タリオ 復讐代行の2人・第6話 [タリオ]
「復讐代行といっても、うちは殺し屋じゃない。(道徳の話ではなく)経済のお話です。報酬に対してリスクが高すぎる」
「現代人は いつからか、ネットに自ら進んで個人情報をさらすようになりました」
「やられた分だけ、やり返すなんて、人間は感情まかせの動物じゃないんですよ。法律はもっと理性的でないと」
「先に片目をつぶされた側は、両目をつぶさないと気がすまない。しかも、それで終わりじゃない。両目をつぶされた側は、復讐するなら両目だけでなく、全部の歯を折るぐらいしないと気がすまないだろう。そんで、そん次は・・・。もう言わなくても わかるだろ。人間の復讐心は、同じだけじゃ満たされない。やられたことを上回る仕返しをして、ようやく気が晴れるんだ。『目には目を、歯には歯を』ってのは、『感情まかせに復讐しろ』って法律なんかじゃ なかったんじゃないか。逆に『復讐するなら、同じまでにしとけ』って、おまえが言うところの理性的な法律だったんじゃないか。本当に感情にまかせることを許したら、終わりなく応酬し合って、果てしなく拡大していく。それが復讐ってもんで、人間という動物の習性なんだ」
「世界がアンフェアなのは間違いない。ただ、それ以上に人間て生き物はアンバランスだ」
「復讐心を抱えたまま生きるには、エネルギーがいるんだ・・・人生まるごとムダにするほどのな。ほっといても、たいてい途中で(憎しみを)手放すさ」
NHK/2020年11月13日放送
【脚本】徳永富彦
マネキン・ナイト・フィーバー・第6話(最終回) [マネキン・ナイト・フィーバー]
「ひとは変われるっていうけど、変われる部分と、絶対に変われない部分がある。でも、その変われない部分が、個性だと思う。その個性を認めてくれない世の中がある。弱点とも言われる」
「人間はみんなツラい。楽しそうに生きてるひとも、みんなツラい。(中略) みんなしんどい。それが人間。だけどさ、しんどくてもさ、ツラくてもさ、前に進んでさ、そうしたら、きっと出会える・・・仲間に」
「一緒に笑って、楽しめるだけが仲間じゃないって気づけたよ。一緒に怒れて、一緒に泣けて、一緒に悔しがれて、嫉妬したり、ミジメな自分を見せられるひとが、本当の仲間」
日本テレビ/2020年11月12日深夜放送
【脚本】青葉大地
ルパンの娘2・第5話 [ルパンの娘]
「愛は奪うものなんかじゃない。傷ついて、傷つけて、たくさんの時間をかけて育っていくものさ。たとえどんなに遠く離れても、育った愛は決して消えない。終わらない。誰にも奪えない。男たちを手玉に取って、手下にしてるような あざとい あんたに、一生かかったって つかめやしないよ」
フジテレビ/2020年11月12日放送
【脚本】徳永友一/【原作】横関大