SSブログ
イノセンス 冤罪弁護士 ブログトップ

イノセンス 冤罪弁護士・第10話(最終回) [イノセンス 冤罪弁護士]

「わからないって、大事なことですよね。それって つまり、とことん わかろうとすることですから」



「状況証拠を頼りに、犯人像を構築することほど、危険で、愚かしい行為はない。捜査機関が証拠を意図的に取捨選択し、ましてや証拠の隠蔽をおこなうなど言語道断だ」



「冤罪を生み出すのは、検証能力や証拠の有無ではない。偏見や、思い込みや、くだらないメンツ、ひとの心の弱さや、醜さだ。科学捜査がどれだけ発展しようと、それを活用する人間側が腐っていては意味がない。必要なのは、愚直なまでに真実を追求しようとする意志。それがなければ、被害者の無念も、残された遺族の苦しみも、本当の意味で晴らすことなどできはしない」



「ひとは過ちを犯すものです。だから、事件が起き、ときには冤罪が生まれ、多くのひとが傷ついていく。それでもぼくは司法に絶望したくありません。真実を追求しようとする意志と、過ちがあったときは それを認め、正すことのできる勇気があれば、冤罪は必ず晴らすことができると、信じているからです」


日本テレビ/2019年3月23日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(2)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第9話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「(浅間が犯人じゃないん)だったら、誰が殺した。いますぐ犯人を見つけて、そいつがやったということを立証して見せろ。(中略) オレたち家族は浅間が犯人だという結末で構わない。真相なんかより、目の前にある答えのほうが、苦しまずにすむ」


日本テレビ/2019年3月16日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第8話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「いまの わたしにとって、 “希望” は毒なんです。(刑務所から)出られるかもしれない。娘に会いたい。そういった希望は、かえって心が かきむしられて、苦しみが増す・・・」



式根しきねさんが自白したあとで(関係者がその自白に沿うよう)証言を変えたのは、みんな安心したかったからだと思います。積極的に嘘をついたわけじゃなくて、早く事件に決着をつけたい。誰が犯人なのかを明確にして、安心したい――。そういう心理が働いた結果だと思います」


日本テレビ/2019年3月9日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(2)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第7話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「限りなくクロの可能性のある者を見逃すわけにはいかない。それが われわれ(検事)の職分です。それはあなた方、弁護人も逆の意味で同じでしょう。被告人の利益を守るために、被告人の意志に寄り添い、無実を主張していれば、そのために戦う。ときには被告人が嘘をついていると確信したとしても、無罪を主張する」



「14人も死んだんだって。それでも、あいつは罪に問われなかった。いい弁護士つけて、証拠不十分で逃げ切った。悪いことしても、証拠がなければ逃げ切ってもいい。それが法律の世界なんでしょ」



「弁護士の仕事は、たしかに依頼人の利益を守ることだ。でも、犯した罪から目をそむけて逃げ切ることは、本当に満里奈さんの利益になるんですか。たとえ裁判に勝ったとしても、罪を背負ったままでは、救われることはないと思います」



「正しかったかどうか わからないってことは、正しかったかもしれないってことじゃないですか」


日本テレビ/2019年3月2日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第6話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「弁護士は、そのひとが本当に悪いことをした ひとか どうか調べる仕事だよ。(だから、悪者の味方でも、正義の味方でもない。)本当のことの味方かな」


日本テレビ/2019年2月23日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第5話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「裁くことと、さらすことは、全然 違うことだし。さらすのは簡単なことだけど、その代わり、(さらしたほうも)世間から好き放題 言われたりもするから」



「悪いことしたやつは叩きつぶしていいと思ってるひとたちって、忘れてるんじゃないかと思って・・・相手も人間なんだってこと」



「きみは大変 優秀だと聞いている。だが、忘れるな。科学を扱うときには、常にその人間の倫理観が試されている」



「ぼくがきみの立場だったとしても、どうすればいいか、わからなかったかもしれない。でも、だから間違ったことをしてもいい なんて理屈はないんだよ」



「(命が助かっても)全然よくないですよ。全部バレて、報道されて、ネットで叩かれて、どうせこの先、死にたくなるくらい嫌な目に(ぼくは)遭うんです」



「報道陣のみなさんに、お願いがあります。この事件を報道されるのであれば、煽るような批判ではなく、関係者全員がなにを思い、なぜ このようなことが起きたのかということを、ありのまま、正確に伝えてください。裁判とは違って、社会的制裁には歯止めがありません。第三者の偏見や憶測が、今回の事件の関係者全員をこれ以上 追いつめることのないように、配慮をお願いいたします」



「また逆転勝訴されましたね」
「勝ち負けじゃありません。事実が明らかになっただけです」



「社会的制裁が過激になる理由はひとつですよ。国民はみな、司法が下す量刑を軽いと思っている。悪に対して厳罰を望んでいるからです」


日本テレビ/2019年2月16日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第4話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「心の中を裁くことはできません。本心はどうであれ、あなたは いい先輩、いい友人を演じてきた。それって つまり、姫島さんにとって あなたは、正真正銘の “いいひと” だったっていうことですから」


日本テレビ/2019年2月9日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第3話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「今度の事件、死んだ人間がいるんだろ。科学的実証をして、事実関係が明らかになったとして、おまえは それで すっきりできるか。科学者はすっきりする。実証ができれば、それで終了だ。だが、裁判はそうはいかない。実証して、冤罪を晴らしても、死んだ人間は生き返らない。遺族が喜ぶわけでもない」



「『いずれ改善される』『いつか変えて見せる』では、いけないんです。問題が起きているいま、変えようとしなければ」


日本テレビ/2019年2月2日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第2話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「『疑わしきは罰せず』というのは、あくまで原則です。わたしは(検事として)あなたの父上から、『疑わしきは、疑われるだけの根拠がある』と教わった。被疑者や被告人の利益を考慮するのは、あなた方(弁護士)の職分だ。不起訴を勝ち取りたいのなら、それなりの材料を用意してください」



「甘ったれたこと言ってんじゃないわよ。片親だからどうとか、むかしグレてたからこうとか、血がつながってないからどうとか、もう、本当うっとうしい。肝心なのは、いまあなたがちゃんとしてるかどうかでしょ。自分がしんどいからって、あなたのこと信じてくれてる母親の気持ちを疑ったりしないでよ」


日本テレビ/2019年1月26日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 

イノセンス 冤罪弁護士・第1話 [イノセンス 冤罪弁護士]

「借金があって、火事が発生して保険金が下りた。だから、放火したんだろうって決めつけることと、子供への愛情があって、本人も(放火を)否定している。だから、やってないんだろうって決めつけること。これって、同じじゃないですか。ぼくには、わかりません。だから、調べてるんです」



「日本では刑事事件で起訴されれば、ほぼ100パーセント有罪です。だからこそ、情状酌量を狙うのも、ひとつの戦略だ。でも、現行犯でない限り、弁護士が調べなければならない空白が、必ず存在するんです。調べずに、わかったつもりになってしまうのは、冤罪の片棒を担ぐのと おんなじです」



「警察、検察の捜査だけを根拠に、あらゆる可能性を考慮しようともせずに、学生に毛の生えたような助手にやらせた不十分な検証を証拠として使用する。そんな人間は、もはや科学者ではない」


日本テレビ/2019年1月19日放送
【脚本】
古家和尚
nice!(0)  コメント(0) 
イノセンス 冤罪弁護士 ブログトップ