オトナ高校・第8話(最終回) [オトナ高校]
「似たようなもんよ。心の隙間を、セックスで埋めてるか、プライドで埋めてるかだけの違い。あたしの心に隙間はないわ。恋で満たされてるもの」
「きみは恋をしたいんだ。求められるんじゃなく、自分から求めて、ときめきたいんだよ。勝ちが見えてる恋じゃなく、どう転ぶかわからない切なさを味わいたいんだ」
テレビ朝日/2017年12月9日放送
【脚本】橋本裕志
オトナ高校・第6話 [オトナ高校]
「先のことなんてわからないよ、誰にも。そんなの確認して、なんになるんだよ。石橋を叩いて、叩いて、叩き割って、渡れなくなるよりも、崩れそうな橋でも、ふたりで一緒に渡ってみようよ。橋から落ちても、泳いで川を渡り切ろうよ。だって、ぼくはきっと、きみのことが好きなんだよ」
テレビ朝日/2017年11月25日放送
【脚本】橋本裕志
オトナ高校・第4話 [オトナ高校]
「些細な言葉に傷ついて、恋をあきらめちゃうことってありますよね。あたしは もったいないって思うな。だって、不器用すぎて『好き』を『嫌い』って言っちゃうひともいますから。恋をゲットしたいなら、相手の言葉の裏にある、心のサインを冷静に読み取る力も必要ってこと」
テレビ朝日/2017年11月11日放送
【脚本】橋本裕志
オトナ高校・第2話 [オトナ高校]
「不倫はラクだからするの。妻帯者相手なら、ずっと一緒にいるわけじゃないから、嫌な面は見なくてすむ。嫌いになっても、もめずに別れられるし、フラれても、妻がいるからと言い訳できて傷つかずにすむ。つまり、本気の恋から逃げてるだけ」
「相手は百戦錬磨の恋愛宗教家ですねえ。わたしはそのへんのバカな女じゃないと考えるプライドの高い女をターゲットに、自分を大きな男に見せては洗脳して、たくさんの恋の信者を飼育する、その道のプロです」
「信者となると、お布施や善行を求められますよねえ」
「雑用係や、性欲処理係として、人生を吸い取られます。関係を持つとややこしそうな彼女の場合は、貢ぎ物係、兼、事務処理係――」
「見せかけだって、立派な優しさよ。本当に優しいひとが遠慮して なにもしないよりも、ズルいひとでも手を差し伸べてくれたほうが、よっぽどマシ。うわべの愛でも、抱き合えるひとが愛しくなるの。女は現実で生きてるんだよ」
「きみの話を聞いてると、流しそうめんを思い出すよ。きみは水の中を優雅に泳いでるつもりかもしれないが、その流れは下に落ちていくだけだ。そして、誰にも拾ってもらえず、バケツに落ちて捨てられてしまう、悲しい流しそうめん。まるで、きみだよ」
テレビ朝日/2017年10月21日放送
【脚本】橋本裕志