SSブログ
初めて恋をした日に読む話 ブログトップ

初めて恋をした日に読む話・第10話(最終回) [初めて恋をした日に読む話]

「わたしには もう きみみたいな無敵な時間はない。だけど、好きな色を選んで笑うのも、ムチャな道を進んで泣くのも自由。全部、自分のせいにできる年だ」


TBS/2019年3月19日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第9話 [初めて恋をした日に読む話]

「普通じゃないぐらい頑張ってる子に、まわりの人間ができることは、神に幸運を祈ることぐらいですからね」



「あいつならきっと大丈夫だ。万が一、夢やぶれたとしても、その先の人生を どうやって生きて行けばいいか、春見 見てきたなら、わかってるはずだ。世の中、いろんな不合格から もう一度 頑張ってきたやつが ほとんどだ」



「もしかしたら(試験に)落ちてるかもしれない。それでも、この子の努力の日々を、最後にあきらめた記憶で振り返る大人にしちゃいけない」


TBS/2019年3月12日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第8話 [初めて恋をした日に読む話]

「きみはいいな、順子を好きになったり、嫌いになったりできて。オレは、たぶん(順子にとって)一生 安心できる いとこ のままだ。いとこである限り、好きも嫌いもない。男として無色透明の存在だ」



「簡単に言えば、世界史ってのは、政治の移り変わりだ。おまえらが生きてるいまも、いつか世界史のひとつになる」



「ひとが動く動機は、究極的には ふたつだ。自分の幸せのためか、好きなひとの幸せのため・・・。オレは好きなひとを悲しませたくないんだよ」



「世の中、きれいな景色ばかり見て生きては行けないけど、一生懸命やってれば、味方になってくれるひとは必ずそばにいるよ」


TBS/2019年3月5日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第7話 [初めて恋をした日に読む話]

「わたしはイジメられてなんか ないから。あなたたちに嫌われて、わたしが傷つくとでも思った? 上等だよ。こっちだって、嫌いだよ。だけど、勉強道具だけには さわらないで。受験の邪魔さえしなきゃ、ハブろうが、殴りに来ようが、好きにすれば」



「勉強なんて、気の持ちようだから。勝ち癖をつけるの。解けた快感、勝った経験を与えてあげればいい。たいてい東大を目指すような子は、中高ずっとトップできたような子たちばっかりだから、まわりに自分よりできる ひとがたくさんいる環境に恐怖を覚える。だから、あたしは生徒を とことん盛り上げて、優しくして、負けても 持ち直せるようメンタルサポートしてるの」



「春見は強いんです。(それは)たぶん、負けたことがあるから」



「必要とされなくなるのが先生だよ。わたしたちは通過点なの。生徒の希望する進路に、引っ張って、引っ張って、最後に手を放して見送るのが仕事。いつか忘れられても構わない。それまで由利くんは、わたしの生徒。あなたのさみしさを埋めるために、あげるわけには いかない」


TBS/2019年2月26日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第5話 [初めて恋をした日に読む話]

「受験っていうのは、採用試験なんだ。とりあえず とか言って、やみくもに勉強するな。過去問をよく見ろ。試験問題は大学からのメッセージ。この範囲と分量だ。東大がなにを求めてるか、わかるか。真面目にやりすぎて つぶれるようなやつは、いらないんだよ。あそこは日本一 効率と要領がよくて、応用力、思考力があるやつを取りたがってるんだ」



「(オレは)数学のノートはスケッチブックを使ってたな。センター(試験)はともかく、2次試験の答案用紙に線はないからな。紙の広さは、思考力の広さにつながる」



「この受験で、おまえら ふたりの人生 変えるんだろ。だったら、ただ頑張るんじゃなくて、この上なく 効率よく頑張れ」



「わたしは この年まで逃げ回っていて、お母さんの望みは なにひとつ かなえてあげられなかった。だから、お母さんが文句 言いたくなるのは わかるよ。でも、これはあの子の挑戦なの。わたしの生徒を否定することは許さない」



「英文を解く基本は、分析、構築、解説の三つや。まず、文型を分析して、どこが どこに かかっているか正確に見抜く。次に、答えまでの道筋を頭の中で構築。で、採点者に答えを解説するように書く。これが一瞬で できるようにならなアカン。(中略) 構築まで できても、解説が下手やと、丸がもらわれへん」



「学力向上曲線はダイエットと一緒や。少しずつ伸びるんやない。基礎を繰り返し、量をこなすと、あるとき急にスパーン、その瞬間がくる。勉強してこんかったやつほど一気にくるから、楽しみにしとけ」



「(現代文のテストに)回答者の感想、主観はいらないの。だって、個人の感想に、正しいも、間違ってるも、ないでしょ。みんな正解だもん。採点なんて できない。だから、たったひとつしかない作者の意図、心情を理解できるかを見てるの」



「(結果が)わかってても、場合によっちゃ、ムリしてでも踏み込まなきゃ進まないの、男と女は。相手の気持ちを傷つけないようにとか、甘ったるいこと言ってたら、怖いもの知らずの男に、ひょいって持ってかれちゃうよ。相手の幸せを願ってたら、恋はかなわない。恋は欲望」


TBS/2019年2月12日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第4話 [初めて恋をした日に読む話]

「順子さんの鈍感力、ハンパないっすね。桶狭間で信長に奇襲かけられた今川義元 並みじゃないですか」



「幸せが なにかなんて、幸せなときは考えないからな」



「(不良がいると勉強に集中できないから、塾長にクレームを入れるって?)きみたちさ、試験会場には、金髪の子も、青い髪の子も いるかもしれないわよ。集中できる居心地のいい空間でしか力を発揮できないようじゃ困るでしょ。そのための(強化)合宿でもあるの」



「(オレたちは あんなバカとは次元が違う?)そういうことを聞くのが、講師としては いちばん残念だよ。普段、きみたちが遊ぶ暇を惜しんで努力しているのを知ってるだけにね。頑張って、頑張って、頑張った結果、やることが ひとを見下すことだなんて、ダサすぎるでしょ」



「人間の脳っていうのはな、否定形を理解できないんだよ」



「誰に なに聞いたか知んねえけど、オレ、いま、べつに かわいそうじゃねえから。勉強 つらいときとかもあるけど、不幸じゃない。苦痛と不幸は違うだろ」



「ひとを蹴落としても、おまえが合格するわけじゃねえぞ」



「オレは おまえみたいなやつが大っ嫌いなんだよ。不良のやつがちょっと頑張って受験すると、やたら持ち上げて・・・。オレは幼稚園のころから、ずっと頑張ってるんだよ。なんで、途中からやったやつのほうが偉いんだよ」



「どっちも偉いよ。違う場所で、違う苦労して、頑張ってきの。(小さいころから勉強してきたなんて)そんなとこで競っても仕方ない。勉強を頑張ってきたやつも、部活を頑張ってきたやつも、頑張ることが見つからなくてモヤモヤしてきたやつも、親の期待を背負ってきたやつも、孤独に耐えてきたやつも、いろんな子が平等に同じ試験を受けて、その日の学力で合否が決まるのが受験なの。一切の言い訳もない。ないの」


TBS/2019年2月5日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第3話 [初めて恋をした日に読む話]

「(塾講師としての)オレの感覚やけど、東大合格しやすい子は、まず前向き。素直。同じことを毎日コツコツできる。で、いちばん大事なんが、情緒が安定していること。本番でいつも通りできな意味ない」



「女子が必死で勉強してる意味がわかんないんだよね。(中略) 男よりできちゃったら引かれるし、それでもハイクラスの仕事に就ければいいけど、先生みたいになったら『ガリ勉ウォーキングデッド』じゃん」



「たしかに、わたしみたいにダメな大人がいるのは事実だけど、ただね・・・」
「そうやって、悪いとこ認めたフリするズルい大人、大っ嫌い」



「先生って、案外、学生時代 楽しめなかったひとのほうが むいてるのかもしれないね。あのころ言って欲しかった言葉も、言って欲しくなかった言葉も覚えてるし」



「『裏切られた』なんて言葉、簡単に使うのはやめなさい。(中略) 好きになった自分に、もっと責任を持ちなさい。たとえ、相手が気持ちに応えてくれなくても、相手の気持ちが変わったとしても、それでも好きになって よかったと思える、そんなひとを好きになりなさい。失恋でも、それはきっと素敵な恋だと思えるはずだから」



「東大出だからラクしてるって言われるとな、つい苦労したくなるんだよ」



「東大 行ってもな、別にそんな いいことなかったぞ。マウンティングに、余計なやっかみ、そういうの はね返して、欲しいモン手に入れるには、ひとの倍やるしか・・・」



「本気じゃないなら、受験なんて やめなさい。(中略) 塾をサボる人間が東大だなんて、笑わせないで。あなたが塾をサボっている時間にも、ほかの生徒たちは勉強してるの。毎日毎日、当たり前のように努力できるひとたちが受験して、その中のひと握りの人間が合格するの」


TBS/2019年1月29日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第2話 [初めて恋をした日に読む話]

「あれは恐怖の『られた・された女』だ。自分のことを全部、受け身で話すやつは、自分の行動に責任 取らないから。つきあったら、なんでも あんたのせいにされるよ」



「受験はね、勉強を日常にすることがスタートなの。続けられないやり方じゃ、最後までもたない」



「山下くんってね、いままでの人生でたったひとり、わたしに告白してくれたひと。(中略) 大人になって悲しいことがあったとき、何度か思い出した。どうしても自分を好きになれない日、誰かが一度でも自分を見ててくれてたんだって、何度も慰められた」



「彼のやる気を、決して ここで折らないであげてください。親がどんなに必死になっても、大金はたいても、本人の自発性と集中力だけは、お金では買えません」



「きみたちが、自分には勉強は必要ないって思うなら、好きにしたらって思う。だけどさ、自分のことは どうでもよくてもさ、きみらに大事なひとができたとき、そのひとを守ることができないのは、自分を守れないより、きっと悲しいよ。好きなひとと無事 結婚して家のローンを組むとき、年金、もしものときの医療保険、生命保険、あの細かい契約書類、理解できる程度の勉強しないと損するし、下手したらダマされる。(中略) 将来、きみたちにそっくりな子供ができたとして、その子の夢を手助けしたいとき、そのための知識や、知恵や、力が足りなかったら? 想像してみて、どんな自分になりたいか。そのためには、どんな勉強が必要か。そう考えて勉強した知識や努力は、わたしみたいに人生しくじったときも、きっと きみらを助けてくれるよ。だから、頑張って・・・きみと、きみの未来の大事なひとのために」



「10年以上のつきあいで、『きれい』『かわいい』『好き』が言える男は、年収3000万に値するからね。よく言った」


TBS/2019年1月22日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

初めて恋をした日に読む話・第1話 [初めて恋をした日に読む話]

「あんた、いまのままだったら、誰と結婚したって『こんなはずじゃなかった』ってつぶやきながら、老後、好きでもない旦那のおむつ換えることになるよ」



「逃げなさい。こんなね、ひとのことゴミだとか言う人間の言うことなんて聞かなくて全然いい。キツイときはキツイってはっきり言わないとね、大人になってからパンクの仕方すらわかんない人間になっちゃうんだから。だから、いまのうち、ちゃんと反抗して、めいっぱい叱られて、好きなだけ暴れなさい。それで・・・あたしみたな、つまんなに大人になったら絶対ダメ」



「いますぐ恋をしなさい。いまやね、30歳の独身男性の5人に1人は生涯独身なの。人生は貯金できないって話です。いま(受験のために)我慢して、大人になってから恋愛しようなんて思っても、恋なんてそう簡単にできないんだから。あたしもね、いまごろになって気がついたの。恋愛貯金は下ろせないんだって」



「お父さんに反発したいだけでしょ。誰かのためとか、誰かのせいで、自分の進路を決めたらダメ。わたしは子供のころから親の言う通り、東大に入ることだけを考えて生きてきた。友達と遊べなくても、男の子とデートしたことなくても、東大に入れば、みんなチャラになるんだって思ってた。だけど、受験に失敗して、人生のプランが真っ白になったとき、なんにも やりたいこと見つけられない自分に気がついた。失敗するにしたって、なんで自分で道を選ばなかったんだろうって」



「自分がやらねば、誰かがやる。わたしがあきらめたことは、別の誰かがかなえてしまう。だから、わたしは決して後悔しないように、いまに全力を尽くす」



「旬を過ぎたって、生きていかなきゃなんない。もう一度、わたしは なにを頑張ろう」



「大人になって、いちばんよかったのは(中略) 自由を手に入れたことだな。自分の意志で、やりたいことができること。どんな夢を何度 見てもいい。成功も、失敗も、全部 自分のせいで」



「記念に握手しいてきな。初恋童貞こじらせて、仕事ばっかりして、もうすぐ仙人になるひとだから」


TBS/2019年1月15日放送
【脚本】
吉澤智子/【原作】持田あき
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ
初めて恋をした日に読む話 ブログトップ