SSブログ

閻魔堂沙羅の推理奇譚・第8話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「わたしにとって、死者復活のゲームとは、人間の可能性への確認。ひとは背負った運命、宿命や業に対して、どれだけ  あらがうことができるのか――。人間は弱くもあれば、強くもある。立ち向かう者もいれば、逃げ続ける者もいる。過ちを重ね、大切なことを見失い、限りある生を浪費し、やがて死をむかえる。そして、あなたたちはこの場所にやって来る。その人生にふさわしい審判を下される。ここでは、犯した罪は必ず裁かれるのです・・・人間の世界とは違って、確実に」



「みんなが敵に思える――。それが あなたの生き方の、最大の間違いです」



「あなたは人殺しの娘という世間からの逆風に負けまいと、気を張って生きてきた。しかし、理解すべきです。自分のことを認め、助けようとする人間がいることを」


NHK/2020年12月19日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

先生を消す方程式。・第8話(最終回) [先生を消す方程式。]

「ひとに恐怖を与えるときに必要なもの――暴力と権力。でもさ、それだけじゃ、ダメなんだよね。自分の中にあるさ、勇気から正気を抜く行動をすることが大切なんだよ。だってさあ、大好き先生をさ、階段から突き落とすなんて正気じゃないよね。ひとにできない行動をとれるやつがさ、ひとに恐怖を与えられるってことに(ぼくは)気づけたんだよ」



「ひとを好きになることと、愛することは、似ているようで違います。ひとには2種類います。誰かを愛したことがあるひとと、誰かを愛したことがないまま死んでいくひと――。結婚したって、子供がいたって、本気で誰かを愛したことがないひともいます。本気でひとを愛したときに、言葉では言い表せない感情で体が覆われる。好きとは違う、その気持ち――。誰かを愛するということに気づけたときに、人生の色が増えていく。誰かを愛するということは、人生にとって、とてつもなく素敵なことだ。(中略) 自分が愛してるのに、その愛を向けられないことは、地獄だ。でも・・・でも、地獄だとしても、愛することを知った人間は臆病になれる。弱さを知る。さびしさを知る。だからきっと、ひとに優しくなれる」



「どれだけ殴っても、おまえは反省なんかしない。安心しろ、オレは おまえを殺さない。オレも、刀矢とうやも、弓も、なぎも、りきも、もう みんな おまえなんか怖くない。いいか、人生でいちばんツラいのは、孤独だ。刀矢たちは おまえを殴らない。その代わり、全力でおまえに孤独を与える。(中略) おまえが なにをしたのか、警察に行き、罪を認め、償おうとしなければ、オレたちは正義を持って、全力でおまえをイジメる。罪を犯し、反省する気のない者に、オレはそうしてもいいと思ってる。おまえが なにをしたのか 世に広め、ネットに拡散し、孤独に生きるしかないように追い込む。これは復讐じゃない。生徒から先生へ、生徒から おまえへの教育だ。教育は先生から生徒に与えるもの? いや、違う。生徒から教育される先生もいる。おまえが そうだ。孤独に苦しめ。孤独に生き続けろ。それは地獄だ」



りきちからで開かない扉はたくさんある。その扉が開くとしたら、知恵と愛だ。薙、なにもなくなったときに残ったものを信じろ、そこにある愛を死ぬほど大切にしろ。そこから もっとたくさんの花がひらく。弓、たくさん恋しろ。無様に、たくさん恋して傷つけば、きっと愛にたどり着く。そのときの弓は最高にきれいだ。刀矢、自分の後悔は一生 消えることはない。たくさんの愛を知って、本当のリーダーになれ。(中略) めい、弱さを知る者がいちばん強い。おまえのおかげで二度 生きれた。ありがとう」


テレビ朝日/2020年12月19日放送
【脚本】
鈴木おさむ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

あのコの夢を見たんです。・第12話(最終回) [あのコの夢を見たんです。]

「特別じゃないやつなんかいるか。戦う場所に立てたら、それだけで特別なんだ。立ち上がれたら、それだけでも特別なんだ。勝手に卑下するな。(中略) 足りなかったのは、踏み出す勇気だけ」


テレビ東京/2020年12月18日深夜放送
【脚本】
大九明子野村有志/【脚本監修】山里亮太/【原作】山里亮太
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ