者になるように。醜ければ、教養によってその醜い姿を隠すように』と。魂を善くしなければ、人間は善く生きることはできない」
NHK/2021年1月30日放送
【脚本】高羽彩/【原作】雨瀬シオリ
書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~・第3話 [書けないッ!?]
「プライドがあったって、才能があったって、現場のひとにとってみたら、投げ出さないで最後までちゃんと書いてくれるひとのほうが、ありがたいに決まってんだから。圭ちゃんは感謝されてるよ、きっと」
テレビ朝日/2021年1月30日放送
【脚本】福田靖
コールドケース3 ~真実の扉~・第8話 [コールドケース]
「どうして資料を見直そうとしないんですか。自分の仕事が間違っていないと思うなら、見直せばいいじゃないですか。間違いを認めるのが怖いから、見直さないってことですよね」
「私の せがれはバカなことをしたが、三度 逮捕を免れた。まわりの者が忖度してくれたんだろう。当然 本人も、いつの間にか、それを期待するようになった・・・どうせ、また見逃してもらえるだろうって」
WOWOW/2021年1月30日放送
【脚本】吉田康弘/【原作】米CBS『コールドケース 迷宮事件簿』
ナイルパーチの女子会・第1話 [ナイルパーチの女子会]
「ビクトリア湖の生態系を破壊したというナイルパーチ――。かわいそうなナイルパーチ。人間の手で湖に放たれなければ、自分が凶暴だなんて、一生、気づかずにすんだのに」
BSテレ東/2021年1月30日放送
【脚本】横田理恵/【原作】柚木麻子