アイのない恋人たち・第2話 [アイのない恋人たち]
「自分のこと、つまんない女とか言うなよ。自分で自分の価値 下げて どうすんだよ。つまんない人間てえのはな、ひとのことを平気でバカにしたり、傷つけたりするやつなんだよ。(中略) あんた、そんなことする人間か? 違うだろ。だったら、自分の悪いところばっかり見てないで、どうやったら変われるか考えろ」
「あんたがやってるのは、ツバメの巣で口あけて、エサ 待ってるヒナと同じじゃないか。それで親が見つけてくれた高学歴 高収入の男と お見合いするからハッピーです? 冗談じゃない。愛って、そんなもんじゃないだろ」
「淵上さんって、人工知能みたいですね。こっちの望んでる言葉をうまく選んで、ソフトに振る舞ってるけど、実は ひとの気持ちなんか、全然わかってない。(中略) わたしは ただ誰にも言えない不安とか聞いてほしかっただけで・・・(中略) なのに、なんで おすすめの音楽とか聴かなきゃいけないんですか」
「考えろ、どうすれば相手が喜ぶか。その時間が長けりゃ長いだけ、自分にとって大切な存在ってことだ」
「いままでムダだと思ったことを楽しめるのが、『恋愛』というものかもしれない」
テレビ朝日/2024年1月28日放送
【脚本】遊川和彦
さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~・第3話 [さよならマエストロ]
「山登りと同じです。楽譜を読むことも、楽器を奏でることも、一歩一歩 目の前の音を楽しんでいれば、気づいたときには小高い丘の上にいて、麓に広がる美しい村が見えます」
「いちばん大事なのは、心から歌うことです。きみのトランペットには優しい歌心がある。歌うトランペットには、誰も かないません」
「人生のほとんどを頭の中で音楽が鳴ってるような時間を過ごして・・・嫌気がさして離れても、触れてしまったら最後、思い出す。それでしか味わえない感覚を。素晴らしい演奏を聞けば余計に。どうしようもなく、心が渇く。地獄に落ちるとわかっていても、止められない。奏でたくなる・・・自分の音を」
TBS/2024年1月28日放送
【脚本】大島里美
※ 3段目は2名による連続した台詞(モノローグ)をつなげたものです
王様戦隊キングオージャー・第46話 [キングオージャー]
「死者をたたき起こして、戦わせるなんて、物語でも書きたくない邪悪だ」
「この鎌は おまえの命を刈り取る。こんな醜い力、おまえにしか使わない」
「仲間の死を悲しむ心があれば、誰かを傷つけることもなくなるだろ?」
「(永遠に)死なないって、生きてるって言えるのかな」
「あなたを見て、確信した。死の克服は医療の夢じゃない。死を忘れた者は、きっと あなたと同じ末路をたどる・・・死を求めて、死をばらまく化け物に」
「永遠は寂しすぎる。とても生き物には耐えられない」
「生を全うするために、医療はある。死があるから、生きることは美しいの」
「物語には ひとつだけ なくてはならないものがある。『これで、おしまい』だ」
「どうして、夕焼けって美しいのかしら」
「ほんの一時の儚いものだからさ」
「命も同じね」
テレビ朝日/2024年1月28日放送
【脚本】高野水登