真犯人フラグ・第20話（最終回） [真犯人フラグ]
「復讐の心が、地獄のように胸に燃えてる――。その炎で、大切なものを焼き尽くさぬよう、気をつけなさい」
「美しい物語の結末は、はじまりに戻るもんだろ」
「希望があるほうが、絶望は際立つだろ」
「最後の晩餐は なにがいい？ オレは・・・迷ってるあいだに死ぬと思う。（いま）決めたとこで、無意味なんだよ。味覚も、好みも、変わる。人生、全部 自分の思い通りってわけにはいかない。（中略） 毎日毎日、なに食っても『うめえ、うめえ』って言ってるヤツが、最後に笑うんだよ」
日本テレビ／2022年3月13日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第19話 [真犯人フラグ]
「おまえらが信じないで、どうすんだよ。（中略） 思い出せ、あいつとのキラキラした日々。楽しかったこと、うれしかったこと、一緒に泣いたこと・・・その思い出を信じろ。他人の言うことなんか聞くな」
「復讐ってね、自分でやらなきゃ、気が済まないんですよ」
日本テレビ／2022年3月6日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第17話 [真犯人フラグ]
「兄弟 姉妹ってさ、つながりが強すぎるんだよ。子供のときなんて、なおさら。どんなに大ゲンカしても、同じ家で過ごさなきゃいけない。だから厄介だし、甘えて、友達には言えないような、ひどいこと言えちゃうんだよね」
「母親は地獄に落ちても、子供のことは あきらめませんよ」
「もうちょっと、あとちょっと生きれば、どうにかなるとか言いたいんでしょ。親とか、先生とか、警察 頼れとか、言うんでしょ。そういう正論とか、きれいごとで解決するって、本気で信じてるから、（あんたは）いままで自殺しようとか、考えたこともないんだよね。運よく幸せに生きてるヤツが、偉そうにすんな」
「あんたさ、本気で世界をよくしたいって思ってるんだね。それはさ、傲慢だよ。一星はマンガの主人公じゃない。手の届く範囲も限られてる。遠くに手を伸ばせば、近くが おろそかになる。でも、本当に守るべきものは、目の前にあるんだよ」
日本テレビ／2022年2月20日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第15話 [真犯人フラグ]
「10回連続で（コインの）裏が出たあとだって仮定したら、つぎ どっちに賭ける？ （中略） 何回 裏が出てようが、確率は 同じ２分の１。いや（確率的にはそうでも）この場合、勝つヤツは裏に賭ける。10回連続で裏が出てるってことは、確率では説明できない “裏が出る” なにかがあるって考えるんだよ」
「あいつは自分が危険な目に遭うことも覚悟して、その上で大切なものだけは守ろうとするヤツなんです。悪いヤツの要素 、どっか あります？」
日本テレビ／2022年2月6日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第14話 [真犯人フラグ]
「ファミレスとかでさ、順番待ちの名簿あるだろ？ あれ、名前 書くとき、なんて書くか迷うよな。そのときだけは別人になれるんだぞ。ワクワクしないの？」
日本テレビ／2022年1月30日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第12話 [真犯人フラグ]
「怖いことってさ、ひとに話すと怖くなくなるんだよね。気が向いたら電話して」
「『鳴かぬなら』――なに派ですか？ オレは『殺してしまえ』――。（中略） 信長は短気だったんじゃない。ホトトギスの本性を知ってたんだよ。ホトトギスって、托卵するんだよ。自分のヒナ、ウグイスだまして育てさせんの。ホトトギスのゲスな本性を知ったら、殺してしまえって思いません？」
「知らないことは、悪いことじゃないです。（家族について）知ってることが多いことと、愛情の深さは比例しません。むしろ、相手を思ってるからこそ、秘密にするってこともあるじゃないですか。課長の場合、『パパ 傷つくかも。内緒にしておこう』って、思われそうですし。（中略） そういうふうに愛されてたんですよ」
日本テレビ／2022年1月16日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第11話 [真犯人フラグ]
「この事件はドジョウに似ている。ヌルヌルとして実態がつかめず、つかんだかと思うと、指の隙間を抜けていく。なにより、どす黒くて、不気味だ」
「大きい声を出すのは、それ以外 なにもできない証拠です。（そういう相手には）ヘコヘコしてれば いいんです。カッコ悪くて結構。それがパワハラへの対処法です」
「気をつけなさい。オドの淀みを退けているつもりが、あなた自身が淀みになっていること あるから」
「メロンパンの最上級は、うまいメロンパンであって、メロンじゃねえだろ。カニカマの目指す先も、カニではねえと思うんだよな」
「テレビが、ネットが、苦情を言ってくる どっかの誰かが、いったい課長の なにを知ってるんですか。そいつらは、なんの責任もリスクもないから、好き勝手 言ってるだけです。そんなのを信じて もし間違えたら、わたしは一生 後悔します。だから、わたしは目の前の課長を信じます」
日本テレビ／2022年1月9日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ 特別編 [真犯人フラグ]
真犯人フラグ・第８話 [真犯人フラグ]
「人間って、脳を発達させてきた弊害で、ほかの動物と違って、子供 作ったら いろいろ大変だってことまで、考えるようになっちゃったんだって。でも、それだと絶滅するでしょ。だから、脳が、恋愛してるときだけドーパミン出して、バカになるように できてるんだってよ」
日本テレビ／2021年12月5日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第７話 [真犯人フラグ]
「バイキングは３回目で死ぬんだよ。１回目はワクワクするだろ。でも、全種類は食べ切れない。２回目は まえ食べられなかったものも食べて、全部 制覇してやろうって気持ちになる。で、３回目は・・・好きなものだけを選ぶ。こうなったら、終わりなんだよ。４回目も、５回目も、好きなものしか選ばない。好きなものは変わらない。だから、同じものしか選ばない。それはバイキングじゃない。定食なんだよ」
「（彼女は）自分の時間を犠牲にして、ぼくの家族を一緒に捜してくれてるんです。みなさんはアンパンマンが誰かを助けようとして、顔をちぎってあげるときに、下心があるって考えますか？ 困っているひとに手を差し伸べるボランティアの方々に、なにか裏があるって非難するんですか？ このひとは、なんの見返りもなく、善意で行動するひとです。彼女をおとしめることは、ひとの優しさを否定するのと同じなんです」
「（メディアの）みなさんの伝える言葉は、人ひとりの人生を簡単に めちゃくちゃにすることができる ものすごい力があることを、ぼくは嫌というほど知りました。でも、それは同時に、ぼくの・・・いまも どこかで怖い思いをしてるかもしれない ぼくの家族を救う力もあるってことなんじゃないですか。ぼくは みなさんを信じます。だから どうか、もう彼女に迷惑をかけるのは やめてください」
日本テレビ／2021年11月28日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第６話 [真犯人フラグ]
「嘘つきはな、嘘つきの顔してねえんだよ」
「なんで（ウーロン茶、注文して）謝るの？ ウーロン茶が いちばん もうかるんだよ。原価、いくらだと思ってんだよ。おまえ、罪深いよな。いま、おまえは謝ることで、このひとに『ウーロン茶 頼むけど、許せ』っつう圧をかけたんだよ。でも、このひとにとっては、許すもクソもねえんだよ。かといって、『ウーロン茶が いちばん もうかるんで、謝る必要は ないですよ』なんて言うのも変だろ。だから、なにも言えない。結果、どうなる？ このひとには、罪もないひとに謝らせてしまったって、罪悪感だけが残るんだよ」
日本テレビ／2021年11月21日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第５話 [真犯人フラグ]
「完全に正義中毒ですね。ひとの脳って、正義の制裁を下すと、脳から快楽物質が出るように できてるんです。だから、自分が正義だと思えば、喜んで悪を攻撃する――。（中略） 正義中毒は酔っぱらいと同じですから、まともな対話はできません。止めるのも不可能に近いです」
「昔ならさ、（生きがいは）『働いて、結婚して、子供 産んで、幸せな家庭を築くことです』ってひとが、ほとんどだったけど、いまのトレンドは『好きなことして 生きて行く』。（中略） そうすると今度は、好きなことがないと不安になる。で、他人を攻撃したりしちゃうわけじゃん」
「フェイクニュースって、正しいニュースの６倍 広がるのが早いって研究があるらしいよ。でも、普通に考えたら、そうだよな。嘘なんだから、いくらでも面白いこと言えるし」
日本テレビ／2021年11月14日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第４話 [真犯人フラグ]
「（クレーム電話に）何度も謝るのは、逆効果なんだよ。どんどん自分が正しいと思って、エスカレートするんだから」
「オレ、キノコ全般、ダメなんだ・・・菌だから。なんか（食べたら）腹ン中に、菌 植えつけられそうで、気持ち悪い」
「課長、小さいもの なくしがちですよね。『小さいから、なくす』と思うか、『小さいから、なくさないようにしよう』と思うかが、命運を分けるんです」
「名前もわからないひとがネット上に投稿した、裏づけのない臆測については、わたしは『（事実と）違う』としか答えられません。わたしは記者のみなさんを信用しています。みなさんが、ご自身で調べられた上での質問でしたら、わたしも 根拠を示して、しっかりと答えたいと思います」
「ひとって、孤立することが怖いから、少数派になると発言しにくくなるんですって。逆に、自分を多数派だと思うと、発言しやすくなる。実際は ほんの わずかな差しかないのに、少数派は沈黙しているから目につかない。逆に、多数派は発言量が多くて目立つ。だから、実際よりも大きな数の差があるような印象になっちゃうんです。見えていないだけで、課長の味方は意外と多いと思いますよ」
日本テレビ／2021年11月7日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
真犯人フラグ・第２話 [真犯人フラグ]
「わからないって、怖いんですよ。だから、それっぽい話を作って、安心したいんです。家族が犯人なら、まあ納得感あるし、ひとごとじゃないですか。あの家の話だから、わたしは関係ないって」
「地道が近道」
「事実と証拠だけ見ろ。前科がなくて、指紋ベタベタ。（死体を送ってきたやつは）慣れてないか、マヌケか、（警察を挑発しているかだ）」
「『すみません』が多いですね。心細いと、そうなるの。わかります」
日本テレビ／2021年10月17日放送
【脚本】高野水登／【原案】秋元康
