マイ・セカンド・アオハル・第10話(最終回) [マイ・セカンド・アオハル]
「みんなが通る道より、自分の歩きたい道を歩きなよ」
「誰かに『すごい』って言われる建築より、目の前のひとに『ありがとう』って言われる建築がやりたいんです」
TBS/2023年12月19日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第9話 [マイ・セカンド・アオハル]
「大人って『(おまえは)ガキだから、わかってない』って言えば、なんでも ねじ伏せられると思ってるよね」
「自分の幸せより、好きなひとの幸せ。ひとを傷つけることより、自分が傷つけられることを選ぶ――。パパは わたしが これまで出会った中で、いちばん優しいひとなんです」
TBS/2023年12月12日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第8話 [マイ・セカンド・アオハル]
「(30代独身も)気楽で楽しいよ。まあ、死んでも結婚したいとかなら すればいいと思うけど、結局、ご縁と相性だから。あせってコンビニで買ったような男と結婚した女友達って、たいてい不倫してるか、離婚してるし」
「20代のころの わたしは、わらの家を建てる(『三匹の子豚』の)いちばん上の子豚だったんです。(中略) まわりの同世代が、レンガみたいにスキルやキャリアを積み上げてたとき、わたしは『こんなはずじゃなかった』って、わらの家で酒 飲みながらくだ巻いてただけなんで、まあ、当然っちゃ当然なんですけどね」
「10年以上、貯金やスキルを積み上げることなく怠惰に生きてきた過去を、いまさら なかったことにできるとは思っていません。でも、なにもしなかった30代は、なにもできない40代になってしまうから・・・」
「授かった才能を最大限に生かすのは、才能を持った人間の義務だ。一時的な感情で、才能をムダにするようなことはやめろ」
TBS/2023年12月5日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第7話 [マイ・セカンド・アオハル]
「全部 不器用で片づくのは高倉健だけですよ」
「万が一、つき合えたとしても、どうせ すぐフラれるよ。寛太、女心の解像度、20世紀のモザイク以下だから。なんも見えてない」
「言葉足らずっていうか・・・このひと、通訳いるな、みたいなひとなんです」
「ああ、いるね、そういうオジサン。そういうひとって、たいてい子供に嫌われてるよね」
「仲違いしたままでいて欲しくない気持ちはあるけど、あたしが動くと ムダに こじれる説あるしなあ」
「男のひとって、視線に愛情が出るじゃない? 彼、佐弥子のこと 見るとき、まるでポメラニアンでも見るような目で見てた」
「素直に話し合ったところで、わかり合えない相手もいる。でも、話すことさえ避けてたら、永遠にわかり合えないままだ」
TBS/2023年11月28日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第6話 [マイ・セカンド・アオハル]
「好きになった相手が自分のこと好きになってくれるとか、奇跡以外のなにものでもないんだが。わたし、前世 どんだけ 徳 積んだ?」
「10代、20代のころは、お互い『好き』イコール『つき合う』っていうのが自然な流れだったけどさ。大人になると、『好き』と『つき合う』は微妙にイコールじゃなくなってくるんだよなあ・・・」
「(お互い好きだとわかってるのに、むこうから なにも言ってこない?)佐弥子さん、相手を誰だと思ってんの。あの拓だよ・・・爆イケのくせに、アホみたいに奥手でヘタレの。いや あれは、ほっといたら還暦まで なにも言ってこない男なんだよ」
「パパは いいひと過ぎるんだよ。でも、女の子は いいひとを なかなか好きにはならない」
「天才とかカリスマが身近にいちゃうと、自信なくすんだよね。でも、(中略) 天才と自分 比べて悩むより、自分の強み 見極めて、それ 生かせる方向性 探したほうが、よくね?」
TBS/2023年11月21日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第5話 [マイ・セカンド・アオハル]
「(LINEしたけど返信がない?)でしょうね。1回目はオシャレして行ったらデートじゃなくて、2回目のデートはドタキャン。3回目のデートに元嫁 連れてこられたら、わたしなら すぐブロ削案件だよ。今生の別れだよ」
「妻子がいるのに女漁りしてさ、都合が悪くなったら、謎の上から目線で逆ギレだよ。しかも、一回りも年下の女の子に。学生時代 モテなかった男ほど、社会人になって小銭 持つと、調子こくんだよ。もう、イキリ陰キャの爆誕だよ。(中略) 若い女の子 もてあそんで、悦に入ってさ。同世代(のわたし)から見ても、ホント、気持ち悪いよ」
「まわりの友達がカフェ代すら割り勘して、オモチャみたいなアクセサリー もらって喜んでるときに、いい店 連れていかれて、高いアクセサリー買ってもらって・・・悦に入ってたのは、わたしのほう。拓のときだって、そうだよ。つき合う気なんて さらさらないのに、好かれてるのが気持ちよくて、(わたしは)思わせぶりな態度とってた。ほんと、性格 悪いよね。男で承認欲求 満たそうとか、頭 悪い女が いちばん やりがちなことなのに」
「フラれたから涙が出るんじゃないよ。傷ついた自尊心を回復させようとしてるだけ。キイナちゃんは自分のために泣いてるんだよ」
「そこそこの大人が、打算抜きに ひとを好きになれるのって、ものすごくレアケースだよ。ま、どうするかは、さやぴ次第だけど。30過ぎたら、恋は贅沢品だからね」
TBS/2023年11月14日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第4話 [マイ・セカンド・アオハル]
「ひとって、ちゃんとその都度、自分の気持ちに向き合わないと、負け惜しみと言い訳ばっか うまくなっちゃうんだよね」
「好きなものは、ちゃんと『好きだ』って言わなきゃダメ。欲しいものを手に入れるのは、いつだって『欲しい』って大声 上げたやつなんだから」
TBS/2023年11月7日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第3話 [マイ・セカンド・アオハル]
「(キスしてたんじゃなくて)鼻くそ取ってもらってただけだよ」
「なんだよ、その偏差値30みたいな言い訳は」
「あのね、年下の異性に、弟だとか、妹だとか言うやつは、100やましい気持ちを抱いてるって、進研ゼミでやったろ」
「東京で10年以上OLをやってて、いったい わたしは なにを手に入れたんだろうって、考えてたんだけど・・・なけなしの生活費だけだったわ。わたしは10年以上、なにも学ばず、なんの成長もせず、なんの結果も出せなかった。わたしの人生、完全に周回遅れだよね」
「結局は、いま やるべきことを きちんと見極めて、粛々と積み上げていくしかないんだと思う。なりたい自分を作るのは、いまを頑張った自分だけだから」
TBS/2023年10月31日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第2話 [マイ・セカンド・アオハル]
「告白の途中でゲロ吐いた女(のこと)なんて、年金受給者になるまで忘れるわけねえだろ」
「社会人になると、自分の好きなようにやったら、たいてい怒られるから。少なくとも、OLはね。だから、失敗しないやり方とか、怒られない方法っていうのを、選びがちなんだよ」
「大人になるとさ、経験値が上がった分だけ、失敗を恐れるようになるでしょ。その結果、ひとは守りに入る。そのほうがラクだから。でも、ラクなことだけやってると、飽きちゃうんだよね。失敗しない代わりに、あらゆることが『作業』になって、その結果、生きること そのものに飽きてしまう」
「大人に なればなるほど、バカにされたり、恥かく経験を、積極的にしていったほうがいいと思うんだよね。年食っただけで、偉くなった気にならないため。老害って言われるひとは、大体これだから」
「最初は うまく やれなくていいんだよ。簡単なことより、難しいことのほうが、長い目で見たら面白いし」
TBS/2023年10月24日放送
【脚本】北川亜矢子
マイ・セカンド・アオハル・第1話 [マイ・セカンド・アオハル]
「食べるのに困らない程度に、低く安定した生かさず殺さずの生活は、人間のあらゆる意欲や向上心を削ぐ」
「いろんな『こんなはずじゃなかった』に折り合いをつけていくのが、年を取るってことだからさ。生きてりゃ、色々あんのよ。そのひとサイズの『いろいろ』が」
「生きてるっていうより、死ぬまでの消化試合みたいな感じ」
「実は、わたくし、貧乏という持病を抱えておりまして」
「大学は勉強だけする場所じゃない。授業より、それ以外で学ぶことのほうが圧倒的に多いんだよ。時間の無駄づかいとか・・・。時間の無駄づかいって、ある種の青春だと思わない?」
TBS/2023年10月17日放送
【脚本】北川亜矢子