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ブラック校則 [映画]

「(バイト禁止なんて)創楽そらまでそんなこと言う? 許可を出すのは学校じゃない。親でもない。まぎれもなく、自分自身なんだよ――。あの子と話したいけど、勇気が出ない。あんな服 着たいけど、他人から どう思われるんだろう。夢があるけど、追うのは無謀かな。そんなとき、自分に許可を下すのは誰だ。自分自身だろ」



「オレたちは自由だ。しかし、それはリバティというものではない。リバティとは能動的。つまり、勝ち取るべき自由。不自由な状態からの自由。な、違うだろ。違うだろ。違うだろ、違うだろ。オレたちはフリーダム。(中略) フリーダムとは受動的。つまり、わざわざ つかみ取るものではない。そこにあって、当たり前の自由。な、オレたちがフリーダム、つまり “自由はそこにある” ってことを証明してみせる(んだ)」



「下手くそなりに、うまくなろうってのなら(ギターがうるさくても)我慢できるけど、まったく そんな気ないじゃん。だいたい、お兄ちゃんみたいなネクラはさ、実は家では一心不乱になにかに打ち込んで、着実に積み重ねて一定の成果を上げて、やっとチャラだよ。それを『実は なにも できません』って、そのままじゃん。小学生のころは算数ができたってだけで、数学者になるとか言い出してさ。中学 上がって、数式にアルファベットが入っただけで、親近感なくなったとか、訳わかんないこと言い出して、成績がた落ちで。今度は落ちこぼれに優しいパンクロックに はまって、ギターを買ってもらってさ、ロクに練習もしない。だいたいさ、歌ってるひとたちは、みんな積み重ねてきたし。そもそも、お兄ちゃん、切実に打ち込むほど、本気でなにかを好きになったことないでしょ」



「人間にルールがなければ終わるわよ。束縛と安定、常に紙一重なの」



「満身創痍でジタバタしてる人間を冷笑する風潮。『いいね!』の数を求め、さまよい、歩くおまえら、まるで夢遊病。『普通そう』という価値観に、がんじがらめで かわいそう。出ても、引っ込んでも、打たれる 横並びの美学に果たし状」



「われわれ(学校関係者)は あなた方を立派な人間に育てようなどとは思っていません。それは各々の家庭でやってください。ただし、こちらも指導はしなければいけません。はみ出した者にペナルティを与えるのが、こちらの仕事です」


WOWOW/2020年9月5日放送(2019年11月公開)
【脚本】
此元和津也
当ブログはテレビドラマに限って台詞を採録していますが、ドラマの延長線上に作られた映画についてのみ、テレビ放映(CSを除く)された段階で採録の対象にしています。
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