どんぶり委員長・第5話 [どんぶり委員長]
「誰かを喜ばせることができれば、それが なんであれ、人生は豊かになるってこと。それが わたしにとっては料理なんだけど。おいしい料理を作ることができれば、それを食べたひとが笑顔になる。5人前の料理を作れば、5人のひとが笑顔になる。それって、スゴイことじゃない?」
BSテレ東/2020年11月21日深夜放送
【脚本】池田テツヒロ/【原作】市川ヒロシ
さくらの親子丼3・第6話 [さくらの親子丼]
「腐るんじゃないわ、発酵するの。腐るっていうのは、自分の身をくずして、まわりをダメにしちゃう。でね、発酵っていうのは、自分を生かして、まわりのものも おいしくすんの。(中略) 真由子ちゃんはね、いま腐るか、発酵するか、とっても大事なところにいるの・・・あんたもね。腐らしちゃダメだよ、自分もまわりのひとも」
フジテレビ/2020年11月21日放送
【脚本】清水有生/【原作】清水有生
閻魔堂沙羅の推理奇譚・第4話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]
「あたし、ホントはバドミントンなんて興味なかったんだよ。父親が元選手で、3つ上の姉もやってたから、なんとなく わたしも始めただけ。大会で勝てばうれしかったし、チヤホヤされるのも気分がよかったから選手になったの。でも、世界を目指しはじめてから、少しずつ怖くなってきた。努力しなきゃ勝てないし、努力しても勝てないかもしれない。いい気分でいられる場所を失うのがイヤだった。南緒や ほかの選手に追いつかれるのが許せなかった。でも、『だから、やめる』って言い出す勇気もなくて・・・。(ケガをした)あのとき、やっぱりホッとしてたんだと思う。逃げ出す言い訳ができたから」
「重要なのは、勝ったか負けたかではなく、(負けるかもしれない)その恐怖に正面から向き合い、戦ったか否か。負け犬だなんて、ずうずうしい。あなたは ちゃんと負けることすらできなかった、ただの臆病者です」
「のろまなカメが勝てるのは、ウサギがサボってるときだけだよ」
NHK/2020年11月21日放送
【脚本】古家和尚/【原作】木元哉多
注)2段目:実際の台詞は 「あなたは負け犬だなんて、ずうずうしい。ちゃんと負けることすらできなかった、ただの臆病者です」 でしたが、こちらの判断で 「あなたは」 の位置をずらしました。
先生を消す方程式。・第4話 [先生を消す方程式。]
「『賢いひと』と、『賢いと思ってるひと』は違います。自分で賢いと思っているひとは、まあまあ賢い。でも、本当に賢いひとは、自分のことを賢いとは思ってない。厄介なのは、自分で賢いと思っているひとが、なにかの力を持ったときです。(中略) それは武力であったり、権力であったり・・・。自分が賢いと思っているひとは、その力を世の中のために役立てるのではなく、自分がいちばん上になるために、上でいつづけるために、その力を使うんだ」
「賢いと思っているひとというのは、その賢いと思ってる頭脳を使って、情報を操作したり、ひとのメンタルを見抜き、コントロールし・・・つまり、ひとを支配して、自分が上に立とうとする。(中略) ですが、残念ながら、自分がいちばん賢いと思っているひとは、自分が住む世界がどれだけ小さいのか気づいてない。大海を知らない蛙――。自分が住むその世界から外へ出たとき、いつの間にか、自分よりも賢いひとと出会い、そのひとの下についてることに気づけない。賢いと思ってるけど、その上の賢いと思ってるひとにコントロールされてることに気づかない。だから、賢いと思ってるひとは、結局、イコール バカなんです」
「『人生に起こることは、すべて意味がある』って言うひともいる。(中略) 意味があるかどうかは、残されたひと次第で・・・意味があったんだと、意味づけてあげることが大事なんだ」
テレビ朝日/2020年11月21日放送
【脚本】鈴木おさむ