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anone・第10話(最終回) [anone]

「きみはあの日、この病室で嘘をつきました。心のこもった嘘をつきました。だから、ばくはその嘘に応えます」



「ツラいからって、ツラいひとが、ツラいひと傷つけるの、そんなの いちばん くだらない。バカみたい」



「人の記憶って、嘘をつくことがあるんだよ」


日本テレビ/2018年3月21日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第9話 [anone]

「嘘はね、嘘で隠すしかないんですよ。嘘に終わりはないんですよ。嘘で守った嘘が、結局、きみたち自身の心をこわしていく」



「人生、なにが うれしいって・・・悲しくて悲しくてやりきれない出来事があっても、いつの間にか笑えるようになるんだなあって。こんなにツラくても、いつかは笑えるようになるって思ったら、なんか楽しくなりませんか」



「大事なひとが倒れたのに救急車も呼べない――。ああ、これが犯罪者になるってことなのかって」


日本テレビ/2018年3月14日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第8話 [anone]

「ちょっと変っていうのはな、得体の知れない なにか が隠れてるときに感じるもんなんだよ」



「(ぼくは)なんの取り柄もない男です」
「自分の取り柄に気づいてるひとはモテませんよ。このひと、自分の魅力に気づいてないんだろうなあって、あたしが先に見つけたんだなあって、本人も気づいてない魅力を見つけちゃったときに、ひとはひとを好きになるんです」



「(結婚詐欺師が)こう言うんですよ。わたしは ひとを だまさない。だまされたい人間を見分けるのが得意なんだって」


日本テレビ/2018年3月7日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第7話 [anone]

「多数決で多数派になったこと、一度もありません。病気のウサギを返すか、面倒 見続けるかで全校投票になって、882対1で負けました。あのウサギのためにも、あたしは一生 少数派でいようと思ってます」



「ひとは我慢できないぐらい悲しくなると、怒ってることにして、悲しいのを減らすの」



「いいことしても、大事なひとが死ぬんだったら、悪いことしても、生きててくれるほうがいいの。そうしたいの。それで一生 牢屋 入ってもいいの」



「ぼくはね、これ(偽札づくり)を犯罪だと思ってない。金を稼いでいるひとは誰だって違うルールで生きてるんだ」



「願い事ってさ、星に願えば、かなうと思う? 願い事は泥の中だよ。泥に手を突っ込まないと、かなわないんだよ」



「大切な思い出って、支えになると思う。お守りになると思う。居場所になると思う」


日本テレビ/2018年2月28日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第6話 [anone]

「ぼく、バカだからさ、勉強のときにね、変な質問しすぎるんだよね。そしたらね、先生にぼくの声 聞こえなくなったの。そしたらね、みんなにも聞こえなくなったの。しゃべってもね、みんなに聞こえないからさ、学校 怖くなっちゃったんだよね」



「他人が(悪く)言うことなんか、気にしなくていいの。そんなひとはね、地獄に落ちるから」



「悪い子なんていないよ。そう決めるひとがいるだけだよ」


日本テレビ/2018年2月14日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第5話 [anone]

「夜 眠るとき、目を閉じるとき、もうこのまま目が覚めないんじゃないかって思う。今日、あとで、3分後、3秒後・・・電球の寿命みたいに、いつ自分が消えても不思議じゃないんだ。明日の話なんか遠すぎる。いつか、なんて3億年先の話と同じ」



「みかん鍋? いやいや、仮においしかったとしても、(あなた)ファーストキスはどこでする? ファーストキスが大西洋を渡る豪華客船の突端だったら、怖さが先に立ってキスのことは覚えてないでしょ。ハリカちゃんは生まれて初めての鍋なのよ。ね、初めてが みかんってことはないでしょ。初めての鍋は校舎裏でいいの。階段の踊り場でいいの。過剰なロマンはいらないの」



「この1万円札はE券と呼ばれています。ABCDEのE。最初の1万円札が発行されてからの、その5番目のバージョンということです。紙幣には敵がいて、戦うために常にアップデートされてきました。紙幣の敵――偽札のことです。(中略) なにがE券の最大の武器か。3つあります。透かし、凹版印刷、ホログラム。透かしには『黒透かし』と『白透かし』というのがあって、黒透かしは紙幣の印刷以外での使用を法律で禁止されています。凹版印刷――指先の感触で識別できるように、インクで厚みをつけています。日本に存在する凹版印刷機はすべて警察の監視下にあると言われています。この2点に関しては、民間の技術では(再現できません)(中略) ぼくはもうひとつの観点から偽札に向きあってきました。偽札には2種類あります。ひとの目をだます偽札と、機械の目をだます偽札。ぼくが取り組んできたのは、自動販売機、両替機、銀行のATM、これを突破するためのものです」


日本テレビ/2018年2月7日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第4話 [anone]

「オレもあいつも同じ道 歩いてて、(あいつ)ひとりだけ穴に落ちたんだ。どっちが落ちても不思議じゃなかった。あいつがしたことは、オレがするはずだったことかもしれないんだ」



「ずっと(幽霊が見えてる)っていうか・・・。鼻みたいな感じ? 自分の鼻って、見方によっちゃ見えるでしょ。鼻って、普段 気にしてないと全然 見えないけど、一旦 見えちゃうと、やたらと視界に入ってくるでしょ。そういう感じで幽霊が見えるの」


日本テレビ/2018年1月31日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第3話 [anone]

「うちの会社でいちばんの幸せ、なんだったか わかる? 終電で帰れる幸せだよ。オレは会社に殺される前に(局長を)殺しただけなのに、なんで警察に追われなきゃいけないんだよ」



「身代金目的の誘拐って、昭和ですよね。最近そういうの聞かないでしょ。(中略) いまはオレオレ詐欺とか、言ってみれば架空の誘拐によるリスクの低い方法が主流ですし」



「このひとは悪いひとじゃなくて、頭が悪いひとですから」



「オレは頭、悪くない」
「そう信じて疑わないひとは頭が悪いっていうの」



「生まれてきてよかったって思ったことないうちは、まだ死んでもいいってときじゃない」


日本テレビ/2018年1月24日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第2話 [anone]

「世の中なんて、どっかのバカが、つい うっかり倒しちゃったドミノ倒しでできてるんです。ちゃんとしてようが、してまいが、並んじゃったら負けなんです」



「社会からひどい目に遭わされたひとは、死ぬ前にすることがあるでしょ。・・・怒るんですよ」



「誰から生まれたかなんて、そんなに大事なことかな。ただお腹の中に10カ月いただけのことでしょ。あたしはゼロ才のときから、ずっと玲と一緒だったんだよ。だっこして、ミルクあげて、うんち取り替えて・・・。一緒に自転車 乗って、入学式 出て、お弁当 作って・・・。おかしいかな。自分が おかあさん だと思っちゃうじゃない。お腹の中にいたとか どうとかなんて、どうでもいいと思っちゃうじゃない。顔だって、19年 一緒にいたら似てくるもん。『そっくりね』って言われて、『そうでしょ』って答えてたもん。それをさ、一日だけ ふっと現れたひとが こわしちゃうの。『あたし、あなたの本当のおかあさんなんだよね』『メールアドレス交換しようよ』って――。簡単。10年、15年、ちょっとずつ積み上げてきたものを、簡単に、ちょーんってこわしちゃう。おかあさんを ただのおばさんに変えちゃう。紙に走り書きされたメールアドレスが おかあさんになる。生まれたときから ずっとつないでた手の感触が変わっちゃう。知らないひとの手をつないだみたいになっちゃう。仕方ないのかな。愛されてたって、愛してくれなかったひとのほうが、心に残るもんね。ひとは手に入ったものじゃなくて、手に入らなかったものでできてるんだもんね」


日本テレビ/2018年1月17日放送
【脚本】
坂元裕二
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anone・第1話 [anone]

「(『止まない雨はない』よりも)『雨は止んでも、また降る』――。そっちのほうがスッキリします。努力は裏切るけど、あきらめは裏切りませんしね」



「ひとはね、持って生まれたものがあるの。それを誰かに預けたり、変えられちゃダメなの。たしかに あなたは少し変な子だけど、でも それは あなたが “当たり” だからよ」



「(真面目に働いても、いいことなんて)ないよ。いいことあるひとは、最初からいいことありっぱなしなの。ないひとは、最後までないっぱなしなの」



「お金じゃ買えないものもあるけど、お金があったらツラいことは減らせるの」



「死にたい、死にたいって言ってないと生きられないからですよね。生きたいから、言うんですよね」



「大丈夫、大丈夫」
「大丈夫は2回言ったら、大丈夫じゃないってことだよ」



「誰だってね、過去に置いてきた自分っています。いまさら もう過去の自分は助けてあげられないんだから、せめて いまを・・・」



「大切な思い出って、支えになるし、お守りになるし、居場所になる――。そう思います」


日本テレビ/2018年1月10日放送
【脚本】
坂元裕二
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