行列の女神 ~らーめん才遊記~・第6話 [行列の女神]
「ラーメン屋っていうのは、趣味でも、道楽でも、サークル活動でもない。ビジネスなのよ。だから、まずはどんな形であれ(同業他店に)勝つこと。勝たなきゃ、なんにも始まらないんだから」
「なんで泣いたんですかね、オレ。自分でも、わからないんですよね。繁盛したことがうれしいのか、こだわりを捨てたことが悔しいのか」
「リサーチを尽くして顧客のニーズを探ったり、トレンドを追いかけたりするのは、コンサルタントとして当たり前の仕事です。(中略) でも、ときとして その手法には落とし穴があるわ。それは、お客をナメてしまうってこと。この連中なら、このメニューに食いついてくるだろう。この程度の味で満足するだろうっていうふうにね。たしかに、みんながみんな、鋭敏な味覚を持ってるわけじゃない。味バカ、舌バカと呼べるお客も、中にはいるでしょう。でも、だからといって、店やフードコンサルタントが、お客をバカにしていいっていう理屈はないのよ。お客様のニーズに応えることと、お客のレベルを見切った気持ちになることは、まったく別物。よく覚えておいてね」
テレビ東京/2020年5月25日放送
【脚本】古家和尚/【原作】久部緑郎
CODE1515・第3話 [CODE1515]
「うまくいかなかったことのほうが、人生には重要だと思う。うまくいかないと、自分で どうすればいいか考えるだろ。それが大事なんだよ。自分で考えた分だけ、強くなれる」
「相手まかせにすることは、相手を思いやることには ならないってこと。本当に相手を思いやるには、自分の覚悟が必要だってことが わかりました」
BSフジ/2020年5月24日深夜放送
【脚本】杉本達/【原案】杉本達