ウチの娘は、彼氏が出来ない!!・第7話 [ウチの娘は、彼氏が出来ない!!]
「この子、幸せになるために生まれてくるんだよ。幸せになるために、この世に生まれてくる――。だから、あたしはそれを助ける」
「(泣いて)いいんだよ。まだ二十歳か そこいらだろ。人生 長いんだからさ。子供のフリして、泣いとけ。でも、空の前では泣くなよ」
日本テレビ/2021年2月24日放送
【脚本】北川悦吏子
オー!マイ・ボス! 恋は別冊で・第7話 [オー!マイ・ボス! 恋は別冊で]
「たしかに、誰んでん優しかと、誰かば傷つけることもあるかもしらんね。ばってん、(中略) みんなに分け隔てなく優しかていうとは、誰んでんできることじゃなか」
「気持ちを伝えてくれてたのは、いつも潤之介さんのほうだ。いっつも振り回されて――って思ってたけど、わたしからは自分の気持ち伝えてない・・・。自分の気持ちを伝えないから、勝手にわたしが振り回されてただけなんだ」
TBS/2021年2月23日放送
【脚本】田辺茂範
だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ・第3話「晩秋」 [だれかに話したくなる山本周五郎]
「そうか、あれがクヌギか。木もよく見るし、クヌギという名も知っていながら、あの木がクヌギだということを、この年になるまで知らずに過ごしてきた。この年になるまで・・・。バカなことだ」
「自分は冷酷で、情けを知らぬ人間だと言われた。専制、暴戻と罵られたが、おかげで かえって仕事がしやすかった。そういう名がつけば つくだけ、無理が押せるし、責任をほかの者に分担させる必要もなかった。だが、もはや岡崎藩の基礎は確立した。領民にも、耐え忍んでもらったものを返すときがきた。新しい藩政がはじまるのだ」
NHK BSプレミアム/2021年2月22日放送
【脚本】吉川久岳/【原作】山本周五郎
青きヴァンパイアの悩み・第3話 [青きヴァンパイアの悩み]
「自分のことだけでなく、他人のことも気にかける――。それって、本来は日本人の美徳だけど、それが行き過ぎてしまうと、思考停止して、自粛警察なんて おかしな方向に流されてしまう。そうならないためには、一人ひとりがちゃんと自我を持つことが大事だよ」
tvk/2021年2月22日放送
【脚本】アサダアツシ
神様のカルテ・第2話 [神様のカルテ]
「友の凱旋を心から祝福する。都落ちなら、さらに めでたい。出世するより、人間でいられる」
「次郎はガサツだが、本気の医者だ。本気だから、ガサツとも言える。あいつから本気を取ったら、ただのガサツな怪獣だ」
「日本の医療は、医者とその家族を犠牲にして、やっと成り立っている。ぼくらの良心に無理強いをして、やっと面目を保っている。そんなのは狂ってる」
「おそらく進藤先生はいま、窮地におられるんでしょう。だがね、彼のそばには、砂山先生、栗原先生、あなた方 友人がおられます。窮地に陥ったとき、独りじゃないってことはね、とても重要なことなんですよ」
「大狸先生はね、あのひとはね、ま、言ってみれば、類まれなる杜氏だね。そうそうそう、(酒を造る)杜氏。あの大狸先生の手からはね、理想の医療なる吟醸酒が尽きぬことなく湧き出てくるんだ。それはね、医者と家族の犠牲の上に成り立つ酒ですよ」
「人生は はなから不条理で できている。おまえが渾身の力を その櫂に注いでも、進めぬときは度々ある。それでも船を進めたいなら、『われは どこそこへ向かうゆえ、道をあけてくれ』と、ほかの船に呼びかけるのが筋である。看護部に事情を説明してから帰るか、(インフォームドコンセントを希望している)四賀さんのもとに顔を出してから帰るか・・・おまえが どうしても船を進めたいなら、どちらかを選ばねばならない」
「苦しいお酒は、一さんの分まで飲みます。楽しいお酒は、一さんと一緒に飲みます」
「治らぬ患者と相対するのが、医者の領分ではないとおっしゃるなら、そういう患者をどうしろと? 治らぬ患者は、病院から出ていけとでも? (地域医療の現状を)承知はしていても、ゆずれないものがあります。(これは)医者の話ではない。人間の話をしているのだ。わたしたちは人間だ。その人間が死んでいくのが、病院という場所だ。いやしくも一個の人間が生死について語るなら、手帳も、そろばんも、肩書も投げ捨てて、その身ひとつで言葉を発するべきではないか。かかる態度を、くだらない理想論と笑うのは結構。しかし、あえて このバカバカしい理想論を押し立て、かつ推し進めていかなければ、いったい誰が この救いがたい環境の中、正気を保って働き続けられるというのです。満床のベッド、過酷な労働環境と医者不足・・・そんなことは わかり切っている。しかし、かかる逼迫した環境でもなお、医者には成し得ることがあるという確信を決して捨てないこと――。その確信があればこそ、24時間、365日、わたしたちは働き続けることができるのです」
テレビ東京/2021年2月22日放送
【脚本】森下直/【原作】夏川草介
ハルカの光・第3話 [ハルカの光]
「元チャンピオンって言ってくれるひとは もういない。(だから、あいつは)自分で言うしかない。見栄 張って、自分に興味 持ってもらって、嘘ついて・・・。(中略) オヤジがよく言ってる。やつの技術はプロだけど、生き方がアマチュアだって」
「このまま、なにもしないで終わるんですか。これからの人生のほうが長いんです。たとえ もうチャンピオンになれなくても、プロじゃなくなったとしても、頑張ってるフリする生き方なんて、カッコ悪いですよ」
「逃げ出したい過去ほど、向き合わざるを得ないときが必ずくる――。人生って、そういうものなんだと思う」
NHK Eテレ/2021年2月22日放送
【脚本】矢島弘一
君と世界が終わる日に・第6話 [君と世界が終わる日に]
「ひとを憎むと、心の中が嫌いな気持ちでいっぱいになるでしょ。おかあさんはね、誰かを嫌いになりそうになったら、代わりに大好きなもので心の中をいっぱいにするの・・・誰も憎む隙間がないくらいにね」
日本テレビ/2021年2月21日放送
【脚本】池田奈津子
となりのマサラ [単発]
「人生っていうのはね、大きな木の下で、たまたま知り合ったひとと、どう楽しく過ごすかってことなんよね。たまたま知り合ったひとと、楽しめるかどうかなんよね」
「いがみ合っても、仲良くしても、ひとときは ひととき。由依ちゃん、会いたいひとには、会えるときに会っときいよ。人生はあっという間やから」
NHK/2021年2月21日放送
【脚本】北阪昌人
魔進戦隊キラメイジャー・第44話 [キラメイジャー]
「いま やらなきゃいけないことは、地球を守ること。涙はそのあと」
「助けてもらったオレがしっかり生きることで、ガルザが生きた意味になるんだ」
「充瑠が戻って、こっちは、力も、夢も、勇気も、でっかくなったんだ。作ってやろうぜ、新しい歴史」
テレビ朝日/2021年2月21日放送
【脚本】荒川稔久
3Bの恋人 絶対に付き合ってはいけない男たちとの危険な恋物語・第7話 [3Bの恋人]
「舞台役者(の頭文字は)B――。そう、舞台役者は3Bに続いて、つきあっちゃいけない4B目なの。(中略) なんで舞台役者がダメか、きちんと説明するね。『1、3Bと並んでお金がない』。もう これは言うまでもないね。で、「2、やたらと酒を飲む』。稽古終わりに、そのまま飲みに行って、終電 逃してカラオケ。これ、鉄板。『3、だいたいのやつが借金してる』。やつらはクズがカッコいいと思ってます。で、金もないのに吸ってるタバコは、だいたいアメスピです。で、だいたい1年に1回、キャパ50の舞台に立ってるだけで、『舞台役者です』って言ってます。そういうやつらに限って、職業欄にも堂々とアクターって書いたりすんだよね。知らんけど」
テレビ朝日/2021年2月20日深夜放送
【脚本】藤原珠恵、瀧悠輔/【原作】横山もよ
京阪沿線物語 ~古民家民泊きずな屋へようこそ・第7話 [京阪沿線物語]
「わたしはいつもそう。いろいろ考えすぎて、気がつけば自分の意見が自分の意見に絡まって、あらぬ方向に行ってしまう」
「なに? なんか、ドラマやったら『次の週にまたぐ』みたいなテンションやったけど、なに?」
BSテレ東/2021年2月20日深夜放送
【脚本】石田明/【原案】三津留ゆう
その女、ジルバ・第7話 [その女、ジルバ]
「終戦直後のブラジルで、日本が勝ったっていうデマが、移民たちの間にあっという間に広まったの。それを信じ込んだ人たちが『勝ち組』。ネットもテレビもない時代に、戦勝ビラ1枚で、彼らは一様に日本の勝利を信じ込んだ――。でも、一部の知識人たちは、日本の敗戦を知り、それを受け入れた。それが『負け組』。そのふたつは対立し、やがて殺し合いにまで発展したの。勝ち組テロリストたちの襲撃事件や、勝ち組を利用した詐欺まで起こった・・・戦後の混乱の中でね。(中略) 国の政策でブラジルに新天地を求めて渡った移民たち――。南米は夢の楽園。その豊饒な土地に農園を作れば、大金が手に入る。成功して、故郷に錦を飾る。そんな思いで一生懸命に働いた彼ら・・・。そんな祖国が戦争に負けるなんて、信じたくなかったんでしょう」
フジテレビ/2021年2月20日放送
【脚本】吉田紀子/【原作】有間しのぶ
ここは今から倫理です。・第5話 [ここは今から倫理です。]
「女に助けを求められたとき、女に愛が欲しいと泣きつかれたとき、高柳、おまえなら どうする? いちばん手っ取り早いのは、その女を抱いちまうことだ。即効性は抜群だし、むしろ、その手の解決以外、知らないやつのほうが多いだろう。だが、それは明日の食費がないやつに、500円玉をあげるみてえなもんだ。あさっては? しあさっては? そいつは、毎日 飢えている。教師なんかになったら、そんなのが同時に5人も10人もいたりする。高柳、こんなとき、われわれが おこなうべき、最高の善とは なんだ?」
「なにも(彼が傷つくようなことは言っていません)。ただ。体の触れ合いを さけただけです。たとえば都幾川くんが女子生徒だったら、あんなに くっつかれたら、わたしのセクハラに見られてしまっても、おかしくはないですよね。男同士だからといって、セクハラではないという確証もないですが・・・。(中略) 男子なら救える、女子では救えない――。対象が変わったら通用しなくなる救いなんて、正しくない。目の前の安易な救いに飛びついて、救いたい側だけが満足する。それは、救いたい側のエゴなのでは・・・」
「リストカットが、どんなものかは知っている。けれど、彼女がしていたのは知らなかった。知りようもないでしょう・・・常に隠されていたから。教えてくれなければ、一生わかりませんよ、われわれは他人なのだから。(わからないなら、知る努力をしろ?) なんのために? 半年かけて、何度も、何度も、倫理について語りかけた。正しいことがなんなのか話し続けたけれど、それでも一瞬の心 揺さぶる激情には勝てない――。わたしは彼らにとって、いらない存在なんですよ」
NHK/2021年2月20日放送
【脚本】高羽彩/【原作】雨瀬シオリ
書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~・第5話 [書けないッ!?]
「人間、見た目が9割。でも、オレは残りの1割のほうが大事だと思うぞ」
「(新番組の)数字が悪いからって、犯人探し はじめちゃダメですよ、東海林さん。みんなが犯人なんだから」
テレビ朝日/2021年2月20日放送
【脚本】福田靖
レッドアイズ 監視捜査班・第5話 [レッドアイズ 監視捜査班]
「アカシアは非常に硬い木で有名なんです。でも、硬すぎるがゆえに柔軟性がなく、折れやすいという側面を持っていたんです。人間も同じだと思います。強いひとほど、折れたときのダメージが大きいものです。大事なのは、強くあることではなく、いかに自分の弱さ認めるかではないでしょうか」
日本テレビ/2021年2月20日放送
【脚本】福田哲平