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イチケイのカラス・第4話 [イチケイのカラス]

「傑作と呼ばれる裁判は、心を打つ優れた短編みたいなところがあるが、坂間千鶴の裁判は駄作」



「裁判はね、オセロなんですよ。白を黒に、また、黒を白にすることもできる」



「法律は人間が人間のために作り出したルール――。必ずしも、弱い者の味方になるとは限らない。法律はきみを救わなかった。きみには恨むべき理由があった」



「人生は自分の思い通りにならないことのほうが多い。努力しても、どう あがいても、どうにもならないこともあります。でも・・・それでも、自分の人生を投げてはいけない。いかなる理由があろうと、あなたは罪を犯してはいけなかった。(判決を下した わたしを)許さなくていい。あなたの苦しみ、憤りを、受け止めます。そして、願っています。いつか、あなたが・・・あなたたちが、手を取り合い、前を向いて生きていけることを。あなたが逆境をはね返し、努力して自分の人生を切りひらいていけることを。そして、つらい経験があったからこそ、いまがあると、いつか そう思える日が来ることを」



「自分を裁くことに、これだけ苦しんでくれた人がいる。それが少年にとっては、救いになったはずだよ。冷静に、客観的に、そして誰よりも被告人のことを考えていた――。坂間さんにしかできない裁判だったよ」



「(入間くんは坂間さんが)イチケイのカラスになれると思っているはずです。(中略) 神話の中のカラスは、気まぐれに世界を作ってたりする。ただ、その知恵を駆使して、自ら人間に、光や、火や、水を与えたりもする。神様や英雄のような存在じゃないけど、何者にも束縛されない、個性的で、自由の象徴――」


フジテレビ/2021年4月26日放送
【脚本】
浜田秀哉/【原作】浅見理都
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