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フェルマーの料理・第10話(最終回) [フェルマーの料理]

「限界なんていうものは、この世に存在しない。料理にも限界はないし、正解とか、真理なんていうものも存在しない。(中略) もし仮に料理の世界に真理というものが存在するなら、それは いつまでも、どこまでも、究極のレシピを追い求める料理人の姿そのものを指すんだろうな。オレはそういう永遠に続く道が見えたから、プレイヤーから降りた。その先は、かい、おまえが歩んでくれると信じたからだ」


TBS/2023年12月22日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第9話 [フェルマーの料理]

「もう一回、立ち上がればいいじゃないか。挫折ができるのも、人生の素晴らしさだ。何度だってやり直せる。取り返せる」



「ジビエというのは、はかなくて美しい。尊い命を奪う代わりに、肉から内臓、骨や血液に至るまで、すべての部位を余すことなく料理に使い、生命への感謝を捧げる、気高くて、特別な料理だ」



「なにかを作り上げるということは、受け継いでいくことだ。北田がくという後継者ができた以上、朝倉かいは料理の歴史において、その役割をまっとうしたんだ」


TBS/2023年12月15日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第8話 [フェルマーの料理]

「この世界を極めたいなら、孤高を突き詰めろ。誰も信じるな。自分のアイディアで道を切り開いていく世界では、家族も、友人も、必要ない。すべてが甘えになっていく。そのせいで凡庸になっていった料理人たちを たくさん見てきた。わかるか、凡庸――なにも優れていない、この世の悪ってことだ」



「オレにとっての神、それは あなたです。なんにもないオレに、料理という生きる術を与えてくれた。あなたがオレを生み出した。でも、いま運命のほうの神様が、オレにイタズラを仕掛けたわけです、病気というね」



「オレは料理の歴史を『オレ以前』と『オレ以後』に分断したいと思ってます。料理人として死を迎えても、店やレシピは死なない」


TBS/2023年12月8日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第7話 [フェルマーの料理]

「ダーツってね、身体能力 関係なく、まったく同じ投げ方をすると、必ず同じ場所に行くっていうゲームなんだ。投げ方を再現する際に、そのズレはすべて数で表してくれるっていう理想の構造だよ」



かいは その才能と実力で、みんなを魅了し、圧倒し、引っ張ってきた。あいつに なれなかったオレは、縁の下の力持ちをやるしかなかった。(おまえは)オレになるな。朝倉海になれ」



「ぼくの武器は数学です。でも、それ以上に弱点があります。言葉が出てこないんです。数学をやってる人間にありがちなんです。頭で考えてること、心で思ってることを、うまく伝えることができなくて・・・」



「人間は誰かの背中を追いかけてるとき、無我夢中でいられる。その誰かの後ろをついて行けばいいからラクなんだ。ただ、その誰かが いなくなったとき、そこから続く頂点までの道のりは自分ひとりで切り開くしかない。圧倒的な孤独だ。(中略) 孤高ってやつだ。その言葉に打ち勝つ人間だけが、真理にたどり着ける」


TBS/2023年12月1日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第6話 [フェルマーの料理]

「ぼくは絶対 適当にしちゃいけない大切な部分を、適当に ごまかしちゃっていたんだ・・・まるでπパイを3にするみたいに。円周率です。計算しやすいように、適当に3でいいじゃんって言うひともいますけど、そんなことしたら、円周の長さと、そこに内接する正六角形の周の長さが同じになっちゃう。そんなの、いいわけがない」



「このスープは水分が多い食材で作られている上、油脂が使われていない。したがって、温度が下がりやすい。パーティ会場で式典を見ながら食事をする場面を考えろ。おまえは注いだ瞬間からどんどん魅力が下がっていく料理を提供するのか。料理を提供する場を想定しない料理人など、独りよがり以外のなにものでもない」



「スー シェフになってからのおまえは、新しいレシピを考えなくなった。シェフってのは、いつも、いつまでも、創造を続けなくちゃいけないんだ。考えることをやめたとき、おまえは止まったんだ」


TBS/2023年11月24日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第5話 [フェルマーの料理]

「仲間と励まし合って成長? 違うだろ。この世界で頂点を目指すなら、自分自身の成長がすべてだ」



「本当にどっちも友達か? ホントか? 『いまは まだ友達』とか、『友達だと思ってのは、ぼくだけだった』とか、そういう展開ないのか」



「時代が価値観を変える。時代が常識を変える」


TBS/2023年11月17日放送
【脚本】
三浦希紗/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第4話 [フェルマーの料理]

「厨房っていうのは、体がデカくて、体力がある人間が使うことを前提に作られてきたんだ」



「導きたい正解があれば、あとは逆算して解いていくだけ。だいたいの物事は そういうふうに できてる」



「顔も知らない、会ったこともない客に、料理を出し続けるのがプロだよ。プロと素人の違いは、いかに おいしい料理を作れるかだけじゃない。(中略) いかに自分の料理を作れるか」



「自分の料理を作る――。そこに たどり着けたことは、ほめてやる。ただ、プロってのは それだけじゃ通用しないんだ。自分の役割の中で、自分の料理を作らなくちゃいけない」


TBS/2023年11月10日放送
【脚本】
三浦希紗/【原作】小林有吾
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フェルマーの料理・第1話 [フェルマーの料理]

「(フォークの温度は)45度です。食べるひとが手に取ったとき、『温かい』と『熱い』の境目になる45度に熱して出す――。洋食を作るときには、毎回やっていることです」



「おまえは数学の世界では脇役、モブキャラだ。が、料理の世界では違う。メイラード反応――アミノ酸と糖が過熱され、香ばしくなる この現象は、料理人には常識だ。でも、そんなものを知らないはずの おまえが、当然のように これを使った。凡庸な料理人じゃ決して思いつかないアイディアを、数学的な観点でひらめいた。(中略) おまえの数学の才能は料理のためにある。ここで終わる気か、主人公」



「オレたちは神じゃない。人間だ。高いところに登れば登るほど、人間は孤独になってくる。脇役すら必要なくなる」


TBS/2023年10月20日放送
【脚本】
渡辺雄介/【原作】小林有吾
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