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ソロ活女子のススメ・第5話 [ソロ活女子のススメ]

「高級店の苦手、その1。椅子を引かれたときに、座るタイミングがわからなくなる。普通に座れば、店のひとが合わせてくれる――。それは充分わかっているのだが、できない」



「もともとフルコースの料理は、貴族が自分の財力を見せつけるために・・・つまり、ひとに見せるためのものとして はじまったんです。だから、その名残で “おひとり様” をお断りする お店が多いのだと思います。料理も、ある程度まとまった量のほうが効率は いいかもしれませんけど、ひとりの量を作るのが損かと言えば、そんなことは ありませんよね」



「高級店の苦手、その2。料理と共に お皿を彩る あまり見たことのない葉っぱ――。おそらくハーブだろうが、これは食べるべきなのか、残すべきなのか問題」



「日本人観光客がフランスのレストランで、パセリやクレソンを残すのを見て、シェフが『日本人は宗教的にハーブが食べられないのか』と本気で質問したことがあったそうなんです。それくらい、日本の方はハーブを残しがちなんでしょうね」



「最大限に味わうために、味覚と嗅覚以外をシャットダウンしよう。(中略) こんなことはソロ活でしかできない。誰にも “おいしいアピール” をする必要ないのだ」


テレビ東京/2021年4月30日深夜放送
【脚本】
及川博則/【原案】朝井麻由美
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ソロ活女子のススメ・第3話 [ソロ活女子のススメ]

「ソロ活あるあるだ。(ラブホテルといえども)いざチェックインをしてみれば、受付の店員さんは、あっさりと、淡々と、手続きをしてくれるだけだ。これまでのソロ活だって、独りで行動するあたしをジロジロ見たりするひとには会ったことがない。さっきまでドキドキしていた自分がバカらしく思える」



「独りでカップルがたくさんいるような場所へ行くのは恥ずかしい。でも、その行きづらい気持ち、恥ずかしい気持ちは、自分が勝手に想像している他人のリアクションによるものだ。現実は、客が女ひとりだろうと、客は客として平等に扱われ、ほかの客はわたしに特別な関心を持たない。要するに、自分の生き方をせばめ、自由を制限しているのは、他人じゃない。他人のせいにしている自分自身だ。今回のソロ活で、またひとつ大きな壁を越えた気がする・・・自分の心の中に、自分が作っていた壁を」



「ただ お酒 飲んで話しただけ(の女子会)なんだけど、なんていうの、この年になるとさ、(中略) 結婚してるか してないか、子供がいるか いないか、旦那の収入がいいか 悪いか、家が借家か 持ち家かって・・・もう、いちいちい気 つかって話してさ、ホテルの設備がどうかとか全然 記憶にないわ。今日ほど あなたのソロ活がうらやましいって思ったことない」


テレビ東京/2021年4月16日深夜放送
【脚本】
及川博則/【原案】朝井麻由美

注)2段目:実際の台詞は 「でも、その行きづらい気持ち、恥ずかしい気持ちは、自分が勝手に想像している他人のリアクションによるものだ。でも現実は、客が女ひとりだろうと、客は客として平等に扱われ」 でしたが、こちらの判断で 「でも」 の連続を削除しました。
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ソロ活女子のススメ・第2話 [ソロ活女子のススメ]

「誰もが一度は行ったことがあるだろう水族館や動物園。ここに数人で水族館を訪れた男女がいる。こんなときに、誰ともなく口にする言葉がある。『急がないと、全部まわれないぞ』――。はて、動物園や水族館はロールプレイングゲームと同じだろうか。すべての動物を見なければ、クリアできない なにかが あるのか。はたまた、好き嫌い関係なく、とにかく すべての動物を見ないと損なのか」



「本物のカピバラはUFOキャッチャーで取れる ぬいぐるみとは違うぞ。毛、めっちゃ硬いよ。デカいよ。『やだ―、イメージと違う』とか なっちゃわないように願う。カピバラには罪はない」



「動物園では、ZOOグルメ(お菓子)は欠かせない。動物園ごとに違うけど、多くは動物を可愛く模したり、デコレートしたもの。これを子供の食べ物と笑う大人には一生なりたくないと、毎回 思う。『やだー、食べるのもったいない』っていう黄色い声に邪魔されることもなく かぶりつく背徳感――。安定のおいしさ」



「入口で会ったカップルだ。『チキチキ動物 全部 見て回るレース』、ゴールしたんだ。おつかれさま。(中略) 生き物を通じて ふたりの時間を共有するのが目的になっちゃってるんだから、そんなに動物は印象に残ってないんだろう。『なにが いちばん可愛かった?』じゃなくて、『どのオリの前のわたしが いちばん可愛かった?』っていう質問のほうが、答えやすいんじゃない?」


テレビ東京/2021年4月9日深夜放送
【脚本】
及川博則/【原案】朝井麻由美
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ソロ活女子のススメ・第1話 [ソロ活女子のススメ]

「大勢で食べる焼肉は、みんなで楽しく話すのがメインで、肉はツールだ」



「ソロ活は独り(でおこなう)だけに、否が応でも対象に向き合う。今日の対象はこの肉だ。だからこそ、味の記憶が残りやすい。(中略) みんなで焼肉は、その場の雰囲気、そこで起きたこと、誰かの言葉が記憶に残る。いわば、コミュニケーションに お金をかけているのだ。しかし、いま わたしは この肉に お金をかけている」



「『みんなで食べるとおいしいね』と言うけど、べつに みんなで食べなくても、おいしいものは おいしい。『独りで食べたって、おいしくないよ』とも言うけど、独りで食べても、おいしいものは おいしい。まずいものは まずい。ある意味、『みんなで食べるとおいしいね』も、『独りで食べたって、おいしくないよ』も、好きな生き方を制限する呪いの言葉だ」



「ソロ活は、記憶が鮮明に残っているような気がする。複数で行動したら、会話、コミュニケーションに脳のメモリーを使っているからなのではないかと思う」


テレビ東京/2021年4月2日深夜放送
【脚本】
及川博則/【原案】朝井麻由美
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